三重・伊賀上野の天神祭に出かけました。天神祭は、だんじりと、
鬼行列が特徴的な要素。「だんじり」というと、大阪・岸和田の
勇壮な「だんじり祭」を連想されるかもしれませんが、
こんなふうに、ゆったりしています。
京都・祇園祭は私、テレビで観たり
するくらいしか知りませんが、あれの
小規模なものとイメージして頂くと、
よいかもしれません。
だんじりは、繊細な刺繍で飾られていて、
何度か見ているのですが「わ、こんなのも
あったのか!」と毎回びっくりします。
\じーっ・・・/
トラが見つめているもの、
血走った牛の目。迫力です。
*
また、行列も大規模
鬼行列は、酔拳のようにフラフラした足取りの、「ひょろつき鬼」が
怖がらせ役の代用格というかんじですが、子供の鬼もいます。中の人も
子供なのに、もっと小さな(3歳位の)子供が怖がって泣いていると、
近づいていって杖をガシャン!と鳴らして脅す。彼らなりの大人びた
行為?と興味深い。泣く=存在を明確にする=よってくる=脅される、
んだから、静かにしておけば寄ってこないんだよ。という大人の言葉も
真理。*いじめとか、そういうことに考えを巡らせてしまいました。
ほらほら、カツラ、つけな(くちゃ)。
異界の者のと、人間の間にいる感じ。
お面をつけていない子供たちも、目尻に紅をさした化粧をして、
神々しいような、ちょっと浮世ばなれしたような雰囲気。この
くらいの年代の人達の、人間に成りきっていない感、すごい。
おとなのことを「成人」というの分かるなあ、と思う。大分
言葉も覚え、意思の疎通ができるようになってはいるけど、
大人よりも動物のような生命力にあふれていて。眩しい。
写真は、お稚児さんたちの雨傘をいっぱい
乗せた車。このあと、ザーッと雨が降って
きました。ちょっと寄り道して行こうと
思っていた場所にも寄らずに帰る。ま、
お天道様のことは、仕方ない。
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