2017/06/11

金沢・オヨヨ書林での辻恵子作品集「貼リ切ル」出版記念展










辻恵子作品集「貼リ切ル」出版記念原画展
会期:2017年5月24日(水)~6月4日(日)*月曜定休
6月11日まで、会期延長!

時間:11時~19時
会場:オヨヨ書林せせらぎ通り店
http://www.oyoyoshorin.jp
住所:〒 920-0865 石川県金沢市長町 1-6-11(中央小学校の向かい)
電話:076-255-0619
交通:JR金沢駅・東口広場より徒歩20分。
北鉄バス(南町下車・徒歩5分/香林坊町下車・徒歩7分(金沢駅より200円))
ふらっとバス長町ルート(聖霊病院聖堂町下車・徒歩2分/中央小学校下車・徒歩2分(100円))

案内状は、コラボンの店主・オオハタさんが
デザインしてくださいました。感謝!誤植は
私の責任でございます、ごめんなさい。🙇 

FBイベントはこちら





会期中は、オヨヨ書林せせらぎ通り店から徒歩15分・
安江町のコラボンでも辻恵子グッズを販売します。

コラボンでは、絵本原画展を開催したことがあるほか、
その際に案内状に乗せるためにデザインした
切り文字のロゴを、ホームページなどで
ご覧いただけます。

二つのお店の
地図はこちら






会場の様子





オヨヨ書林せせらぎ通り店の入り口近くの部屋が、メイン会場です。
向かいに小学校があって、合唱の声が聞こえてきたりします。   



奥には、ずらりと古書が並んでいて、ピアノが鎮座しています。
アムステルダムの駅や図書館で、ご自由にお弾きくださいという
ようなピアノが置いてあったなあ。ただし、図書館は音楽院の隣
なので、自信があるなら弾け、みたいな注意書きだったことなど
思い出して、オランダの友人にメッセージしたりしてました。 



展示スペースの全体はこんな感じ。朝ドラ
とと姉ちゃん」冒頭映像や、宇多田ヒカル
さんの歌う、その主題歌「花束を君に」の
ミュージックビデオ、先日重版が決定した
ばかりの絵本「かげはどこ」の貼り絵や、
朝日新聞の小冊子「スタイルアサヒ」の 
表紙を飾った切り絵作品、線画で挿絵を 
手がけた景山えりかさんの御本「月整活
の原画などが、ずらり。オヨヨ書林の店主
の佐々木さん、素敵なしつらえ、感謝! 




なかには、昨年、金沢の「しいのき迎賓館」での
「とと姉ちゃん」展でもお目見えした作品もあり。




               \あらー、金沢に戻ってきたわ/






この作品は、古書店(会場)の
店主さんが親近感を持って  
くださっていたようです。  
ハタキと本屋。確かに。   
絵は、見る人によって思い  
描くものが違って面白い。  




古本屋さんですので、店舗のところには
「とと姉ちゃん」のモデルとなった、 
大橋鎭子さん・花森安治さんのコンビが
作り出した雑誌「暮しの手帖」もあり。




もちろん、「貼リ切ル」も
売っています。     



手作り豆本「ぞうさんぽ」や、



なかなか東京駅(の商業施設グランスタ)
以外で手に入らない、かまわぬのお店・ 
シェアードトーキョーのグッズ(銀座の 
手ぬぐいと、絵葉書)や、私家版の画集
お求めいただけます。         









  

月刊絵本として刊行された絵本は、個人的にストックしていある分を

お分けしている状態(世間的には「絶版」)ですので、ご注目を。 
珍しく、水彩画で描いた絵本「まるをつくる」は、実はお子さんには
一番人気。切り絵の絵本「マークのなかにかくれたかたち」は、  
標識などに見られるピクトグラムから人物像を切り出す絵本です。 
一部の取扱店と、イベントごとの時に販売しているだけですので、 
ぜひお求めくださいね。                    




月刊絵本として刊行された「かげはどこ」は
昨年、単行本化されたのですが、今回の金沢
での催しでは、月刊絵本版の「かげはどこ」
も、蔵出し・販売します。単行本よりも少し
お手頃の価格なのと、付録の冊子がついて 
います。*そして、絶版。ご注目ください。





オヨヨ書林せせらぎ通り店のことをご紹介
くださったのは、2009年と'11年に個展をした
コラボンの店主・オオハタさん:感謝! 
オヨヨ書林での会期に合わせて、コラボン
でも雑貨の販売をしてくださっています。
こっそり(?写真でいうと左の黒い額) 
「貼リ切ル」に掲載された原画も一点ご覧
いただけます。切手にハサミを入れて 
制作した作品です。         






先日のイベント「紙博」を機会に 
復刻したブックカバーは、金沢での
販売は初!です。        


貼り絵キットの本「貼り絵の作りかた」の
佐渡版(たらい舟の絵が作れるもの)と、
「とと姉ちゃん」の青い服の少女の実作例は
同じ額に入れてみました。なぜ佐渡?かと
言うと、昨年はじめて参加した佐渡での 
イベント「ハロー!ブックス」の時に、 
ワークショップ用に作ったものなのです。
とと姉ちゃん」の青い服の少女、主題歌で
宇多田ヒカルさんの歌う「花束を君に」の
ミュージックビデオに出てくる赤い人魚と
木々と車のキットは、作品集「貼リ切ル」
の巻末に、縮小版が収録されています。 




こんな風に貼り絵が
作れます。    





オヨヨ書林せせらぎ通り店での
展示風景に戻ります




とと姉ちゃん」OPの銭湯に入る親子の絵は、




こんな風に窓際に。取材を受けた国際紙パルプ商事の
広報誌「TSUNAGU」や、ヴィレッジ・ヴァンガードの
フリーペーパー「VV Magazine」も閲覧可能です。写真
中央にある、たらい舟に乗った少女の絵は、昨年の 
佐渡でのイベント「ハロー!ブックス」の時に制作。
台紙の水色の紙は、面から見ると無地なのですが、 




今回は光の差し込む窓際に飾っていただいて
いるため、裏(本当は表)の模様が透けて、
花火が上がっているような、普段と違う  
雰囲気で覧頂けます。ただし、日中だけ! 



先日重版が決定したばかりの絵本 
かげはどこ」の原画も。会期中に、
出版社(福音館書店)の「母の友
編集部の方がたまたま金沢に出張で
いらしていて、インスタグラムで 
ご紹介いただきました。→ こちら




作品集「貼リ切ル」の題名は、
元々、昨年の奈良での個展の 
題名で、「貼り絵と切り絵」の
展覧会で、貼リ切ル、でした。
編集の方が、ぜひこれを本の 
題にも、と、なったのでした。


奈良では実は、この「スタイルアサヒ
(朝日新聞の購読者用の小冊子)の表紙の 
原画展をしたいというのが出発点でした。



これは写真から人物像を切り出した
「切り絵」作品、この仕事の時は 
そろそろ切り絵以外の表現もしたい
なあ、と思っていた頃。今までこう
いう切り絵を作り続けていたけれど
貼り絵でもできないか打診して、 



でも、お声がけいただいたきっかけが
大阪でも開催した二人展「Cut!」 
(写真家・大社優子さんとの共作)で
あったため、切り絵で「スタイル 
アサヒ」の表紙の絵を制作、それを
みてくださっていたNHKの演出家の
方(「紅雲町珈琲屋こよみ」でも、
お世話になった藤並さん)が私の 
切り絵でタイトルバックを、とお声
がけくださり、結果的に貼り絵での
制作となった…という経緯があり。
随分と回り道ですが、色んなことが
繋がっていて、一つとして無駄な事
は無いんだな、と考えていました。




貼り絵と切り絵の作品集「貼リ切ル」には
載っていない作品ですが、線画で挿絵を 
(沢山!)制作した、景山えりかさんの御本
月整活」の原画もご覧頂けます。いい本。
以上、写真のレポートでした。下の写真は
滞在日に福井からお出かけくださった方が
撮ってくださいました。        
↓       



                          *撮影感謝=おまりさん


*毎日新聞の石川県版で、記事にしていただきました:https://mainichi.jp/articles/20170610/ddl/k17/040/307000c
















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