2015/09/01

個展準備日記:和紙えらび/旅立った我が子(作品)を想う






個展に向けて、いろいろ素材探し中。先日はツルツルのケミカルなものだったけれど
本日の素材探しは、手漉きの和紙。じっくり時間をかけて紙を数枚選ぶ。同じよう
同じ大きさの紙も一枚一枚個性がある。静かに紙と対話/選ばせて下さった。とても
デリケートな品なので(折らぬよう、汚さぬよう)緊張感もありつつ。私が探して 
いたのは白い紙だったけれど、紙舗直「らしい」のは割とワイルドというかザラッ・
ゴワッとしてブワッとペイントした(抽象画のように色みを入れた)紙。これを  
切り絵したら楽しいだろなーと感じつつも、個展用なので、自分で色を乗せる。  
    ↓





辻恵子 第40回個展「A Heaven in A Wild Flower
会期/2015年10月3日(土)~10月12日(月・祝)*10/5(月)6(火)休み
会場/ギャラリーみずのそら(東京・西荻窪)







家での作業が続くと、運動不足になるので、用事ついでに、お出かけ。
もうすぐ案内状ができてくるので、クロネコさん(配送)の問い合わせ
だとか、色々。紙屋に向かう道端の景色が黒、黄、緑。きれいだった。




そしてポストの赤。ロボコンみたい。ちょっとかわいい。
ところで、ポストの写真で思い出したのですが、こんど 
出る手紙についての本に取材していただきました。   
デザイナーの友人が、手紙といえば、と思い出してくれた
ようでした。今はそんな、沢山書かないけどね、案内状を
出す用事があるので、個展の分だけ筆まめかもしれない。
表紙の下半分には、私が作った封筒も写っています。  

手紙のある暮らし -手書きだからこそ伝わる大切なこと-







ところで:


個展前は大掃除のようにアレコレひっくり返すので、不意に「お久しぶり」の
ものが出てくる。美術作品、けっこう「所蔵」してるのか、私。いつ、何処で
手に入れたんだっけ、検索したら分かるかな。と、SNSに助けを求めると、 
空中線書局・未生響さんの作品だそう。「瞬時、誰でもないものになり   
すべてであることを夢みよ」。時々覗いてみよう、この「日々の鏡」。   









そういえば、むかし、f分の1での個展(コレコレの時)に、老婦人が私の絵を
みて「人に頂いて持っている絵は、あなたの絵だったんですね」と言われた 
ことを思い出す。自分の子供のような作品も、購入者の手を離れて人の手に  
渡ったり、そもそも私の絵も知らない人のオウチの一部になっていたりする  
のは、不思議だ。見知らぬ空間、少しだけれど(アレとかコレとか、パピエ展
キキ展の作品、ヤルンバの原画など)外国にだってあったりする。二度と   
会えない可能性が高い我が子ら。かわいがって頂けていますように。     











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