渡邉紘子さんの展覧会「ハピネス」 @ ポポタムへ。
彼女の作品世界は、儚げでもあり、力強くもあり、
しみじみ好きな世界。見終わって作者に伝えたのは
「文が上手ですね」と。アートっていったら、モノ
だけじゃなくて、そこから感じ得る、ものがたりが
あるかどうか、っていうところが「響く」かどうか
の違いというか、大切な点だったりもして(と、
自分の作品をかえり見ると、タイトルはつけないし
言葉での表現は無いに等しいけれど)。ただ、物質
的に作品を見つめる以上に、添えられた言葉が
ふわぁっとイマジネーションを広げてくれるような
心地が、なんとも好きなんです。
今回はポポタムから数分歩いたところに
ある画廊・fuuroでも(2会場で)開催との
ことで、てくてく。途中で「カルガモに
注意」(飛び出してくるかもしれません
…や、ダジャレではなくて。カモ)って
注意書きが庭園の前にあり、小鴨?え!
見たい!と中に入るも見つけられず。
金魚が群れになっている姿をパチリ。
この画廊も素敵なのです。何度かしか
入ったことないのですが、以前、まだ
ギャラリーみずのそらの画廊主の小峰
恵子さんがご存命だった頃、ふらりと
立ち寄ると、自分の個展の案内状が
置いてあって(恵子さんが送って
くださっていた)、わ、これ、私の
個展の案内状です、置いてくださって
ありがとうございます、というような
挨拶をした思い出があります。
二階で、揺れるカーテンを
しばらく眺めていました。
違う軽さの布は違う動きを
して、布の端にあるものを
動かして。美術館は大抵
誰かがいるけど、作品と
一対一、サシで対面・体感
できるのは、贅沢な時間。
0 件のコメント:
コメントを投稿