2017/04/30

切り絵のブックカバー(茶色):現品あるのみ!






2012年に仙台での合同展の際に制作・デザインした
ブックカバーを、2017年のイベント紙博に合わせて
復刻しました。2018年3月現在、下記のお店でお取り
扱いいただいています:            


余裕あり ★仄仄(東京・駒込)★イリアス(東京・谷中)

終了 ★「貼リ切ル」出版記念イベント(新潟・金沢・愛知・久留米)

残りわずか:★ハルカゼ舎(東京・経堂)


2018年8月、第3刷として白地に青を増刷しました。
ハロー!ブックス2017などで販売予定です。    
写真右側の茶系の紙のものは、現在店頭に出ている
ものでおしまいです。お早めにどうぞ!     







2017/04/28

銀座でディック・ブルーナ展〜渡邉良重展





4/28: ブックカバーのお届けをしてから、ディック・ブルーナ展
@銀座MATSUYAに出かけました。横顔+ブルーナといえば
          ↓



3年前、ブルーナハウス
 くれた写真みたいです。 

 *


3年前にブルーナの街(?)ユトレヒトに行けた時は、
(当たり前だけど)ご存命 だったんだよなあ、道端で
会えたらいいなーと密かに期待していました。叶いま
せんでしたが。今回の展覧会でメイン作品と言っても
いいであろう「De Beer is Dood」(クマ君が死んだ)
は、最後の作品だったのかと思ったら、2011年に制作
されたが、死後に発表されるのがふさわしいだろうと
未発表のままだったよう。ちなみに、翌12年に引退。
絵描きというのは自分で「やめた」と言わない限り 
現役のようなもの。色々考えてしまう。      



「家政婦は見た」?



ドアップ。



トーキョー・イズ・セチガライ
日本のデザイナーたちの、  
トリビュート作品もおもしろ 
かったです。(ここだけ撮影 
可能でした)。       






可愛いお嬢さんたちと一緒に
出かけていたのですが、  



なんとなく洋服の色と
よだれかけの色が、 
ブルーナ色でした。 :)









画廊はしご、渡邉良重さんの展覧会へ。



こういう、細部がニクイね。
(足元のイチゴ、一粒)。 






帰り道、うお座のマークのような
並びで金魚が休んでいました。 
作り物みたいに静止して。   





2017/04/27

第22回「NHKハート展」に参加











第22回「NHKハート展」に参加、貼り絵作品を1点出品しました














第22回「NHKハート展」




1)東京展:2017年4月27日(木)〜5月6日(土) 東急百貨店・本店
2)札幌展:6月6日(火)~6月18日(日)さっぽろ地下街オーロラプラザ
3)静岡展:9月16日(土)〜10月 1日(日) 静岡県コンベンションアーツセンターグランシップ
4)徳島展:10月11日(水) ~10月19日(木) NHK徳島放送局
5)福岡展:11月3日(金) ~11月12日(日) 天神地下街1番街イベントコーナー
6)大分展:11月15日(水) ~11月26日(日) NHK大分放送局
7)広島展:12月 1日(金) ~12月12日(火) NHK広島放送局
8)神戸展:12月14日(木) ~12月24日(日) NHK神戸放送局
9)八戸展:2018年1月12日(金)〜1月18日(木)八戸ポータルミュージアム はっち
10)名古屋展:2月2日(金)〜2月14日(木)セントラルパーク セントラルギャラリー


オフィシャルサイト: http://www.nhk-sc.or.jp/heart-pj/art/heart/






私が絵を製作したのは、
重田しのぶさんの詩。 





絵と共に、詩も手書き文字や活字で
展示されています。       



詩は点字でも鑑賞できるほか、



音声(朗読)でもお聴きいただけます。







東京展が起点となって、約1年をかけて
各地に巡回致します。ぜひお立ち寄り
ください。            








4月19日(水)NHK Eテレの「ハートネットTVで、
出品作の一つとして紹介されました。       




製作風景など、関連記事はこちらです:   







合同展開会式前に、映画「The First Monday in May」





4/27:朝から渋谷へ。


東急百貨店での「NHKハート展」の
開会式の前に、会場・隣の文化村で
映画を観ました。        


ニューヨークのメトロポリタン美術館で
年に一度、開催される「メットガラ」は
服飾のイベント。私はツイッターで知り
どういうイベントなのかもよく知らない
まま、うっとりと眺めていたのですが、
美術館の中で服飾は、美術品の主役の 
ような存在の油絵などと同じ「アート」
であるのか?と、あやふやな部分もあり
(デザイナー自身、私はドレスメイカーだ
と公言している人もいて)、作業をする
部屋も、地下室。運営資金を集める事も
目的としているそうです。「VOGUE」の
敏腕編集長が、ゲストの席順から細かな
演出に至るまで取り仕切ったり、そして
夢のような世界でありつつ、きちんと 
莫大な利益(と、世界に「なんて素敵な
文化を持っているんだろう!」と感嘆 
させる力)を発生させている。すごい。



彼が他界したのが2016年6月で、この映画は2015年のメットガラを追っているので
もしかしたら、ビルさんが撮った、最後から二番のメットガラだったんだな。  
*彼の撮った2016年のメットガラの記事はこちら:NY Times(5/6更新)




話を元に戻すと、この映画で軸となって
いる人物は、同美術館 服飾部門の学芸員
アンドリュー・ボルトン。ボルトンさんは
10代の頃から、メトロポリタン美術館の
服飾の学芸員になりたいと思ってたとか。
を作り上げていく様子、自分も展覧会を
作るときと重ねて見ていました。上の 
ポスターのシーンは、展示物のドレスの
裾の位置を調整して、少し離れて眺め、
さらに直しているところ。あ、あと、 
前のあそこも・・・と思うやいなや、 
(まさにこの写真の場所を)直して   
くれたので、「ん!わかってる!」と 
嬉しくなりました。映画の大部分は、
裏方たちの場面で、残り一割くらいが
華やかな宴のシーン。繊細に細部まで
心配りされ、上質に作り込まれた空間
や演出は、「頑張りました!」と額に
する事もなく、優雅に夢の世界に 
いざなってくれる。そういう仕事が、
我々の仕事なんだ、と同士のように 
思う。苦言を呈するならば、先日、 
学芸員についての失言をしたあの人
見せてあげたいわ、とも。     













2017/04/26

新聞広告:「天才はいない。」







 。

…というコピーと、左下にクライアント名の 
「早稲田アカデミー」のみの広告。素晴らしい。

紙面の中央には「天才」子役と言われてきた  
芦田愛菜さん。              

天才!と呼ばれる人は、えー、これは「天」が 
与えた「才」能で、自分の努力とか経験して 
きたこととかは評価の対象外なんですか?って
寂しく思うとこもあると思う。       

彼らは水面上はなんてことないことをしている
かのような優雅な表現で人々を魅了しつつも、
よく白鳥の水面下の脚に例えられるように、 
きっと人一倍のマメさや、たゆまぬ努力や、 
学びなどなど、積み重ねたものがあり、それら
と、天が与えた才能や素質で驚くべき引力や、
発見や、魅力を身につけるのだと思う。   

…とか、塾(早稲田アカデミー)に行く機会は
私の年齢で、もうきっとないけれど、そういう
関係のないような人に対しても最小の表現で 
あれこれ思いめぐらせてくれた広告。すごい。
いいなあ。こういうの、洒脱っていうのかな。








グランスタ・TRAINIART(トレニアート)の東京駅絵葉書







東京駅の商業施設・グランスタが、4/27に増床をするのに合わせて開店する
TRAINIART(トレニアート)に並ぶ絵葉書の絵と切り文字を辻恵子が   
製作しました。デザインは、「&」表紙やマーチエキュートの      
マスキングテープでもお仕事をご一緒したリドルデザインバンクです。  



東京駅の地下中央口から改札内に入って右折すると
構内図はこちらをごらんください)、      



地下中央口のすぐ右手の角にお店があります。
お店の情報はこちら)。          






スタンプや、マスキングテープなど、
電車にまつわる雑貨類が、ずらり。 
東京駅をご利用の際はぜひお立ち寄り
ください。            






 

また、同じくグランスタ(東京駅の商業施設)の、TRAINIARTの近くにある
手ぬぐいの「かまわぬ」のお店・SHARED TOKYOでは、下の写真のような
銀座手ぬぐい他(トートバッグ、絵葉書、Tシャツ、ボトル)もございます。
ぜひトレニアート〜シェアードトーキョーを、ハシゴしてみてくださいね。
*シェアードトーキョーは、昨年の増床の際にオープンしたお店です。  
シェアード・トーキョーの情報はこちら。アートの向かいのブロックを
少し中に入ったところにあります)               








2017/04/24

ふらり、西荻・みずのそらへ





ふらり、西荻窪へ。わ。鯉のぼり〜。 





こんにちは、恵子さん(先代の 画廊主の像)。広げた手の主は、靴作家・ウズラひろみさん。 




心地よい空間で、しばしおしゃべりして帰りました。本当、素敵な空間だなあと感嘆しつつ。*以前、個展を二回(この時と、この時開催したことがある画廊で、常設のスペースでは私の本などもお求めいただけます。ちょこっと宣伝…。展覧会の時だけオープンしてます; 




2017/04/23

WILD SWANSのアトリエ落成式へ








2017/04/23:革の製品を作るC.O.U. WILD SWANSのアトリエの落成式に参加しました。いい天気!



成田空港が近いようで、頭上には、しょっちゅう旅客機が見えて、わー♡いいなあ、どこに行くんだろうなあ、と見上げていました。      




挨拶の後に会食、その後には宮内優里さんの演奏もありました。(生で拝見するのは二回目!)。宮内さんが乗っている作品は、尊敬する同世代のアーティストの一人・鯱丸邦生さんの手によるもので、全体像は・・・    


こんな風に塔のようになっていて、さらに隣にある建物と、地下で繋がっていて、         

     


こんな風に行き来ができるようになっていました。ハンドル部分が、両側から持てるようになってる所も、かっこいい〜!     



塔の展望台の床の裏は、こんな風に有機的な線が美しい。硬い金属で出来ているのに、柔軟さも感じるのが素敵です。   


こうして作品の中に植物が組み込まれているのも素敵です。ただ古くなっていくだけではない、経年の楽しみ。(はっ!革製品も同じか!と、書いていて気づきました…)。            



鯱丸さんといえば、の、ジブリ美術館の屋上にあるロボット兵の像にも、植物が仕込んであるとテレビ番組で見たことがあります。日テレ大時計には植物はないのかな・・・。(多分ないです)




話を元に戻すと、短いトンネルで塔と繋がっている建物の中にある食器棚も、からくりのようになっていて美しかったです。木工作家か、建築家の方とのコラボ作品だとか。かすかに奇妙な藝術家的な自由な発想・想像力で、いたって真面目な・職人的な技術力で作るのが鯱丸作品のいいところ、という気がしています。*年上、先輩に偉そうにすみません、ですけれども。           

 



家の設計は別の方(大工さん)の手によるものだと思いますが、 この丸み!そう、そう、こういう細部が大事で、ふふふ、ってなるんですよ、と、一人うれしく見ていました。          





落成式の後は、子供達が塔に登ってシャボン玉を飛ばしていました。絵になる風景。






革製品だけではなくて、なぜか(話すと長い)イチゴのことも業務の一部になったようで、会食には山盛りのイチゴ。春の味をいっぱい頂きました。  




あっという間に帰る時間で、こんな景色を見ながら(本当は行くときに撮った動画です)、駅へ。空が広いのと、「新」利根川ってあるのか!と驚きました。いい景色。    








駅に送迎してくださった車は会社のロゴ入り。記念写真を撮ってたら、30分位に一本の電車を逃しそうになって焦りました。(あれっ、一緒に車で駅に来たお二人が居ない…はっ!)。 




竜ヶ崎駅も、レトロで素敵でした。着いたときに撮っておいて、よかったー。




この日に伺ったアトリエの最寄駅竜ヶ崎に行く電車は、関東鉄道というのですが、佐貫でJRから乗り換えをして、入地、竜ヶ崎、ととても短い路線でした。駅名の手書き文字も、いい味出してる。




帰り道の常磐線は、ボックスシートに座って、ちょっと旅行気分でした。