2014/10/07

「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:アムステルダム滞在、始まる








「PAPIER - 紙」展・欧州旅日記:つづき)今日は滞在先を移動する日。  
オランダ入りしてから最初にお世話になった紀子さんちの猫ともバイバイ。
別れの朝と知ってかしらずか、朝方、ゴロゴロと喉を鳴らして近づいて  
きて、スリスリしてくれました。写真は、まったり中。またね。元気でね。





車で、郊外からアムステルダムの中心地へ移動する。ノボリとクダリの道路の
真ん中にある、今、走ってるこの道路はね、混んでる方に使われるんだよ、 
と紀子さん。日本の高速道路事情はわからないけど、ザンシン!と驚く。  



そして、標識の文字の読みやすさったら素晴らしい。グッド・デザインの国だ。
何でかなあ、と考えていた。博物館で出島の模型をみたり、英語・仏語・独語も
流暢に話すオランダの方と同じ時間を過ごしていて、こういう「分かりやすい」
「読みやすい」デザインが多いのは、オランダが歴史的に海洋に長けた国であり、
海外との貿易も盛んで→ 言葉が通じなくても分かるもの、分かりやすいもの、
を追求する土壌があるのではないかしら、と。島国でなく地続きの欧州だから 
どこでも何カ国語もしゃべるのが普通うなのかと思いきや、後に展覧会で) 
出かけたフランスでは、「フランス語しか話しません」という人もいたから、 
大抵の人が数ヶ国語を操るオランダはきっと、そういう、交わる国なのだ。  
(…と、書いていて、私の名前「辻」は「交わる通り:交差点」という意味   
なのだよ、と説明したことを、思い出す。昨晩の「MERCY」ばなし然り)。 




アムステルダム、到着!音楽院にて、紀子さんがピアノ伴奏をするスタークラスの
授業を見学。ロシア人のチェリストの先生が若人に指導している。待ち合わせ時間
が近づいたのでホールを出、「元気でやってます」写真を撮り、下階へ。音楽院の
すぐ隣の図書館で、次に滞在させて頂くお宅の方と待ち合わせなのです。    





マールチェさん。今回、私がヨーロッパに来た目的の合同展「PAPIER - 紙」の
参加アーティストでもあります。自転車で来たから、スーツケースを前カゴに 
乗せなさいよ!リュックは後ろのバッグに入れたら、と言う。えーー。けっこう
重いよ?でかいよ?と心配するも、無理じゃ…なかった。(笑)。押して歩く。






アムステルダム・セントラル駅まで送ってもらい、私はトラムで、マールチェさんは
自転車で家に。オランダに着いた日に一度、マールチェさんの家には行ったので、 
一人でもダイジョーブ。とはいえ、思えば、ひとりでトラムに乗るのは初めてだな。




ガタンゴトン・・東京の路面電車・都電のようなものですが、だいぶモダンです。




乗車には東京でいう、「Suica」みたいなICカード「OV-chipkaart」を使います。
乗車するときに「ピッ」、下車するときに「ピッ」と、チェックイン・チェック 
アウトをするシステムなので、電車も改札はあるのだけれど、バタン、と閉める 
ものがない、開けっ放し状態。ただ単に駅の構内のお店を使うのも、スーッと  
改札を入っていってOK。本当に電車に乗るときだけ、「ピッ」とやるのです。 




ともあれ、マールチェさんのお宅に荷物を置かせて頂いて、昼食のため外出。
途中、ザーーッ!と通り雨が降る。"こりゃすごい、よしっ、走ろう!"…と 
近代美術館・Stedelijkの屋根の下に逃げ込んだのも楽しい思い出。     




場所を知るためにも「行ってみたい!」とリクエストした美術館(x2:国立美術館
と、近代美術館)のカフェは混んでいたので、近くのブラッセリーへ。コロッケと
パンを頂きました。Kroketというものでオランダらしいというか定番のメニュー 
なのだそう。衣もしっかりとした食感がある肉のクリームコロッケみたいな感じ
私と昼食のあと、マールチェさんは家に、私は近代美術館へ。         



旅日記、つづきます)



この展覧会のための欧州への旅でした:            


「PAPIER - 紙」                             
作家: Maartje JaquetJudith Koning, Charlotte Moufti, 辻恵子
会期: 2014年10月11日(土)〜 11月9日(日)         
会場: Le Poulailler                       
住所: 11 Rue du Saint-Get, 59830 Wannehain, France    





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