2022/04/22

久しぶりに東京都外へ・そして劇場へ



2022/04/22:雨。友人知人がたくさん関わっている公演の初日、コロナ禍で都外に出るのも初めてになるし、劇場といえば人がたくさん集まる場所だし、まだ少し怖いなあ、とチケットを予約しないでいたけれども、当日券があるみたいだと知って、勇気を出して出かけてみるか!と、さいたま芸術劇場に初めて来てみた。当日券の発売時間ぴったりには到着できなかったので、もしかして買えない可能性もあるけれども、それならそれで、まあいいや、と。もしかしたらラス2くらいだったかも?という状況でチケットを買うことができました。



演目は、シェイクスピアの「テンペスト」にインスピレーションを得た?ベースにしたものらしい、くらいで、予備知識ゼロ。今回、コンテンポラリーダンスの近藤良平さん(コンドルズ)が芸術監督になった最初の公演、の初日。友人や知り合いがたくさん関わっている、というのは、具体的には歌ったりもするけど、主に絵描きのチャンキー松本さん、音楽家でライターの岡田カーヤさん、佐渡島でのイベント(ハロー!ブックス)でもご一緒した、音楽家の西尾賢さん、そして衣装は、まだコロナ禍で延期したままの、私の個展会場(予定)のSUTOA・國時誠さん。



ロビーの物販コーナーでも嬉しい再会があったりして、嬉しかった。都(「みやこ」じゃなくて、とうきょう「と」)の外に出るだけでも、相当のイベントごとに感じられたり、あまりにも友人知人が出ているので、なんとなく家族を見ているような「わー、〇〇さん頑張ってるー」とか、そんな感覚で見てしまっていたのだけれど、私自身、マニアではないもののダンスを見るのが好きだからこそ、うーん、ここはどうなんだろう?と思う部分もなきにしもあらず。(芸術監督就任初回の公演で別の劇場の・演劇畑の芸術監督とコラボするんだあ、とか→ ざっくり言うと、このドゥクフレのエピソードに感銘を受けたのと逆の印象で、強い近藤色だけで通したらどんな作品になってたんだろう?と)。

大きな鉄の輪っかを使ったパフォーマンスなどはうっとりしてしまったけれども、そういう個々の見せ場じゃなくて作品全体としての流れとかについては、もう少し大きな流れのようなものがあると良かったかな、という印象。

また、帰宅後にどんな反応だったのかSNSで検索してみて、ああ、そうだねえ、と思った、やや問題ある演出(三日目には変更されたらしいですが→ Togetterにまとめられています)、についても、その一つが友人知人の方が演じているシーンだったので、やや複雑な気持ちになりました。しっかりして!芸術監督〜、と?。そのシーンについてのツイートで、「No means No」という言葉を知って、そうだよねえ、と思ったり。(簡単にいうと「いやよいやよも好きのうち」じゃねえよ、嫌だ、は嫌だという意味だよ、というね)。






赤いカーテン、上の方の階の座席、ダンス関連の舞台、というの状況は、アムステルダムでバレエの舞台を観た時(→ こちら)を思い出したりして、ワクワク。




久々の劇場、二階の一番前の席でした。お静かに、というようなパネルを持ったスタッフの方がいらしたけど、結構普通にザワザワしていて、大丈夫かいな、と心配になるくらいではありました。隣の隣に小さい子がいて、公演中、隣に座る母親にコショコショと反応を伝えていて、おお、子どもはこういうところに反応するのねと思うことにして聞いていると、ふむ、近藤さん(今回の公演から、この劇場の芸術監督になったコンテンポラリーダンスのひと)の、こういう振り付けは子供受けするんだね、ふむふむ、とか、え、ここが?というシーンで「こわい・・・」と言っていたりして、興味深かった。




SUTOA・國時さんの作品(お洋服)は、お店で拝見するものしか知らなかったので、おお〜、素敵!と鑑賞。薄いグレーの、プリーツの入った短い衣装、上に引用したオレンジ色の衣装などが特に好きで、全体に・全員が舞台の上に揃った時の色合いがとても素敵でした。



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