2013/04/14

「K for KIRIE」7日目・最終日/お出かけありがとうございました!







東京・西荻窪のギャラリーみずのそらでの個展「K for KIRIE」終了いたしました!
沢山のおでかけ、どうもありがとうございました。そういえば、搬入日に入り口に 
この文字を作るとき、書き終わると同時にテープを使い切ったのでした。無駄なく。












K for KIRIE」に短歌と文章を書いてくださった雪舟えまさんに差し上げた作品。
初めて彼女の作品に出会った短歌をイメージして、熊の切手からチョキチョキ。


うれいなくたのしく生きよ娘たち熊銀行に鮭をあずけて  雪舟えま


会期中、えまさんは朗読会を開催してくださいました。声で聴く短歌や、文章は
文字で読むそれとはまた印象が異なり、いうなれば、すうっと流れ込んでくる、
水のような印象でした。流れ込んで、染み渡っていく水。          
 




動画冒頭部分が「K for KIRIE」のために書かれた短歌と文章です







写真・奥(入り口近く)に写真から切り出した作品。手前には
お子さんにぴったりサイズの読書席を作りました。     


      
      現在、入手困難な初絵本「かげはどこ」や「しょくぶつえんのまいご」
     も閲覧していただき、欲しいといってくださる方もいて。嬉しかった
      です。外国語版はあるんですけどねー、日本でも単行本、出たら嬉しい
いんですけどねー。ねー。と。笑いながら話す。   






こちらは、写真家から切り出した作品。花の写真から、ポニーテールの女の子や、




緑の葉っぱから母娘の人物像が。ちなみに、素材の写真も辻恵子が撮影しました。
めずらしく、大きめのサイズの作品。もう一つ、大きい作品は、新聞紙から:  









…このヒトでした。 :) 裏は野球の記事です。







作品が展示された壁の下部は窓になっていて、中庭の浅い池や、植物の緑が見える素敵な画廊です。今までに
作ってきた様々な素材:写真、切手、新聞紙、絵の具、そして切文字作品(ゼロから15まで)と、勢揃いで、
じゃーん!と一堂にお見せした感じでした。昨年・音楽イベントのチラシで初めて発表した、マスキング  
テープを素材にした作品も、登場。展覧会で発表したのは初めてのことでした。来場くださった方に、いつか
素描の展覧会も見たい、と言って頂いて、いつかできたらいいな、と想像したり。貼り絵、ペインティング…
構想は広がります。                                        





昨年、制作した意思表明文。全部切り文字で、というのは、このチラシと「K for KIRIE」(展覧会で
なく本のほう)のアートディレクション・デザインを手がけてくださった佐藤温志さんのアイデア。 
なんでも、アラーキーが写真家宣言した時にこうやって手書きの文章を公表したのだとか。     





初の自主企画の出版物「K for KIRIE」も、予告通り、無事に刊行できました!
初版・300冊でシリアルナンバーを入れたのですが、お買い求めくださる方の 
選び方も興味深かった。誕生日だとか、購入時の年齢だとか。       





さいごに、個展「K for KIRIE」会場に掲示した略歴と、ご挨拶の表示。
こういうの、会期が終わると棄ててしまって自分でも覚えていないので 
記録がてら、ぱちり。                      





展示活動開始から15年目の春、自主企画の 
出版物・第一号、『K for KIRIE』を制作。 
ゆっくりとでも、 1 、 2 、 3 と     
続けていこうと思っています。      



          辻恵子




今回の展覧会出品作の一部は6月〜7月に京都・三重のメリーゴーランドで
開催される辻恵子個展「あるでんててん」でも展示予定です。     


ご来場くださった皆様、ご協力頂いた皆様、再度お礼を。       
どうもありがとうございました!                  






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