2020/06/13

「創」の字のこと / 映画「タクシー運転手」のこと




2020/06/13:数日前に皮膚科にて処置してもらったところに塗る薬に、
「傷」に塗ってください、ではなく「創」に塗ってくださいとあり。
どちらかというとポジティブなイメージの漢字・創、「創造する」
ことを意味する漢字と、傷ついた、そこなったみたいな意味が同居
するってどゆこと?と、ちょっと調べ物。象形文字的な観点から
みると、穀物をしまっておく倉と刀を表しているみたい。

ここによると、倉は音を表すためで、どちらかというと刀の
方が意味が重くて、素材に切れ目を入れるのが"工作の
最初の段階である"からだとか。切り絵も刃物
だから、創るの文字の右側が刃物、刃物で
作り出す、っていうのはちょっと
嬉しくもあり。





夜、何日かに分けて観ていた「タクシー運転手 約束は海を越えて」を
最後まで観る。実際にあった光州事件を題材にしていることもあり、
見応えのある作品だった。「パラサイト 半地下の家族」のお父さん役
を演じていたソン・ガンホさんの、気のいいおっちゃんぶりに和んでいた
序盤から、どんどんシビアに、激しく、重くなっていく空気。
近い国、近い時代(??生まれる前とかではなくて、私の場合は…
1980年代はまだ幼児でしたが)、こんなことが起こっていたのか!と
衝撃だったり、今起こっているBlack Lives Matterの運動や、
香港でのデモも連想して、民衆の活動のうねりと押さえつける国家
(など)の図のようなものは、繰り返されるものなのね、とも思う。




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