2019/06/09

岡崎体育 @ さいたまスーパーアリーナ & 浦和散歩





6/9:初めて岡崎体育のライブを観られる!と楽しみにしていた日。昨年映画「ボヘミアンラプソディー」関連で音楽番組「SONGS」のクイーン特集で彼がクイーンの魅力について話してるのを観て、その語り口や、ちらっと紹介された「MUSIC VIDEO」の動画おもしろい
なあ!と思ってからだから、かなりファン歴は短いのだけど。きっとぴょんぴょん踊ってしまいそうだから荷物は最小限で行こう、でも、大きな会場で見えるんだろうか、バレエ観たときに買った安いオペラグラスをカバンに入れて出かけました。             


グッズも欲しいなあ。販売は11時からだけど、そこまで早くは行けないけれど、混みまくっているであろう公演前後に並ぶのは嫌だなあ、と、気持ち早めに会場前の物販でステッカーと、マガジンと、「てっくん」のCDを買いました。ステッカーはノートパソコンに貼ってみました。*PCに貼ったの、初めて!




突然話は変わるのですが、物販を買ってから開演時間までのあいだ何をして過ごそう?と地図を見ると、さいたま新都心と浦和、そんなに遠くない(浦和の方が東京寄り)。実は行ったことがない美術館行ってみようかな、と思い立って出かけました。 

これがとても良かった。岸田劉生といえば、麗子像で有名な画家ですが、へー、こういう作品もあるんだ!と思う。林檎などの静物画が静謐で好みだったり、ちょっと不気味だったり
怖い絵の印象だったのに、彼が38歳の若さで亡くなる直前に描いた16歳の麗子の像(多分これかな?画像検索で出たもの)の説明文に、麗子は少し頬骨が出ている(?だったかな)けどちょっと美人に描いてあげましょう、というような言葉に、ふふふ、微笑ましい!と思ったり、麗子像が代表作になるほどに何枚も何枚も描いている娘の姿を、たった16歳までしか彼は見られなかったのか、と思ったりも。           

新編 東京繁昌記 (岩波文庫)

ポスターに名前が乗っているもう一人の画家、木村壮八については
全く知らなかったのだけれど、彼の絵のタッチは現代的というか、
今のイラストレーターだよ?と言われても信じてしまうかも、と 
いう感じ。また、少しは馴染みのある銀座界隈の昭和2〜30年代の
景色を見ることができて、へー!と楽しい。木村屋(あんぱん)や
ミキモト(真珠)、伊東屋(画材店)も・・・!軽妙な筆運びは 
何というか、イラストレーターの「先輩!」という感じでした。 
この本も読んでみたくなりました。当時の空気感がわかりそう。 



そして、もう一つ浦和で寄り道。口からジョー、と水を吐く兎が手水のところにいる神社へ。20年以上前に、一度?二度?きた事がある場所。(卯年生れなので気になって、わざわざ神社参拝目的だけで来たような淡い記憶)。兎手水は滋賀でも見たな。そんな「お久しぶり!」感も手伝って自撮りしてしまいましたよね。*上の写真。        




お守りだとか、何か買って帰ろうか・・?うーん、と悩んで、可愛らしく寄り添う親子の兎?の焼き物を手に入れました。神楽焼 調宮兎守、と書いてありました。




そんなこんなで浦和で長歩きしてたらあれっ、時間大丈夫??と、さいたまスーパーアリーナ(会場)に戻る。開演時間直前なのに外にはまだ沢山人がいて、あ、まだ大丈夫!でも急がねば〜入口、どこ〜?などとやってる時に、「辻さん!」と、顔なじみの絵描き仲間が見つけてくれてビックリしました。18000人も来場している中で、ばったり会えるなんてすごい。            


そして開園。いやー、楽しかった。「いつかは さいたまスーパーアリーナで クチパクやってやるんだ絶対」って歌詞がある曲「Explain」は、ある意味この日に叶ってて(…と書いていて思い出しました、叶姉妹の美香さんも来場していたらしいです)…あ、余談が長い:笑、生でこの曲をパフォーマンスするのは最後です、と演った後に、この撮影OKタイムでした。

最後の最後の曲は、その「Explain」、その前の・最初のアンコールの「最後の曲」は
(ああ、ややこしい)、「エクレア」という曲でした。ミュージックビデオあるあるのような「MUSIC VIDEO」などで注目された彼ですが、「エクレア」を聴いた時に、あれっ(?)、あ、この人はイロモノじゃないな、と わかったというか、一番すきな、グッと来る曲。   











「魂を込めれば」の歌詞の部分、彼の場合は音楽に魂を込めれば、だけど、私の場合は美術、絵。よく、制作の後にどっと疲れる感じを「鶴の恩返し」の鶴のよう、と例えるのだけど、丸裸になって、自分の羽を抜いて作品にしていくしんどさも伴うけど美しい反物(作品)ができていく喜びもある。それを見て、聴いて、喜んでくれる人のことを想像しながら作ること。  

岡崎体育と同じく京都の出身ミュージシャン・岸田繁さんが作詞作曲した、くるりの楽曲「ギター」という曲でも、いいアルバムだな、という台詞の後に、普通なら謙遜しそうな  
ところ、「当たり前じゃないか心血注いで作ったんだから」という歌詞があって、それがとても好き。共感する。

「エクレア」の歌詞で、魂を込めれば・魂を込めればちょっと位は格好良く見える、というのも同じ感じで、音楽と絵、ジャンルは違えど、「創る人」仲間のように近しく感じて生で聴きつつウルっと涙が出てきました。

しかもこれは、「想像上のステージ」でも、「想像上のオーディエンス」でもないってことが感動を増幅させていたように思う。   

コンサートに行っても、割と棒立ちな私ですが、ぴょんぴょん、ゆらゆら、踊りまくっていたようで、歩数計をチェックしたら、浦和の長歩きの分もありますけど一日で9.5km位歩いたような計算になっていてびっくり。翌朝筋肉痛になってるかな??→ 腕に来ました、初めての フリフライト(ペンライトみたいなの、制御されて、 曲に合わせて色々な色に変わるの美しかった!)のせいかと思われ。ライブ写真は、ちゃんとした記事でどぞ。



岡崎体育さんのブログ、この公演前の記事「夢を持つということ」:

この公演後の記事「夢のあと」:

後日記


映像ソフトも出ました、わーい。



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