2018/05/21

紙博準備:豆本「ぞうさんぽ」と、貼り絵キットのこと






5/21:来月の紙博の用意。豆本「ぞうさんぽ」の作り足しを
しました。この本は、2010年に本関連の合同展の際に制作
したもの。思いがけずロングセラーとなっています。この
本に言葉はなく、しおりの先についた象を自分で動かして
散歩させる、という一冊です。*象は、既製品です。色は
赤、緑、紫、青など数色ございます。         



サイズはだいたいこのくらい。手づくり豆本、と言うのには訳があり、一つ一つ
手作業なもので、多少判型というか大きさが異なります。(笑)。実際、何冊、
何十冊、何百冊…??作ったのかは覚えていないけれど、かなりの冊数を作った
気がします。作業をしながら、「ああ、2010年に初版かあ」と、裏表紙を見て、
これを作りたての頃は絵本づくりが数回続いた頃で(そういうの、たまにあるの
です、CDラッシュとか、映像ラッシュとか)、どの絵本の制作時期だったか、 
当時の「かがくのとも」の編集長だったMさんが、英語の表記の部分「イラスト
レーション・by・辻恵子」じゃなく「イラストレーションS(ズ)」、複数形 
ね、と(量産する前に)指摘してくださって、助かった〜!流石、プロ!と  
感嘆したことを思い出しました。実はこの豆本は一晩で作った(アイデアが  
浮かび、絵を描き、デザインして見本を作り、というのをした)勢いが全て  
みたいな作品なのですが、題名と裏表紙の記述だけの、少ない言葉の中に、  
改善点を見つけてくださった当時編集長のことが思い出として残っています。 




話を元に戻して、さらに紙博の準備。絵葉書などは
おおかた準備完了させ、次は私家版の画集シリーズ
HASAMI BOOKSの5作目「貼り絵の作りかた」の
実作例を作る。もう、何回目、何十回目だろう。 
珍しく?バンザイポーズにしてみました。この本・
シャチョーが作ってくれたのも、可愛いポーズ  
だったな。これは、靴屋さんでの展覧会なので、 
シャチョー・オリジナルで靴を履いていますが、 







本当は、下駄を履いています。
下駄を作るのが難しいよー、と
いう方もいるかもしれないと 
思い、水色の靴のパーツも。 







あれ、この青い服の少女、どこかで見たな?と思われた方もいらっしゃるかも。
一昨年のNHK連続テレビ小説(通称・朝ドラ)「とと姉ちゃん」のオープニング
映像や、その主題歌で宇多田ヒカルさんが歌う「花束を君に」のミュージック・
ビデオに登場した彼女です。赤い人魚も、「貼り絵の作りかた」で作れますよ。



 

また、「紙博」でも販売する、私家版ではない・出版社から出ている
画集「貼リ切ル*の巻末には私家版「貼り絵の作りかた」の縮小版が収録されています。
「貼リ切ル」はサイン入りにしてあります。「貼り絵の作りかた」はサインなしです。
作りやすいのはきっと、私家版の方かなあ?(大きいし、クリップでの製本なので
ページを外す手間は少ない、すぐ作り始められる)、貼り絵と切り絵の作品の
図録付きで盛りだくさんなのは出版社から出てる方かなあ、お好きな方を、どうぞ。
(*貼り絵と切り絵の作品集なので貼リ切ル、これは元々は、先述の奈良での個展の題名です)





★ 早めに準備を始めていますが、紙博は6/9・10開催です。詳細はこちらを:


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