制作その1が一段落して、すこし散歩にでかける。たんぽぽの丸い綿毛が美しくて
持って帰ろう、と思い立つ。子供ならともかく、大人がこれを持って歩いている。
私が。やばい人に見えてるんだろうなー。個展「K for KIRIE」のときに、同題の
彼女の代表作の一つに「たんぽるぽる」という本があるので、こうやって画廊の
ちかくで、たんぽぽの綿毛をつんで、そーっと、そーっと運んだなあ。と思い出す。
角を曲がるとき、びゅうっ!と強風がふいて、半分くらい飛ばされてしまった。
あーあ。これまた綺麗だけれど。
そうだね、自然にお帰り。ふー、と吹き飛ばす。都会の片隅で、
たくましく柔軟に生きよ、たんぽぽ。吹けば飛ぶような身軽さで。
帰宅して、夕食の後に制作のつづき。4月にクリスマスの絵をつくるとは。
枕元のLED照明のカバーに、季節はずれのクリスマス柄のハンカチをかけてみる。
あら。こんな可愛い表情してたのね。使える時期が短いので綺麗なまま、小学生
くらいの頃から手元にいてくれるクマたち。つぶらな瞳。 ◉◉
あら。こんな可愛い表情してたのね。使える時期が短いので綺麗なまま、小学生
くらいの頃から手元にいてくれるクマたち。つぶらな瞳。 ◉◉