2019/11/06

画廊巡りと読書の日




11/6:ナイス・夕陽 @ 新橋駅




塩川いづみさんの展覧会「Mythos」を見るため、死後くんの展覧会
以来・2度目の「月のはなれ」へ。 移動中と、喫茶店(?いや、 
バー?)でもある会場で、呉明益さんの・故人の茶飲み友達、
天野健太郎さんの最後の訳書「自転車泥棒」を最後まで読む。
今日読んだ部分は、走馬灯のようなスピード感。翻訳物を読む
時に陥りがちな、「え、〇〇(外国語の名前)って誰だっけ」
多少ありつつ(ごめんよ天野さん)。塩川さんの展覧会は、
ギリシア神話をテーマにしたもので、中でも一番好きだなと 
思っていた絵がギリシャ神話のプシュケーだったのですが、 
ん?「自転車泥棒」にも出てきたな、プシュケー…と不思議な
偶然もありました。もうすぐ一周忌、というタイミングで読み
終えられました。他にも未読のもの何冊もあるので、その内、
読んでみよう。って、検索してみたら、結構あるなあ。   


歩道橋の魔術師 (エクス・リブリス)
日本統治時代の台湾 写真とエピソードで綴る1895~194513・67
星空 The Starry Starry Night父を見送るおなじ月をみて
店主は、猫 台湾の看板ニャンコたち

まずは猫ものか、絵本とか。



読み終わった本は、誰かにあげたりすることが多いのだけど、
天野さんが亡くなる直前に出た「自転車泥棒」は、著者の呉 
明益(ご めいえき)さんの直筆のサイン入りのものを手に入れ
たので(その時の日記的なブログはこちら)、うーん、どう 
しよう、と思っていたら、先日(その時のブログはこちら)、




一緒に出掛けた台湾生まれのお友達がもらってくれることに 
なっていたので(前もってお話ししておいたので)、読み終え
た帰り道に郵送して送りました。人の手から手へ渡っていく 
自転車の話だし、台湾に縁のある人だし、と。私が日本語で 
書かれた小説を英語で読むような感じなのかなーと想像して。
一緒に写真に写っている、台湾通の日本人の方は天野さんの 
開催していたトークイベントに列席していたそうで、世の中 
狭い。ところで、もう新刊の翻訳書が出ることはないんだろう
と思っていた天野さんですが、俳句集をご遺族がまとめたと、
ツイッターで知りました。どこか出版社〜と、死後までお節介
(お節介ばばあ的なことを言われてムカッ!として疎遠になった
んですけど!)。読んでみたいものです。         





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