ひさしぶり…ではない大阪へ、出かけてきました。二人展のため、10/1まで滞在
していたのです。まさかこんなに間髪あけず来ることになろうとは。しかも大阪→
東京→ オランダ→ フランス→ オランダ→ 東京→ 大阪→ 東京、という10月!
打ち合わせのため、初めての遠距離日帰り出張です。いい眺め。メールや電話での
やりとりだった方と「初めまして」をして、色々な案を出していく。実際にお会い
して話をすることって大事だなあ、と、しみじみ感じる。
中之島フェスティバルタワーからの眺め。
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打ち合わせが終わり、先日の二人展の会場だったondo(*)へ向かう。同じビルの
開店していた。パン屋に来る人が画廊(ondo)に、画廊に来る人がパン屋に…と、
そうやって街はおもしろくなっていくんだろうな。(…と、蔵前のことなど想う)。
ハロウィンのオバケも、カメラの方は向かず、美味しそうなパンに釘付けでした。
さて、3Fのondoへ上がります。出張の目的だった打ち合わせ場所と、近所で
今回の出張のお仕事の方が声をかけてくださったのでした。よいご縁をありがとう
展覧会を開催中で、その偶然に驚きました。不思議なこともあるものだ。
大阪では、ondoとBeyerにてお求め頂けます。少数づつの納品のため、最新の
在庫状況は、各取扱店にご確認ください。よろしくお願いいたします。
思う。そういえば、二人展の初日の翌日に帰京し、翌々日に欧州へ旅だったった。
強行スケジュールだったけれど行ってよかった!自信になりましたと話す。ondoの
チラシ置き場で頂いた写真右のチラシは、永井一正さんのデザインなのだけれど、
いいな、日本のデザインだ、と欧州のアーティストへのお土産の一つにしました。
ondoは、11月に東京・神楽坂に出来るという「かもめブックス」のギャラリーの
ディレクションを担当なさるとか。次で会うのは東京ですね!と言って別れる。
ondoの近くの橋からの眺め。以前個展をしたiTohenにも行きたいけど〜今日は
まっすぐ東京に帰ろう。でも、せめて少し観光:大阪駅までは散歩をしよう。
角を曲がると、ひゅーっと長い影。私にとって初めての絵本作品「かげは どこ」の
ワンシーンみたい。2003年、木坂涼・作、福音館書店の月刊絵本として刊行された
この本は貼り絵で作りました。今日の打ち合わせのお仕事も、貼り絵作品での製作に
なりそう。初めての個展が、決まったとき、手元に作りためてあった切り絵作品が、
他の・ペインティングとかよりも「私らしい」と思って展示をしたけれど、切り絵で
ない他の絵も、封印したわけではない。辻恵子=切り絵の人だよね、となったら、
あとはもう、何をしてもいいや、とおもっていたの、今がその時かもしれない。
これからもう、切り絵をしないよ、とかいう極端な話ではなくて。
↓
後日追記:スタイルアサヒは、のちほど切り絵での制作に方向転換。
さんに)御覧いただいて、朝ドラ「とと姉ちゃん」のお仕事は貼り絵
で制作、という不思議な「巡り巡って」でした。2016年6月・記
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大阪駅に向かう道すがら。川の水面に写る夕日が、ビカーッ!!と派手に光りを
放っておりました。欧州旅の初めと終わりもそうだったけれど、最近、太陽が
気になります。*飛行機が着陸する間際、に太陽がご登場x2、という光景。
大阪駅のホームでも、右を見ればオレンジ色の空、左は青色、そして上空に
低空飛行で飛行機、という光景に感動していました。新大阪駅では三重の
赤福(東京ではなかなか買えません)を買う。金曜日の夕方ということも
あって、出張帰りのサラリーマンが売店に長蛇の列を作っていて、弁当は
新幹線の車内で購入。「たこむす、おいしそうだったな…」と泣き言。
嬉しかったのは、そのように指定したわけでもないのに新幹線の先頭車両の
一番前の席だったこと。外が見えるわけでもないのに、風を切って走る
新幹線の頭の、すぐ後ろ。ジェットコースターみたいな疾走感にワクワク。
帰りは東京駅に着くのが早く感じた。飛行機みたいに気流の関係で早く着く
なんてこと、あるわけもなく、私が眠ってしまっていただけでした。