2015/09/30

個展準備日記:小さな街の絵葉書/箱を開けるワクワクのこと








10/3からの個展会場で販売するため、「小さな街」のロゴマークを切り絵にした
絵葉書をお送り頂きました。仙台での展覧会を企画してくださった方で、今は
今は長野にお住まい。長野の一味唐辛子も、ありがとうございます!先述の 
展覧会や、初めてのCDジャケットのお仕事のご縁など、あれこれ感謝、の方。



これから怒涛の日々(個展の作品設営やオープニングライブや・・・)が続くので
早々にお礼がてら出来たての冊子と贈り物を、ゆうパックの箱に詰め、送る。そう
いえば昨晩は、ガラス磨きの合間に(休憩しながら)海外に、手紙本を送る注文を
ました。アマゾンで、ポチッとして、ラッピングも初めて頼んでみて、へー、 
カードもつけられるのね!なんてワクワク。手書きの手紙についての本なのに、 
オンラインで済ませてしまったことに軽い引け目を感じつつも「喜んでもらえると
いいなあ!」と、ホワっとした気持ちになる。個展をすることも、これと似た感覚
かもしれないな、と思う。作品発表は「自己表現のためだァ!」という人もいる 
かもしれないけれど、受け手に喜んでもらえるといいなぁ、という気持ちも入って
いる、と思う。「ウケを狙う」とかそういう次元の話ではなくて。そんなこんなで
小さな街(さん)への贈り物を出してから、ピンク色の丸い小箱を買い足しに、 
ネグラにゆく。前にもきいたのに、もういちど質問してしまう。これ、大正時代 
に作られたものなの?と。答えはYESだった。小箱をあけると、小さな切り絵が 
入っています。自分で作っておきながら、開ける行為はワクワクします。再会の 
楽しみ?九十数年前も、「箱を開ける」という行為はワクワクしたのだろうな。 
店主も、この小箱すきなの、ツジコが展覧会に使ってくれてうれしい、という  
旨のお言葉を頂く。わたしも嬉しい。同店で昨年の合同展にお誘い下さった外国の
画廊主さんにも、あげたくなるものを見つけて、ホクホクと買って帰りました。 
感謝の贈り物づいている、ここ数日。(本を送った人は、いうなれば東京から鎌倉
に外国人を案内したあとに夜は一緒に日舞の舞台を観てくれたような稀有な方)。




上の写真は、ずっと前、合同展で落下して木の部分だけ割れた額、先日ガラスを  
割ってしまったサイズと一緒だ〜。…というわけで断捨離。グッバイ。ありがとう。
大きな額は、普段あまり使わないのだけれど、たしか、広い会場で個展をしたときに
手に入れたのではなかったかな。びっくりしたのは、横位置の絵を完成させて、さ、
額に入れましょう、とおもったら額装用マットがタテ位置で塩梅良く見えるように 
なっていたこと。若い時文の自分に、真ん中に窓を開けたなら、タテでもヨコでも 
もつかえるのだよ、と教えてあげたくなった。それなりに、賢くなってはいるのかな
と感じる、第40回目の個展、もうすぐ始まります。もうすぐ。(ああ、あれこれ、 
手が回っていないけれど)。平日の在廊をお手伝いいただく友人と、画廊主との  
打ち合わせも無事に済んだようで、ほっとした日でもありました。有難う、Sちゃん。




あ、そうそう。グッバイした額も、留め具は外しておいて、リサイクルします。
左の金具はマメカン、右はトンボといいます。こうやって分けとくと便利。  
…なんだよ、と若い時文の自分に…(以下省略)。専門用語って、ちょっと  
こそばゆくて面白いですよね。編集さんに「ひょーよん」(表4)=裏表紙、 
とか「ひょーいち」(表1)=表紙、とか初めて聞いたときは、ほえ?何ソレ?
という顔をしていたと思います。初めての絵本のお仕事の時だったか。    
ともあれ、もうすぐ始まるんです。スケジュール帳に書いておいてくださいね!


辻恵子 第40回個展「A Heaven in A Wild Flower
10月3日(土)~10月12日(月・祝)*10/5(月)6(火)休み
会場/ギャラリーみずのそら(東京・西荻窪)




昨日送ったポスターが届いたよ!と、早速、掲示して頂いている写真を送って
くださいました。南阿佐ケ谷のラストギターにて。ありがとうございます! 


★10/3、個展初日に画廊内のカフェで高橋ピエールさんのギター公演が 
ございます。当日受付予定ですが、ご用意できるお席が多くありません
ので、ご予約いただくと安心です。& 未発表曲のCD-Rの予約特典も。
お名前・人数をお書き添えの上、 gallery @ mizunosora.com に 
ご連絡ください。                        





日常のことも少し。いままで、個展直前といえば、夜更かし、徹夜もザラだったの
ですが、今回は未だ、いや、いつも以上に健康的な生活リズムを保っています。 
マラソン選手の台詞のように「自分を褒めてあげたい」。一年に何度も開催する事
も多々あった個展を一つにしたのも、改善点です。実は。お料理や散歩もして〼。
                  ↓


\ワレワレハ・ゴーヤー星人ダ/

今季、夏の間お世話になっていたゴーヤの最後の収穫。
双子の宇宙人のような切り口でした。

☾ ☽






ところで、私の祖父の兄弟は、二回出征して生きて帰ってきたらしいのだけれど、
家に飾ってある、私は会ったことがない・ひいおじいさんと、ひいおばあさんが 
正装して写っている写真=彼/息子が戦争にいく時に持っていけるよう撮られたの
だと知って、一枚の写真の見方が変わりました。デモに行ったり、ツイートしたり
していないけれど、なんだかなぁ、と思いますよね。思ってますよね。     




眠る前に、ああ、額のアクリル板のホコリを払ってあげなくちゃ。忘れてた。
と考えながら眠りにについてしまっていたのを思い出し、翌朝、拭く。しかし
年季の入った額だな。職業柄、額ならば、沢山持っているのだし、と思って、
新しい額に入れ替えることにする。裏に、あ、あった。「日支事変」の文字。

                 \あ〜、こら、ええわぁ/(ああ、これはいい)


ついでに、おとなりの若かりし祖父たちの写真もきれいな額に入れ替えました。
















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