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大きな銀色のまるぅいドアノブが好きだったのだけど、いつの間にか透明のに
なってた。この日は、「ええ!いつのまに!」がいくつかあった。フロアの
リニューアルで跡形もなくなくなってた蕎麦屋。お気に入りのお茶が買えた
輸入食品店)。探せばどこかで会えるのか。記憶の中だけの事になるのか。
ドアノブが、丸かったころの写真はこちら。2007年の写真。
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ブログ用に昔々の写真を探してて「あ、この人後々、ああなるんだよねー。」とカミサマ
みたいな視点で見てしまう。圧倒的に風景や物や他者の写真が多いけど、自分だいすき
いやだなあ、とも思うけれど、自分自身を写してのおくのも大事だな。と感じる。「あの
とき・あの頃、ああだった」と思い出せる手がかりが、自分の事にだけ「ない」感じに
なるだろう。当事者の思い出に、当事者が見た光景だけがあり、自分がいないなんて変。
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これが同所で撮った2007年の私。もう、他人ごとで「細っ!」(反省をこめて)。
まだ、将来このビルの4Fにあるコニカミノルタプラザで作品を展示することになる
なんてこと、つゆ知らずに写真展を見に来ていた頃。この後、そんなイイことが
あるんだよ〜。なんて占い師に化けてタイムスリップして教えてあげたいような。
これが2014年、今日の私。前髪を上げると横顔が母にそっくりで気味が悪いほど、いや、
とてもうれしい。廊下に立ち、伸ばした腕を壁に押し付けて動かないようにして撮った。
ばかげたポーズでスマシテイル。子供の頃のお父さんの存在のように、他者が知らぬ間に
撮ってくれているのが理想的だけれど、その頃の・若い父の写真は私自身の写真と同じく
9:1くらい、すくない。つまり、皆で撮りあえばいいんじゃない?なんてね。