2014/10/31

[ [ 連休前の製作 ] ]







製作する連休前。"よし、これで心置きなく出かけられるぞ!"まで持っていく。

*追記*


完成したものはこちら。




2014/10/30

飛行船と熊手 in 新宿






気球を見かけると、何となく嬉しい。画材を買いに、思いがけず外出して、
懐かしいインド料理屋でランチを食べて、帰る。店の入れ替わりの激しい 
都会で、"変わらずそこにある"ってことが驚きだ。           



「ワビサビ」の対極にあるもの。花園神社の酉の市、今年は二の酉までだそうです。




2014/10/28

ユイキヨミさんと再会/山椒は小粒でもぴりりと辛い





\やあ!良い子のみんな!もうすぐ行くよ〜/ by シンタクラース

先日の欧州旅(まだ、更新が終わってませんが…)で「はじめまして」とお会いしたフォトグラファーでライターのユイキヨミさん()が一時帰国なさっていると聞きあまり「久しぶり!」でもないうちに再会できました。頂いたお土産は、先日長々と説明した気がするシンタクラース関連のお菓子。玉子ボーロのようなカリカリした小さな粒の焼き菓子です。いただくの、楽しみ。                



楽しい時間がすぎるのは早く、ユイさんを紹介してくださった方と3人で、4時間以上も話し込んでいた。終電に乗って帰宅。   


紹介してくださった方へのオランダ土産はChocolatemakersのチョコレート。チョコレート専門店で、「オランダ産のもの、何かありますか?」と尋ねたら「これはアムステルダムで作ったものですよ」と教えてもらった一枚。自分用にも買ったのですが、美味しかったです。差し上げる方は、すごーーーく前に、バスクのお土産で、それはそれは美味しいチョコレートをくださったことがあり、その御恩がえし、いや、チョコレートがえし、やっとできました。ユイさんへの日本土産は、左の包み。先日の大阪のときに貰ったチラシで包んだものは、スーツケースの空き容量を極力、侵食しないもの!というテーマで選んだもの。



じゃーん、こちら。「山椒は小粒でもぴりりと辛い」ってね。




たまたま、オランダ国王が来日。「まさか、ユイさんこの取材?じゃないよね?」「まさかー。」と笑う。この動画、とても微笑ましくて何度も見てしまいました。












2014/10/27

谷根千のジュリエット(猫)









「おおロミオ、どうしてあなたはロミオなの」なシチュエーションで「ニャー」と言われました。




2014/10/26

trayでの「ブックシェア」第三回(アートブック)










tray)での「ブックシェア」へ出かけました。参加者が数冊もちよった本や、
編集者の木村真さんの膨大な蔵書から貴重な本を見せていただける会。解説付きの
少人数制貴重図書の図書館ってかんじ。テーマは日本の絵本、海外の絵本と続き、
第三回目は画集・写真集などのアートブックでした。             





私が持っていったのは、この2冊。最初に今回のテーマ(写真集や画集)と聞いて
ぱっと思い浮かんだのが「DACHI」。デザイナーのヨーガン・レールさんの友人
=「ダチ」を高木ゆり子さんが撮影した写真集。赤い小さな本は、先日の欧州旅
手に入れた本「Facebook」。小さい方は、「あ、こっちを持って行ったら軽くて
ハンドバッグに入るな!」と邪心的に思いつき、結局二冊持ってきた。偶然、両方
「顔」が印象的な本だった。赤い本はカートゥーンニストのSteven Hellerの   
友人たちが彼のポートレイトを描いたりオブジェなどで作ったのを一冊にまとめた
本で、木村さんいわく「そうそうたる人々が描いてるね、この序文の人なんか、 
NYタイムズのアートディレクターだよ。」「へえ〜。ただのおじさんじゃないん 
ですね!」「ただのおじさん、こんな人脈、ないよ」なんて言って笑う。私が  
アムステルダムにある、スイス人の方がやってる小さな書店Boekie Woekieで 
何か一冊、大きすぎず高すぎない本を一冊だけ買おうと、じっくり選んだ本。 
"なんでも鑑定団"で「価値のあるものです」と言われたみたいにうれしい。  




参加者の数冊紹介のあと、木村さんの蔵書を見せて頂く。昔のイラストレーター
年鑑には、文化学院の大先輩・久里洋二さん()の若かりし頃の写真だとか。




nakabanさん()の蛇腹本だとか




ブックデザイナーの名久井直子さん()が刊行した本の8冊のうちの1冊だとか。
貴重な画集、写真集が目白押しでした。                   





なかでも一番じっくり拝見したのは、この豆本。オランダに居る時に
知ったデザイナーの、Irma Boomというデザイナーの一冊。まだ 
ブログ更新が追いついていませんが、アムステルダムにある美術館 
Rijks(ライクス)のためのロゴやフォントなども手がけた人。  





この豆本の中にも収められていましたが、シャネルの、インクを使わず
紙の凸凹だけで構成された本なども。たまたまこの日、trayの画廊主と
話者の木村さんへのオランダみやげに持っていったのもRijiksのグッズ 
だったのですが・・・。                     



そうそう、これこれ。Rijksのガイドブックです。後ほど、 
旅日記で美術館のことも紹介できたらリンクを貼りますね。





どんどん山積みになっていく画集類。贅沢な光景でした。手前にある黄色い表紙の
本をみて、思い出したのは先述のアムステルダムの本屋さんで選ばなかった一冊。
ああ、あれ、やっぱ買っておけばよかった!!と地団駄を踏んでいました。   
猫がサインペンで描かれたようなページをめくると、裏にインクが染みたような 
裏写りを再現している本なのですが、私が欲しかった本:見えるか見えないか、と
いうくらいの微かなドローイングが添えられた感じを思い出させたのでした。  









シンプルで美味しいゴハン






ブックシェアに出かける前に、蔵前へ。オープン時間ちょうどくらいに着いた
カワウソでは、まかないの昼食中。ゴハン、食べる?と訊かれる。来る前に、
おいしくないラーメンを食べて、しょんぼりしているところだ、と言って、 
白米とシラスとお魚と野菜と油揚げの煮たの、御相伴に預かる。      
シンプルで美味しいゴハンって素晴らしい。               





2014/10/24

大阪→ 東京→ 欧州→ 東京→ 大阪→ 東京 … の10月






ひさしぶり…ではない大阪へ、出かけてきました。二人展のため、10/1まで滞在 
していたのです。まさかこんなに間髪あけず来ることになろうとは。しかも大阪→ 
東京→ オランダ→ フランス→ オランダ→ 東京→ 大阪→ 東京、という10月! 



打ち合わせのため、初めての遠距離日帰り出張です。いい眺め。メールや電話での
やりとりだった方と「初めまして」をして、色々な案を出していく。実際にお会い
して話をすることって大事だなあ、と、しみじみ感じる。           

          *3/10追記:このお仕事の打ち合わせでした。
           中之島フェスティバルタワーからの眺め。 





打ち合わせが終わり、先日の二人展の会場だったondo)へ向かう。同じビルの
1階に、前に訪れたときにはなかったパン屋さん(La Fournee:ラ・フルネー)が
開店していた。パン屋に来る人が画廊(ondo)に、画廊に来る人がパン屋に…と、
そうやって街はおもしろくなっていくんだろうな。(…と、蔵前のことなど想う)。
ハロウィンのオバケも、カメラの方は向かず、美味しそうなパンに釘付けでした。 



さて、3Fのondoへ上がります。出張の目的だった打ち合わせ場所と、近所で   
よかった。…というか、ondoでの展覧会で作品を見てくださったのがきっかけで  
今回の出張のお仕事の方が声をかけてくださったのでした。よいご縁をありがとう 
ございます。さらにさらに、私がこれから手がける仕事を以前、担当してらした方
展覧会を開催中で、その偶然に驚きました。不思議なこともあるものだ。     

         *3/10追記:これから担当する仕事=「スタイルアサヒ」のこと



先日の二人展が終わった後も、作品集「Cut!」をお取り扱い頂いております。
大阪では、ondoとBeyerにてお求め頂けます。少数づつの納品のため、最新の 
在庫状況は、各取扱店にご確認ください。よろしくお願いいたします。    




私のフランスでの展覧会の話もする。どうでした?と聞かれて、昔のことのように
思う。そういえば、二人展の初日の翌日に帰京し、翌々日に欧州へ旅だったった。
強行スケジュールだったけれど行ってよかった!自信になりましたと話す。ondoの
チラシ置き場で頂いた写真右のチラシは、永井一正さんのデザインなのだけれど、
いいな、日本のデザインだ、と欧州のアーティストへのお土産の一つにしました。
ondoは、11月に東京・神楽坂に出来るという「かもめブックス」のギャラリーの
ディレクションを担当なさるとか。次で会うのは東京ですね!と言って別れる。 




ondoの近くの橋からの眺め。以前個展をしたiTohenにも行きたいけど〜今日は
まっすぐ東京に帰ろう。でも、せめて少し観光:大阪駅までは散歩をしよう。 



角を曲がると、ひゅーっと長い影。私にとって初めての絵本作品「かげは どこ」の
ワンシーンみたい。2003年、木坂涼・作、福音館書店の月刊絵本として刊行された
思い出深い一冊です。 →  【絵本ナビでの読者の声はこちら】        


この本は貼り絵で作りました。今日の打ち合わせのお仕事も、貼り絵作品での製作に
なりそう。初めての個展が、決まったとき、手元に作りためてあった切り絵作品が、
他の・ペインティングとかよりも「私らしい」と思って展示をしたけれど、切り絵で
ない他の絵も、封印したわけではない。辻恵子=切り絵の人だよね、となったら、 
あとはもう、何をしてもいいや、とおもっていたの、今がその時かもしれない。  
これからもう、切り絵をしないよ、とかいう極端な話ではなくて。        


後日追記:スタイルアサヒは、のちほど切り絵での制作に方向転換。
しかし、その仕事を(「紅雲町珈琲屋こよみ」でご一緒したTV局の方
さんに)御覧いただいて、朝ドラ「とと姉ちゃん」のお仕事は貼り絵
で制作、という不思議な「巡り巡って」でした。2016年6月・記  



大阪駅に向かう道すがら。川の水面に写る夕日が、ビカーッ!!と派手に光りを
放っておりました。欧州旅の初めと終わりもそうだったけれど、最近、太陽が 
気になります。*飛行機が着陸する間際、に太陽がご登場x2、という光景。  



大阪駅のホームでも、右を見ればオレンジ色の空、左は青色、そして上空に
低空飛行で飛行機、という光景に感動していました。新大阪駅では三重の 
赤福(東京ではなかなか買えません)を買う。金曜日の夕方ということも 
あって、出張帰りのサラリーマンが売店に長蛇の列を作っていて、弁当は 
新幹線の車内で購入。「たこむす、おいしそうだったな…」と泣き言。  



嬉しかったのは、そのように指定したわけでもないのに新幹線の先頭車両の
一番前の席だったこと。外が見えるわけでもないのに、風を切って走る  
新幹線の頭の、すぐ後ろ。ジェットコースターみたいな疾走感にワクワク。
帰りは東京駅に着くのが早く感じた。飛行機みたいに気流の関係で早く着く
なんてこと、あるわけもなく、私が眠ってしまっていただけでした。   






2014/10/23

東京・蔵前の「CAMERA」









大阪出張、前日。今日はあれこれ、準備も兼ねて外出。蔵前にも行ったので、
開店したばかりのCAMERAにも立ち寄りました。わー。蔵前の街がまた、  
活気づくなあ。いつオープンしたのでしたっけ?と聞くと、明日で開店から 
一週間!とのことでした。開店、おめでとうございます。→ 地図はこちら



MIWAKO BAKE(の記事が、ここで読めます)の焼き菓子(だけ)の
お店なのかなー、と思っていたら、革製品の販売と、そして…    
                  ↓


カフェコーナーもありました。今日は家でコーヒー、in-kyo月桃茶、昼ごはんの
時はカフェオレ、と色々飲んだので、今度はホットチョコレートにしてみる。  
添えた焼き菓子は、テイクアウトで買ったのを味見、というか。        




食べかけ写真だったので、2015/1/11、写真を追加しました。
手前の丸いのはチョコバナナのマフィンです。





ちなみに店主は(さきほどの記事にあるように)、バレリーナでもある美和子さん。
すっと背筋の伸びた、美しい人です。先日ご紹介した/私がチラシの絵を担当した…
                   ↓



…バレエ教室も開いています。美味しい焼き菓子と、運動(踊り)。いい組み合わせ!




明日は大阪出張に行ってきます。この間、二人展で大阪に行ったばかり。 
こんなに早く再訪できるとは!遠方への日帰り出張も初めてかもしれない。






有楽町で会いましょう/都会のミノムシ








なにが書いてあるんだろう、と初めてこの歌碑を覗きこんだ日は雨でした。    
「あなたを待てば雨が降る」。フランク永井の「有楽町で会いましょう」。     
"それでは、はりきってどうぞ!"                       
↓                  










有楽町の隣町・大手町では、「警察無線機」の脇に、あれっ…??



ミノムシがいました。都会のチョウだか、ガだか、たくましいこと。
っていうか、ここじゃなくてもいいのではないかな。つるつるだし。
やたらと目立つし。                      





帰り道に蔵前で見た落ち葉と花びらも綺麗でした。









2014/10/20

金時草・ひのまる・ユニバーサル






キンジソウとモズクとキュウリを和えたの、平らげたあとが日の丸みたい。録画しておいた1960sの東京オリンピックのときのデザインチームのドキュメンタリー番組を観た後だったから、そう見えたのかな。

番組に出てきた、永井一正さんが手がけた、サルの出てくるチラシを、二人展の大阪会場のチラシ置き場で見つけて、オランダの作家友達にお土産(の、ひとつ)として差し上げました。

当時のデザイナーが西欧のデザイナーに、日本のデザインをどう思うか?と尋ねると、私達の真似をしたって仕方がないのだ、というような話をされ、伝統的な家紋などを見直すきっかけになったのだとか。

ピクトグラム(トイレのマークなど)の創世記、シャワーを見たこともなかった「図案屋」(デザイナーは当時そう呼ばれていた)が、どうそれをユニバーサルに:どんな 国の人にも分かるマークを考案したか。そしてその著作権を、放棄したことも。

それこそ、同業(デザインやTVCMを生業としていた)の同世代人の話、先達、センパイ、パイオニア。あちこち、あれこれ勉強になりました。

私は学校では英米文学を学んでいたりするのだけれど、わりと「西欧かぶれ」の人があまり得意ではない。NYやパリに行って活躍している人がダメ、とかいうのでなくて、私にとっては「どこか」にいったら、出来る、なんてことはきっとなくて、「ここ」で出来なかったら、「どこか」に行ったってきっとダメなのだろう、と思っていたフシがある。

それを察知していたらしい大阪の友は、「ああ、やっと動いたね」というような事を言っていた。初めて欧州にいってみて、それ(日本で「だけ!」やるのだ、みたいな保守性?)がガラリとかわって、西欧文化・ばんざい★となったわけではないけれど、ああ、へえ、なるほど!と思った事は、多々ある。

日本と違う部分よりも、ああ、なんだ、同じ(感覚)なんだ!と感じることのほうが多かった気がする。それは、お会いした人の多くが絵や音楽といったユニバーサルに伝わる・伝える仕事をしている人たちだった、ということもあるだろう。

絵描き、広告(映像製作)業、ピアニスト、デザイナー、画廊主、写真家、などなど。絵は、そう、「PAPIER - 紙」展に誘ってくれた・会場のパトリックさんも言っていたけれど、言葉がなくても通じる。よくない・すきじゃない作品は、自分の感覚で判断できてしまうし、いい!とおもう作品は、何も説明しなくても、いいと分かる。
 
私の作品をいいな!とおもって、呼んでくれたのだって、そういうユニバーサルに伝わる・絵の力だったのだろう、と思う。まだ色々思うことはあるけれど、雑記。