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今日は「K for KIRIE」の次の出版物の打ち合わせへ。今回は何度目だろうか、
だんだんイメージが出来あがってきた、ような気がします。その帰り道にすぅっと
まっすぐな飛行機雲を見つけ、先日みてきた「風立ちぬ」の主題歌が脳内再生される。
実はジプリ作品を映画館で観たのは初めて。ネタバレにならずに書ける自信がないので
多くは語りませんが、芸術家もそうだ、と語られた「10年」が強く心に響きました。
10年で、何ができるか。監督自身は創作活動歴・何十年?というツッコミはさておき。
男性も女性も描き方が素敵だった。そして大げさでない朴訥とした声。
敬語の中にある、微かな色気とか。
映画の中に出てくる関東大震災も 9月だし、夏は広島・長崎の原爆の日、終戦記念日…
そして亡くなった人を祀る お盆もあるし。少し、死の匂いがある季節。死を意識する
ことで、今ある生を見つめなおす季節と言うか。
個人的には、同級生が亡くなった日航機の事故もまた、夏に起こった事。同世代人の
お葬式に出たのは、あれが初めてだった。どういう事かもよくわかってなかった。
その子は小学生のままで、生きている私は年をとる、ことができる。生きている事が、
奇跡のような事だと知ったなら、留まる死者と歩み続けないといけない生者の距離は
遠くなっていくとしても、それこそ「生きねば。」なのだよね。
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