2016/08/05

9月と10月の準備あれこれ/お蕎麦のような文章





8月2日:9月の佐渡でのブックイベントと、10月の某所での
催しのために「貼り絵の作りかた」を製本していました。



翌日、8月3日は10月の催しのための作品を揃えて、
発送。作家自身はまだ行ったことがない場所です。
私も会期中いくからね、お先に行ってらっしゃい!




先日打合せをした書籍も線画での 
しごとになるかもしれない、ので、
線画でいくのか、切り絵か貼り絵に
して欲しいとなるかフィックスする
前に、先んじてフィキサチーフを 
買いに行く。フィックスせよ、との
願掛けのように。        




電車で飯田橋駅に移動すると、通路の上に
作りかけの階段があって、シュールで格好
よかった。後日、ツイッターで知った情報
では(→こちら)、使い慣れたカラフルな
ペイントのある通路は8月6日で閉鎖だと
のこと。寂しさ半分、こんどはこっちが、
新しくオープンするんだ、その製作過程を
見られたのね!という喜び半分でした。 



ひさしぶりに神楽坂のjokogumoよこぐも)へ、
そして、同店の姉妹店?「うえぐも」で水曜日
だけ開店している「草木堂野菜店」へは初めて
うかがいました。「よこぐも」と「うえぐも」
の途中で「よこぐも」店主さんと、立ち話。 



とうもろこし、チンゲンサイ、空芯菜を
手に入れて帰宅。元気になる味でした。



次の日、8月5日。9月の佐渡でのブックイベントのために
ストックしてある(今は流通していない)絵本をガサッと
出して、サイン入れ、パッキングを途中まで進める。本は
重くてちょっとした肉体労働。少し休憩しつつ読書。何か
少し慣れない文体で、読む目が進まない。恩師で訳書を 
数百冊も手がける金原瑞人先生の文章は、恩師ひいきとか
ではなく、凄い。お蕎麦食べてる感覚でツルツルと読める
気がする。なんて、ちょっと思い出して、読んでいた本を
置いて、手近にあった別の本(花森安治「風俗時評」)を
読んでみると、これもスピード感がすごい。花森さんも 
お蕎麦な文の人かもしれない。速読でも、バーっと内容が
頭に入ってくるのが流石だった。           



今まで手がけた絵本(5タイトル)は、すべて月刊絵本としての
刊行のため、すべて今は絶版というか流通していなくて、手元に
販売できるようストックがあるのは水彩画の「まるをつくる」と
切り絵の「マークのなかにかくれたかたち」だけ。(あと2つは
取扱店にある分で完売です)。手元にある二つも、沢山あると 
思っていたら、案外すくなくなってきていて、嬉しいような、 
さみしいような。佐渡でのイベントにおでかけの際は是非、  
お求めくださいね。                    

ちなみにこの写真の「かがく12号09」は、「かがくのとも、
12月号2009」=マークのなかにかくれたかたち」のこと。  
鉄人28号みたいな字面です。               









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