2014/10/14

「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:ユトレヒト→ アムステルダム








「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:つづき)オランダの絵本作家・ハーティさんとのユトレヒト小旅行も終盤。ちょっと一休み、お茶でも飲もうか、と入ったお店、Winkel van Sinkel Grandcaféは元・デパートだったそうです。        




ちなみに、こんな外観。迫力あります。





さっき本屋さんで手に入れたパペット(のちにマリアと命名、マリア・カラス)は丸いお腹が可愛いです。オランダではカフェでteaを選ぶとお湯とティーバッグが出てくるのだけれど、ミントティーは本格的にフレッシュの葉っぱで出てきます。




ピンク色の壁。普通に犬づれのカップルがが入店して、隣の席に座る。机の下で大人しく「伏せ」をしているゴールデン・レトリバー。賢いね。





文具店に寄って、駅に向かう。アムステルダムに比べて自転車のスピードだとか人の密度とか、ゆったりした印象だったユトレヒトですが、帰りの時間はちょうど帰宅ラッシュだったのか、連なる自転車の列が途切れず、地元の方と「信号渡れないですね…」とアイコンタクトする。        




なぜか(たぶん名物)大きなポットがあって、「あ、ここ来る時に見たね」。と目印にしていた。もう本当、ハーティさんの道案内を頼りに駅に入る。




駅に、美味しそうなフライド・ポテトのお店がありました。そいえば小腹がすいた。「大きさは?」「マヨネーズつけますか?つけませんか?」が訊かれることみたい。あとで知ったことだけれど、ベルギー風のフライドポテトはマヨネーズをつけて食べるのだとか。オランダとベルギーは隣国。もしやこれはベルギー風だった? 



一番小さいサイズのマヨネーズなし。ホクホク、パクパク。半分こして食べる。

後日、「和食」が無形文化遺産に選ばれたようにベルギーのポテトも、選んでもらおうという動きがあるって、ニュースでて「あれ」だー!となりました。

フライド・ポテトがフレンチ・フレンチ・フライと呼ばれるのも、じつはフランス語圏のベルギーの料理だったのに、誰かがフランス語しゃべっている人が作ったからフランスのポテト・フライなんだ、と勘違いしたからなのだ…と、テレビの受け売りですが、メモ。                 
            




ポテト食べつつ、電車を待つ。えーー。この電車に乗ったらフランクフルト(ドイツ)に着くのか!地続きで外国、の不思議。島国の人にとっては驚き。右上はユトレヒト駅から出した手紙に貼った切手。ハーティさんが、切手に肖像が登場している彼は新しいオランダ国王なのだ、と言う。彼のお母様が引退してね、と。女王って引退できるのか。そのベアトリクスさんについて話を聞く時、皆さいしょに「Queen…いや、Princess」と言い直していた。
新しい王の即位は、そのくらい、最近のことのようでした。*2013年4月。(こちらの記事に引用しましたが、おもしろい方のようです、王様)。 






電車では、運良く座ることができました。ユトレヒトからアムステルダムに戻ったらバレエを観る予定だから、ここでちょこっと休んでおこう。とウトウト。ハーティさんに撮られているとも知らず。笑。                 





アムステルダム中央駅に到着。125周年なのだそうです。アムステルダム中央駅に似ている東京駅は、この記事を更新している2014年12月14日に100周年。何度か書いてしまったけれど「参考にした」というのは俗説らしい

けれどデジャヴというか懐かしさは感じる外観。アムステルダム中央駅と東京駅は25歳差。同時代といってもいい頃に建てられたから近いのかもしれない。ハーティさんと私はこのあと、バレエを見にゆく。長旅の、オランダでの最後の夜。密度の濃い一日。(旅日記、つづきます)       



この展覧会のための欧州への旅でした:            


PAPIER - 紙」                     
作家: Maartje Jaquet, Judith Koning, Charlotte Moufti, 辻恵子
会期: 2014年10月11日(土)〜 11月9日(日)        
会場: Le Poulailler                      
住所: 11 Rue du Saint-Get, 59830 Wannehain, France    

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