2011/08/18

神保町で、五味さんの本とミュージック・マガジン










ご挨拶が遅くなりましたが、安曇野のバナナムーンでの
辻恵子展「きって」は無事終了いたしました。沢山の 
おでかけ、どうもありがとうございました!次回個展は
2012年の1月下旬に、東京の画廊やぶさいそうすけで 
開催予定です。ちょっと先ですが、お楽しみに。年内も
いくつか、イベントがあります。また告知しますね。 





一番上の写真(安曇野の本)は、古書街と
しても知られる神保町で遭遇した本です。
山下達郎特集の見開きと扉絵を担当した、
行った後に見つけました。すぐ上の写真は
ミュージックマガジン用の絵の制作風景。

a T S U r o
y a m A s h i t a


…の文字を、切り絵する前の状態です。
山下達郎さんもこの誌面をご覧になるの
かなあって思いながら、つくってました
と、絵を渡すときに編集者に話したら 
「もちろん!」ご覧になるとの事でした。
ちょっと、ドキドキ。←(嬉しい方の)



 

MM 誌の編集部で完成した雑誌を頂いて 
ホクホク。帰り道、神保町の古書街を  
通って、ふと目に留まった五味太郎・作 
勉強しなければだいじょうぶ」を、   
引っ張り出せないほどギュウギュウに  
詰まった陳列棚から、引きぬいて買う。 
カフェに入り、暑さの折、恋しく思って 
いた南国の果物のデザートを食べつつ  
一気読み。人に会うのも楽しいが、   
一人だけの時間も贅沢そのもの。    
五味さんの本のなかでは、       




勉強しなければだいじょうぶ


穴を掘る趣味があったのさ、
ガキの頃。いい穴掘ってた。


ーなんのために?     


穴のために。       


* * * * * * * 


という部分が一番あたまに   
残りました。絵も同じだなぁ、 
などと思う。自己表現のため? 
藝術のため?否、「その絵」の 
ための絵。その絵がなりたい形、
あるべき形になるための、絵。 
他にも共感するところや、メモ 
しておきたいような部分があり 
ました。でも、記憶力が物凄く 
あるわけでもなく、ぱっと引用 
できないのがもどかしい。   




本好きの友の、付箋をいっぱいつけた本にびっくりした
ことがあったけど、うん、読書には付箋が必要かも。と
思いました。「ここにグッときた」の、目印のために。









五味 太郎
朝日新聞出版
発売日:2010-04-07


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