2017/10/23

「トットちゃん!」で園長先生を思い出す






10/22のツイート、ほぼまんま:                      
録画で、昼ドラ「トットちゃん!」の少し前のを観る。トットちゃんが小学校の

自主退学を余儀なくされて、トモエ学園の校長先生(竹中直人さん・演)と面談

をする場面で、喋りまくる主人公が「もっと?(聞きたいの?)」と先生に尋ね
てしまうほど「うんうん」「すごいねぇ」と話を聞いてくれるのを見て、はっ!
既視感がある!と、久しぶりに幼稚園の園長先生のことを思い出す。四十年前に
すでに初老の印象だったから、もうお亡くなりになってる可能性の方が高い方。
私はトットちゃんのように退園になることはなかったけれど、物怖じしない方で
大人と話をするのが割と好きだった。ある時、一人、教室を抜け出して園長室に
いって、戸棚にあったマトリョーシカを触らせてもらったり、お喋りをしていて
帰りの会で、皆の前で謝った事があります(「え、なんで?」とトットちゃん 
みたく思ったのを覚えてます)。でもその時に園長先生が、私の親に、穏やかな
口調で、責めるでもなく「けいこちゃんは本当にお喋りが上手なのよ〜」「一杯
話してくれたのよ」と言ってくれたそう。トットちゃんの幼少期は、戦争前で 
特に厳しく「皆と同じ」が求められたのかもしれないけど、「個性的」が良しと
される風潮の現代においても、(自称でなく、どうしても「そうなってしまう」
生まれつきの)「変わってる」「変な」人たちの部類の人たちは、なぜ「同じ」
じゃなきゃいけないんだろう?とか、「皆と同じ」にできない微かな劣等感と 
共に「自身である」誇りを併せ持っている。んだと思う。私は当時幼すぎて、 
園長先生のその言葉のありがたみをよくわかってなかったけれど、あの時と  
同じような優しい口調で「あなたはあなたでいいんだよ」とでもいうように、 
にこやかに話を聞いてくれるトモエ学園の学園長の台詞を聞いて、ありがたい事
だったんだなあ!と大泣き。笑。ちなみに、中学校の時に習い事をしていた時の
先生(初老のご婦人、上品な方だった)は、なんと「窓際のトットちゃん」にも
登場する、トモエ学園での同級生の方だった。読み直したいなぁ、新たな発見が
あるかもしれない。(と、後日、再度購入しました…どこかに仕舞い込んである
はずなんだけど)。                           






翌日、掲載誌などの整理をしていたら、10年前(の年度…なので、書いたのは11年前?)に、
母校の入学案内に寄稿した文章が出てきました。ここのところ、自分の意見を言わないことを
美徳のようにいう人とのやりとりで、うーん???と思っていて(だからトットちゃんの話も
いつも以上に響いて、そう!そうなんだよ!と泣いてしまった)、私がその仕事相手に訴えた
意見と同じようなことを書いていて、わ、いいこと書いてんじゃん自分!とか、ブレてないな
自分、と苦笑いするような、誇らしく思うような、でした。ちなみに、私の短文の下には同じ
学年・同じ英米文学コースにいた方が載っていて、その当時(11年前)にすでに映像の仕事を
しているようでしたが、どんな仕事をしてるのかな?と検索してみたら、つい先日観に行った
                            ↓



映画「AMY SAID」にも携わってらっしゃったようで、
狭い、世の中狭い!と驚きました。






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