2016/05/17

自費出版本 ✂ 準備:下駄と靴 / 大雨降り、水・涙のこと ☂






  

昨日につづき、次の個展の準備。ほとんど写真を撮っていない
のだけれど、昨日は自費出版本の第五弾の「5」の切り文字を
作ってロゴにはめこんだり、個展会場で掲示する略歴などを、
ボードに貼ったり、「スタイルアサヒ」(の表紙原画も展示 
しますよー!)のこと、編集部に電話をしたり。今日はさらに
必要な素材を用意して、デザイナーの渡邉さんに送ったり、
序文を作文したりする。今回の本は読者に「作ってもらう」
のがテーマ。「難しくて下駄なんか作れないよう!」という
方だっているかもしれない、靴も、用意しとこ。…だって 
ほら、次の個展会場・NAOTは、靴屋だし…って、それは 
冗談ですが、靴屋なのは本当。イスラエルの靴を販売して 
いるお店です。NAOTは、直人など人名でなくヘブライ語で
オアシス、の意味。東京店の紹介記事ですが、きょうSNSで
知った新しい記事、こちらをどうぞ。シャチョーの宮川さん
が、インタビューされています。私が個展をする奈良の店に
ついては、こちらが詳しいです。母体のお店「風の栖」に 
ついても。載っています。素敵なご夫婦、宮川さんたち。 


辻恵子貼り絵切り絵展覧会「貼リ切ル」
6月1日〜6月12日 @ NAOT NARA
是非お出かけ下さい!

詳細







今日は一日家にいたのですが、ざあざあとよく降りました。雨。
学校で主に英詩を勉強している頃、詩人の言葉のなかに出てくる
水は涙だったり血だったりしました。カラカラと乾燥した状態は
死で、水は命…を象徴しているんじゃないかしら?とハッとした
のを、鮮明に覚えています。「花束を君に」の歌詞の涙色の花だ
って、涙は生きている人しか出せないもの…と、とりとめなく、
想像をふくらませてしまいます。ストーリーを考えたのは監督・
演出家の小川純子さんですがミュージック・ビデオの主人公の 
赤い服の女性は、水のなかに戻るし。→ フルバージョンにて。



たとえば、ウイリアム・ブレイクの「A Poison Tree」と
いう詩は、涙で木に水をやり、毒の実をみのらせる。今日
BGMに流れていた曲の歌詞には、涙で育てたその花は  
いつか君を飾り…(大橋トリオ「アンジュリア」)と。 
「涙、というのは一体どういうもの?」というところから
考えたりするのも興味深い。感情が高ぶったり嬉しかっ
たり悲しかったりして初めて出るもの…というように。
前にも書いたかもしれませんが、ウォント、という 
英語、名詞でどういう意味だか調べると興味深いです
よ。クイズのように意地悪しないで書いておくと、 
欠如という意味なのです。「ない、から、ほしい」。
なかなか、哲学的でしょう?           



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