数日前の東京国立博物館に続き、無計画美術館入館。
地下鉄の駅で見かけたポスターに導かれ、多分初めて
出光美術館へ。静かで、ほの暗く、皇居が見渡せて、
品のいい美術館だった。また来よう。
展示されていたのは、肉筆画の美人画が
メインでした。ポスターにもなっていた
この勝川春章の作品はちがうけれど、
展示されていた日本画の美人画の多くは
背景が無地のままで、それは私の切り絵
作品や貼り絵作品にも言えることで:
↓
(上の画像:気になる二人を切り出してみました)
(下の画像:左は切り絵、右は貼り絵の作品です)
描く対象物意外を無地にして、余白も楽しむのは日本人的と
いうか、日本らしさなのかな、などと感じる。
*
はじめに入った展示室でスケッチしたのは、
宮川長春(みやがわ ちょうしゅん)だった。
あ、いいな、と見るだけでいい絵もあるし、
描きたくなる絵もあるし、その違いは何だか
わからないけれど、
右側の絵は(絵葉書を買いました)、なんだこれ
すごいなあ。と描いてみて、うまくいかず(笑)
展示室を出る前に、あ、アノ絵はどなたの作?と
名前を確認すると、じゃーん。喜多川歌麿!流石
だなあ。この絵のよさを写すなんてムリだよー。
たっぷりと結い上げられた髪、細い身体、足元に
を連想して、ジャポニズムだとか、日本美術の
影響で「あの形」ができたってこともありえる
よなあ、とさえ思ってしまう。
*
出光美術館は無計画に入ったのだけれど、
今日はエルメスのギャラリー(Le Forum)
が目的地でした。シャルル・フレジェの
写真展「YÔKAÏNOSHIMA」。展示作品も
興味深かったけれど、雪国の写真の展示室に
入ると、足元の敷物が毛足が長い化学繊維?
なのでしょうか、雪の上を歩いているかの
ようなキシキシ感?ザクザク感?が面白く、
印象的でした。昨年秋に同所で見た展覧会の
素敵な冊子も頂けて、ほくほく。他の画廊も
巡ってみるもgggは改装中。チョコレート店
の店先に、ウサギ。イースターかあ。これは
日本に根付くのかなあ。どうなのだろう。
*
Wi-fiを使いたくて、ソニービルの上階へ。
エレベーターのボタンがすごく大きくて愉快。
無料で入れるシアターでは今、音楽の映像を
流していて、私が着いたときには電気グルーヴ
のライブのようすが観られました。ラッキー。
↓
[動画が削除されてしまいましたが、
電気グルーヴの「少年ヤング」MV】
進行中のプロジェクトの制作の終盤に、YouTubeでよくこの曲を聴いていた。
(後日追記:プロジェクト=連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のことです)。
自分が作っている絵と共演(?)をする曲も脳内再生していたけれど、音源が
の曲も入っているアルバムをポチッとiTunesで購入したっけ。このPVも凄い。
(そして、後で思い返せば、電気グルーヴのピエール瀧さんも「とと姉ちゃん」に
ご出演なさっているのです、主題歌・宇多田さんへの微かな罪悪感、払拭:笑)。
80年代の美意識や要素が詰まっている!…で、進行中のプロジェクトといえば…
↓
駅で花の模様を見て、私が作った絵にも似たような
花の形がキーアイテムとして出てくるので、反応して
しまう。今日は休日!と通りすぎ、いや、やっぱ、と
から離れない。デッサンを描く時のように、いっかい
はなれて、頭をクリアにしたほうがいいな。今は、
アニメーターが頑張って私の絵を動かして下さって
いるところ。仕上がりまで、あと少し(?)です。
がんばれ、Sさん!
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