第40回個展「A Heaven in A Wild Flower」会期4日目。夜の画廊も、素敵です。
会場のギャラリーみずのそらは、駅から徒歩10分の(バスもお使い頂けます)、
たまたまフラリと立ち寄りました、というよりも目指して見にいらしてくださる
方が多い画廊です。住宅街の中にある、静かな場所。先代の画廊主の求心力か、
この建物の素敵さか、両方、いや、もっと他のものも要素になっていると思う。
今日は日中、今回の個展に合わせて刊行した冊子「A Heaven in A Wild Flower」の
ブックデザイナー・渡邉朋子さん御夫妻がいらしてくださいました。しばし茶飲み話
をする。右はカワウソ・写真家の萬田康文さん。小箱の作品を観てるところ。個展の
タイトルではなくて同題の冊子は、販売されたときに帳簿に「A Heaven in A Wild
Flower」と毎回のように画廊スタッフが記入してくださっていたので、「ヘブン本」
と略してもらうようにお願いする。スタッフが席を外したとき、見知らぬ人が帳簿を
覗きこんだのにはギョッとした。いいことばかりではない。失礼な人は嫌いです。
赤ちゃん連れの方が、再訪?してくださった。赤ちゃんの肌は、会期中
数人ホッペを触らせて頂いたけれど、さらさらとしてフワフワ。何だろ
マシュマロだとか。打ち粉をまぶした搗きたての餅だとか、思い出す。
お母様のブローチを欲しがるので、彼の分をつくってあげたのです、と
見せてくださる。マスキングテープでつけてるとか。良いアイデア!
ちなみに、図柄は…(左側のコレ)
↓
辻恵子 第40回個展「A Heaven in A Wild Flower」
2015年10月3日(土)~10月12日(月・祝)*10/5(月)6(火)休
会場/ギャラリーみずのそら(東京・西荻窪)
*
初日・2日目・お休みが2日。個展会場に届いたお花も、4日もたつと、
しょんぼりしてくる花もあるので、生け直したり、このバラなどは、
ドライフラワーにする。左は作りたてのドライフラワー、右は作ってる
途中のドライフラワー。日々、ちょこっとづつ変化する展示室。
昨日は写真を撮れませんでしたが、立体作品が出品作に追加されました。
ふーん、ここが画廊っていうトコなのね、と我関せず眠る、19年前の作品。
立体だけの展覧会とか、素描だけの展覧会とか、ぽわわーんと夢想する。
ちなみにこの作品は学生時代(文化学院文学科三年)のときに、宿題とか
ではなくて自主的につくったものです。もう、他人ごとのように見られて
「あれ、いいでしょう!?」「いいよねー」とか言ってる自分が面白い。
*
いらっしゃることが続いているようで、今日は何だかお料理の人、でした。
イタリアンが二人。左の写真は画廊からも近い、食堂くしまの、くしまさん
と、お姉さま。右の女性は、小石川の喫茶・橙灯の坂崎さん。どちらも、
とても美味しい&前職が画材屋/画廊の月光荘で、その時代に交流があった
・お世話になった方々でもあります。右上はくしまさんの御本。会場に、
図書目録が飾ってある出版社・中央公論新社から出ているようです。
私が担当した2014年版が最後の紙での目録で、この本が刊行された
2015年は電子版になってしまった。残念。ところで、食堂くしまの前の
生け垣はローズマリーが見事に茂っていて、いい香りを放っています。
ローズマリーは大好きなハーブの一つ。お料理に使うときに乾いたのでは
なくて生のを使うとさいこう、というような話をしていたら、是非どうぞ、
と仰ってくださって、途中、画廊を抜けだして…チョキン!いい香り!
ありがとうございました。本当に。帰りのかばんの中の芳香ったら。
中公話していたら、中央公論新社のデザイナーさんが来場。
先程まで、くしまさんいらしてましたよー。とか。すぐ近く
に、店があることなどお知らせする。9年に渡り、お世話に
なった方なので、今回の個展に合わせて刊行した冊子を
進呈。画廊のバックヤードにあった紙袋が、展示してある
大正時代のピンク色の紙箱によく似ていた。この袋に入れて
お渡しして、一緒にウレシカで樋口佳絵さんの絵を見て、
帰路につきました。
じつは今朝は、紙袋を作っていました。不要のチラシや、雜誌などで
袋を作ることは日常的にあるのですが、個展で葉書をお買い求め頂く
と、当然数が少なくなっていくのです。かといって、不要なチラシが
ちょうどよく見つかるわけでもないので、「季節の紋切りあそび」と
いう本のために図案を制作していた頃に買いためた折り紙を再利用。
まず、折り紙を3枚つなげて、半分に折って、切って、貼り付けて、
折って、切って…(ああ、文字で説明するとややこしそうですが、
ちゃちゃっと手が動きます)、夜に50ほど作り足しました。
つくづく、単純作業ずき。映像早回しみたいに、ノリと紙を操って
いると、映画「アメリ」で隣人の亡き夫からのラブレターを捏造する
主人公の、あのシーンが思い出されます。アメリは、幼少時代の
やぶにらみの感じとか、ちょっと親近感を感じてしまう登場人物。
袋の中にはこういうの(も)入っています。KAO TAG、という名称の
プロダクトです。今はハルカゼ舎の実店舗で、手にはいります。
KAO TAGは数が少なかったので、既成品のスタンプの組み合わせですが、
巨大ウサギを誘導員が誘導しているかのような配置のTHANK YOUカードも
入っています。ランダムで。緑色の木のもよう(というか切り絵原画)も
ございますよー。お楽しみに。*木のものは、K for KIRIEに合う袋に。
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