2015/05/31

ずん胴な影、「Hello」と言う封筒






こんなに、ずん胴じゃありません。電信柱の影でバスを待っているところ。




 \くわっ!/

…あ、バス、来た。



\Hello/

欧州旅のときの機内誌を使った手作り封筒です。仕上げに封筒の口をビリリ、と
破くと、Helloの文字が現れてびっくりしました。笑。あれこれ、用意完了。  
日曜日にミッション完了すると、投函するために大きな郵便局にいかないと  
いけなくて大変(といいつつ、いい気分転換)。自宅の計りできちんと重さを 
確認して切手を貼っても、何となく郵便局で確認してもらわないと心配なヒト。
観光地でもないのに、列にはアジア系の外国人一家がいた。円安…のせいかな。
いいなあ。アメ横で、お茶を買いにいく。ここは常に異国情緒ムンムンしてて、
特にセンタービルの地下食品街は外国旅行気分が楽しめる。濃くて、カオスで、
ドコの人か、どういう味の食べ物なのか分かんないものもあって、写真も撮らず
すっごいなあ、と吸収、吸収。探してたお茶も見つけられました。しょっちゅう
来られないので「二袋いただけます?」と声を発する。日本人なんですよー、と
主張するでもないけれど、一言も発さなかったら何人だか分かんないだろうな。
ここ数日間、二人展の準備と、取材に来ていただく準備で、写真が溜まって  
しまっていたので、夜にドドっと更新。→( 。 )。  





取材関連、とりあえず一段落かな。次は二人展の搬入だ〜。        
会期は6/3からです。展覧会を見にゆく(展覧会をきっかけに会場を知った)
とお伝えくださると、ちょこっと割引もあるとか。ご利用くださいね。   

                     *初回のみです




  大社優子 x 辻恵子展「Cut!」@SOZO hair & make(東京・表参道) 
2015年6月3日(水)〜8月1日(土) →→→ 詳細はこちら    





2015/05/30

ポストに入れるミッション、カモイ→ ミシシッピ






アマリリス・スマイル

♥♥
ν






本日の任務は、これらのハガキを二つのポストから投函することです。
や、頼まれたわけじゃないのだけれど、昨日話題に出したので、少し 
責任感的なものが芽生えてしまった。そして数日、展覧会準備やら  
おそうじで篭りがちだったから、思いっ切り歩きまわるのはご褒美。 



上野公園では、水で絵を描くひとがいました。すてき。 
一気に一筆書き、とか、(私の)切り絵に通じる感じが 
して、親近感を持ってしまう。やりなおしはきかない、 
計画性や慎重さは皆無の(笑)イサギヨサ、好きです。 
    

ひさしぶり〜/         

ハロー、パンダ・ポスト!また、よろしくね!と、ハガキをイン。
ミッションそのいち、完了。



駅に向かって、まあるい緑の山手線、に乗る。
上野駅→東京駅は8分。割と近い。



ミッションそのに、完了!




東京駅から出ないで池袋に移動しようか、と思っていたけれど(不正乗車に
なっちゃうかなあ、という罪悪感もあり)、あ、ステーションギャラリーで
鴨居玲の展覧会、本日初日ではないか、と気づいて改札の外へ。学生時代に
大人っぽい雰囲気のクラスメイトの女史が画集を見せてくれたっけ。日本人
的ではない、彼自身の「ワールド」が確立している作品世界。緑色っぽい、
両手を挙げた像のライティングが最高だった。絵の実物を見たのは初めてで
そういえば彼の人生については無知だった。自死だったんだね…。誰の絵に
似ているとかいう話ではなくて、あ、これはムンク(から影響を受けたの 
かなあ)、とか、これは最近の舟越桂(に影響を与えてるかもね)とか、 
絵画の系譜、について考えながら見てしまう作品もあった。       



ま、いいヤ。 *"ヤマキ"の出汁の広告看板です。
東京駅から、池袋に向かう。夏のような日差し、 
昨日のインタビューが終わったホッとした気持ち、
山手線でウトウトする。池袋から歩いてポポタム
開催中のミシシッピさんの展覧会へ。お久しぶり 
です。ミシシッピさんのTシャツ着てきました、  
ものっすごいファンの人みたいだけど。     
コルブでの私の個展の次がミシシッピさんの展覧会
だったんだよね、とかいう話をする。      




会場のポポタムは、池袋と目白の間にあるので、帰り道は
目白駅を使ってみる。目白駅前にある和菓子屋さんで、 
"若鮎"を買う。たべたかったんだー。 <° ) ------< 
出かける前に用意しておいた冷茶で頂く。これを見て、
「ツーーージ(二)」と言った父・賢二郎はケンジロウの
ジが、「二」の人。           ツーーー二



本日の落書き。いわゆる若鮎だけど、商品名は「京の鮎」。京都の和菓子屋さんの
東京支店だったみたいです。京都の作家のミシシッピさんの展覧会を見たあとに、
京の和菓子を(そうとも知らず)かっていた。歩きすぎ、疲れて、バタンキュー。









2015/05/29

取材の日:心置きなく話し、別件で肝を冷やす






来客の日。家での取材。どんなことを聞きたいのだろう、どんなものを
お見せしたらいいのだろう、あれこれ考えているよりも流れであれこれ
瞬く間に数時間たっていた感じ。ちっとも写真は撮りませんでした。 
撮られてました。お帰りになって、パシャリ、と花を写す。ボワボワ。




取材とも二人展とも全然、関係ないところで、あれこれ起こる。
いやあ、無事でよかった、のほうでよかったけど、肝を冷やす。




盛りだくさんな一日だったので、もう寝床に入ってヨシ。雨音のごほうび。
インタビュアーさんに外国語の発音褒められ、"留学してたんですか?"と 
尋ねられ、"勉強したんですヨ"と答えてた。ちと生意気だ。"割と耳が良い 
のです"(裏の意味:頭はさておき)、というのが常套句なのだけど今日は 
口からそんな言葉がでてた。あと、すこし盛岡ばなし。盛岡でお世話に  
なったご夫婦も、その人に取材されたことがあるのです。だから、わー、 
奇遇!みたいな気分でちっとも緊張しなかった、もっと話したいくらいに。
何の取材だったかは、また改めてお知らせしますね。Zzz・・・。     







2015/05/28

取材に向けた片付け、オランダ人作家達の作品を壁に架ける






\来客あると片付けするからイイわね。来客なくてもキレイにできてたら、もっといいね。/


             /うぐぐ・・・\(ようさんウサギに押しつぶされてる猫)




明日、久しぶりに家に取材が来るのです。二人展の準備で、あれこれひろげたものを
一気にあちこちに収める作業。あれ、切り絵が落ちている・・と思ったら本物の人 
(の写真、バレリーナ)だった。封筒は明日使うかもしれないものだから分けておく。








欧州旅のみつけたものも、お見せするかもしれないから、と整理する。
これは、フランスのランスにある、ルーブル美術館の分館で手に入れた
絵本です。ネズミとクマが美術館を探検するお話。オランダの美術館 
では、奇しくもサルとモグラが美術館を巡る絵本(by ヒッテさん)を 
頂いたなあ。英語だから読めました。フランス語も分かったらいいな。
展覧会にお声がけくださったル・プーライエ画廊主のパトリックさん、
お元気かなあ。なんて、思い巡らす。*そしたら、数日後にハガキ  
ありがとう、との写真を送ってくれました。ホクホク。二人展の  
案内状を送ったのでした。遠いけど、見て欲しい人もいるのです。  
手紙には、そういう、届けるうれしさがある。           



追記;                            



「Cut!」の案内状をフランスでお世話になったパトリックさんにお送りしたら、
私がメロメロになったゼゼットさん(画廊の庭に現れるニャンコ)の    
写真を送ってくれました。見てたいのでiPadの画面に…。Merci, Patrick!   




さ、お掃除・お片付けのつづき。ずっと、置いて飾っていたマールチェさんの絵を
壁に架けることにしました。先述のパトリックさんの画廊で、いっしょに作品展を
したオランダのアーティストです。ついこのあいだ、この絵にタイトルはあるの?
なんてやりとりをしたばかりなのに、なんと、タイトル裏に書いてあったよ・・。
そういえばサインいれてくれたっけ、目の前で。と思い出す。マールチェさんの 
作品と、彼女の所蔵品(この作品と交換した、私の作品3点を含む)展覧会が、今
アムステルダムで開催中です。会期中にご旅行の方は是非ごらんくださいね。  






じゃーん、こんなふうに飾りました。左がマールチェさんのコラージュ作品、
右の白黒写真は、バルトークの恋人だった?バイオリニストのポートレイト 
です。大人になってから、小学生用の伝記を読んだときに、佇まいにひかれて
拡大コピーしたのでした。ものすごく長いこと、飾ってあるものです。   





フランスにあるパトリックさんの画廊まで、車で一緒に行ったユーディットさん
(マールチェさんと映像作品を共作した、彼女自身もアーティスト)の作品も、
飾りました。右下の、ウサギの絵の入った紙のチョウチョです。その上は、 
大好きなジェーン・グドール博士です。その隣の隣はCORBでの展覧会のときの
写真。…なんて、部屋に飾ってあるものにはあれこれ思い出や物語があり、  
明日くる取材陣(?編集者さんたち)・「はじめまして」の方にお見せするのは
気恥ずかしいような、まあインテリア特集ではないにせよ、彼らが記事で載せる
写真にはちょこっと写る可能性だってあるのであって、不思議な感じです。  
何の取材かは、数カ月後?お知らせしまーす。               






2015/05/27

楚々とした白い紫陽花








楚々とした、って
こういう姿だなあ
と思う。そして、
同じ場所で昨年も
今年も見とれた。









2015/05/26

「Cut!」at sozoの新作:絵は、作っただけでは終わらない





昨年8/22から始まった二人展「Cut!」は茅ヶ崎→大阪→鎌倉、と旅を重ねて、
もうすぐスタートする東京展は8/1まで。巡回・約一年!個展「日めくりの日々
(2013/10〜2014/5)も東京→大阪→山口→長野と4回巡回で期間も長かったけれど
会期の初めと終わりだけ考えたら(実際の開催日数は数えてませんが)自分史上、
もっとも会期が長い展覧会の最長記録を塗り替えました。4回目の巡回なので、 
案内状のイメージをがらりと変えました。上が1〜3回目の案内状、そして作品集
Cut!」の表紙にもなっているメインビジュアルで、下ができたてホヤホヤの  
案内状。シャベルとハサミ、図らずも道具が大きくフィーチャーされてます。 

ちなみに上の作品のシャベルは、写真家の大社優子さんが選んだモチーフ。この
展覧会について説明すると、最初に私(辻恵子)が、写真家の大社優子さんが 
メキシコを撮った写真(試し焼きなど)にハサミを入れて切り絵作品に。   
→その人物像だけを、大社さんの写真作品の上に配置し、更に撮影して写真作品に。
…なので、切り絵の人物像を作ったときは、写真作品がどういう世界観になるのか
全然わからないまま、わ!こうきたかー!と愉快でした。 同時進行で二人で  
作品をつくり上げるタイプの「共作」というのともまたちがう作品づくりでした。




東京から、わざわざ茅ヶ崎まで見にいらしてくださった友人知人も多かったので、
今回、私の作品に関しては、11点中、ほとんど(9点)が新作です。これは、  
切り絵作品を台紙に貼る作業をしながらウルフルズの「ばんざ〜い♪ (きみをー 
すきでよかったー)」が思い出された(脳内で流れた)絵。ポーズのせいかな。 
いつもあまり使わない額で、三部作のようになっています。たしか、展示活動を 
始めたばかりのときに、が、こんな額どうかしら、と差し入れしてくれたもの。
やっと、やっと使えたよ、父さん。                     








一回目・二回目の開催場所は画廊、三回目は古本店とつづいて、今回の会場は、
美容院(ヘアサロン、といったほうがいいのかしら)。画廊などのように、  
作品に近づいて見るのがなかなか難しい(髪を切ってもらっているときに、  
頭を動かしたら、おこられそう)から、大きな作品にしようかなあ、と    
構想していたはずが、いつもどおりの小さめ作品中心です。大社さんの    
写真作品は、ダイナミックに大きいので、ほら、陰陽みたいな、       
強弱みたいな、ね。…と、いいわけ。臆さず近づいてご覧くださいませ。   
"この絵には、何色の額が似合うかなー"の作業をしていると、絵は絵を作った 
だけで終わりではないのだった、と気づきます。印刷物の場合も然り。   
デザイナーさんありがとう。新しく作った作品、見ていただけたらいいな。 
絵を作って、額にいれただけ、では終わらない。見て頂けてこそ!ですね。 

会期は6/3からです。展覧会を見にゆく(展覧会をきっかけに会場を知った)
とお伝えくださると、ちょこっと割引もあるとか。ご利用くださいね。   

                     *初回のみです




  大社優子 x 辻恵子展「Cut!」@SOZO hair & make(東京・表参道) 
2015年6月3日(水)〜8月1日(土) →→→ 詳細はこちら    











2015/05/25

買い物のつづき、双子の黄身





     \小刻みに震えながら、緩やかに右折せよ/


@ 本郷郵便局。今日は一日、家での制作などをするのだ、と思っていたのに、関東地方で大きめの地震があったので、いつでも避難できるよう、部屋着から外着に着替え、あ、ついでだから昨日できなかった用事を済ませてしまおう、なんて、ふらりと外出する。                      


きのう、中央郵便局で済ませられなかったのは、記念切手を買うこと。土日は営業時間短縮で、普通切手だけは手に入れられたのだけれど、仕事に使うのに足らないかなあ、と、大きめの郵便局に来てみたわけ。これで間に合うのか、少々不安はのこるものの、デザインが変わる前の5円切手を手に入れられたので少しうれしい。           





ぬーっ、とアジサイ。前に「廓の遊女のよう」だと思ったチューリップと同じ状況:柵ごしの花だけれども、青いからだろうか、また違った印象。    



カフェ・ノマドで休憩。今日は、これが食べたかったのだ。お客さんで賑わう 店内でしたが、帰り際に少しだけ、手短に(笑)カフェのオーナーと世間話。 

アート作品の収集家ではないのですが、作品を「いいな」と思って買ったことがある作家の名前を記憶/認識していなかった私。"辻さん、持ってるでしょ、あのひとの作品(四角いもの、のジェスチャー)"→"あ、あれね!(四角いもの、のジェスチャー)"という、やりとりが可笑しかった。         




チラシ置き場で、ニコ(湯島の雑貨店、以前、私もミニ展覧会をした場所です)のフリーペーパー「にこぺ」を見つけました。ボッティチェリの幼子イエスは、「よっ」とアフレコしたくなる。先日、六本木ABCで割引券を頂いていた、東京藝大美術館の展覧会(左上)は、ヘレン・シャフベックというフィンランドの画家のもの。詳しい内容は知らなかったのだけれど、音声ガイダンスが女優の小林聡美さんだと書いてあって、普段音声ガイダンスは借りないけどちょっと気になる。左下、「Cut!」の葉書も置いていただいています。ノマドと、旅ベーグルに。感謝!会期は6/3からです。辻恵子の作品は、新作中心です。        




帰り道、夕焼け空に見とれる。何雲っていうんだろう。うろこ雲?きれいだなー。家に戻り、買ってきたナスに縦線をいれ、火にかけて焼き茄子にする。家事はいい気分転換になるな、と感じる今日このごろ。ばりばりにいそがしい、っていうわけでもないのだけれど、自営業のサガ、並行してあれこれが進むので、頭の整理と、実際に手を動かすこと、うまく進めないと。取材(される)準備と、二人展の準備と、旅の準備。さらに、先の展覧会のことも頭の片隅でかんがえねば。今日は少し別の案も思いついて、人に話してみた。それが前進なのか、単なる横道かは、まだ分からないけれども。                         




もうひと頑張り、しないと、あれこれ進んでいかないぞ!と夜食を食べる。がんばんないと!というときには卵黄だ、と誰かがいっていた。生卵、だったか。かつん、と割って、わっ!と驚く。"卵黄が二つ入ってる〜!" 初めて見たかもしれない。ロッキーみたいに飲むのではなく、おうどんに乗せて、いただきました。さて、もうひとがんばり。          






  大社優子 x 辻恵子展「Cut!」@SOZO hair & make(東京・表参道) 
2015年6月3日(水)〜8月1日(土) →→→ 詳細はこちら    












2015/05/23

Art of Livingのコラム「お母さんの宅急便」の挿絵を制作







ウェブマガジンArt of Livingのコラムの挿絵を制作しました。
第一回は5/15に公開!










制作風景



制作風景など、関連記事はこちら→ tsujikeiko.blogspot.jp/../artofliving 
ふだんと違い、単一色の紙にカッターで穴をあけてつくる切り絵です。じつは
同じウェブマガジンでも取り上げていただいた、NHKで放送されたドラマ  
紅雲町珈琲屋こよみ」の手ぬぐいの図柄(辻恵子・作)をご覧になって、  
お誘いをいただいたお仕事です。                    




第二回の更新は、5/23を予定しております。また、お知らせしますね。