2015/10/03

第40個展の初日を迎えられました






第40回個展初日を迎えられました。搬入作業の後、不備があったリストや 
足りなかったキャプション類などを準備して外出→あっ!携帯わすれた→ 
家に戻る→電車に乗る→あっ!逆方向だ!→戻る→あっ!リスト忘れた! 
(っていうか出力してない)→画廊主の機転で乗り越える。と、ドジな朝。 
昨日は荷物が多くて、持って来られなかった「PAPIER - 紙」のポスター 
を貼りました。先日スキャニングでお世話になったデザイン事務所の方より
お花がとどきました。机がぱあっと華やかになる。うれしいな。     



大阪の朝日新聞社「スタイルアサヒ」の編集部からも、お花いただきました。
「A Heaven in A Wild FLOWER」(花、が入っている題名)の横に飾り… 



その横に、今年度(3月号まで!)私が表紙を制作している「スタイルアサヒ」の
ファイルを置いて、御覧いただけるようにいたしました。*同誌は、朝日新聞の
購読者に配布される月刊の小冊子です。                  


「お花とどきましたよー」わー。3つ目!ありがとうございます!!
こちらは、ベネッセのおしごとでお世話になっている会社です。 


…と、ベネッセしごと関連の方からのお花を飾ってから、間髪あけず、  
本当に、仕組まれているのではないかしら、と思うほどのことが起こる。 
画廊主の健太郎さんが、私の作品をみて感心してくださってる方と何やら 
「すごいでしょう」「本当に〜」というような会話をしている感じだった。
ご紹介いただいて「はじめまして」したのは、何とベネッセのロゴマークを
作った(他にも、あっ!えっ?これも彼のデザイン?というのが沢山ある)
松永真さん、その人でした。とんでもなく緊張してもいいはずなんだけど、
すごい人というのは何か突き抜けていて、対等に話を出来る人なのだ。  
誰とでも(?)。上下とか、関係なく。たぶん。そう思うのは、話が逸れ 
ますが、母校の先々代?の校長先生が仰っていたと伝え聞く言葉「文化学院
の生徒たちは、王様とも乞食とも話が出来る人でなくてはいけない」という
ような言葉。(ごはんを食べられる、だったか?)。目上の人だからって、
へーこらせず、弱い立場の人だからって、えばらず。かっこいい大人って、
そういう人。と私は思うのです。で、そういう人は伝わる、いい仕事する。


 

何をしゃべったかって忘れちゃうんだろうな。でも、ここに書き留めると
嫌味に自慢めいて申し訳ないくらいに褒めていただいた。とだけ言って 
おこうかな。握手をして、冊子をもらっていただいた。お会いできて私、
とても嬉しいのでもらってください、と。またお会いできたらいいな。 







松永さんとバトンタッチするように、友人たち、到着。外国語を複数はなす人々と
あれこれ。私の写真がとてもすきだ、といってくれるMさん、日常的に見る景色の
切り取り方が素晴らしいのだ、と。それはねえ、と私、この個展のタイトルにも 
あるんだけれど、とウィリアム・ブレイクの「Auguries of Innocence」引用である
「野の花に天国を見るには…」うんぬん、という一節で、ああ、仏の景色も、この 
詩人には別のものに見えているんだ!とガツンと来たんだよ、という話をする。 

「Ah〜!」とRさん。「作家本人と話すのって、本当、大事よね!作品がすべてを 
語ってくれるから作家は話をしなくてもいいという人もいるけど、今の説明で、 
腑に落ちた!」と(だいぶ端折っていてこのブログだけでは分かんないですね、 
すみません、冊子後書きを読んでね:笑)。その言葉で、私も、「Ah!」と思い、 
その後にいらしたゲストに、これはどういうコンセプト?というような質問をされ
(ちなみに、今回はじめて人前に出した、切り文字の切った後の紙での抽象画)、 
なるべく(自分の感覚に)忠実な言葉で話をした。ああ!とその方も腑に落ちた 
ような顔をなさって、なんと抽象画作品をお求めくださった。嬉しい日だった。 

個展を始めたころ、辻恵子さんといえば切り絵の人、と言って頂けるようになったら
何をしてもいい、と、生意気にも何となく思っていた。パブロ・ピカソのように  
青の時代、うんぬん、出来る人は少数だ。一つだけ、を見つけるだけでもスゴイ事 
であるのに。横尾忠則(さん:お会いしたことがあるので敬称つけます)は、私は 
正直いってグラフィック・デザイナー時代のほうがすきだ。(ごめんね、正直な話)

切り絵作家の辻さん、他のことやりはじめたよ〜というのに、縛られずにいたい。 
描きたいなあ、作りたいなあ、というものに正直にいたい。貼り絵も、線画も、  
あれこれ作りたい。「辻恵子さんらしい」は置いておいて。「らしさ」なんて、  
放っといたってにじみ出るものなんだから。*クラシック音楽をごらんよ、    
同じ譜面を弾いたって演奏者がちがえば全然ちがう。              



…と、余談が長くなりましたが、そうそう、画廊内にはカフェスペースがございまして
お食事ができるのは会期末・10/10(土)〜12(月祝)は、あゆみ食堂の期間だけ  
なのですが、それ以外の日もコーヒーやジンジャーエールなど、お飲み物をご注文  
いただけますので、どうぞご利用くださいね。一休み、おしゃべり、手紙かき(手紙 
セット、用意してございます!)、あれこれ。…と、また余談、なのですけれど、今日
興味深いなァと思った話:私が昨年のいまごろ、初めてヨーロッパにいったときの話を
先述の多国語しゃべる友人たちに話している時のこと。ここにも書いたことなのですが
欧州滞在中、普段は主に英語でオランダ人の方々と話をしていたので(そして仏語は 
私は初歩の初歩の初歩くらい)、「グッモーニン!」(よき朝=おはよ!)を言おうと
して「ボンジュール」と言ったとき、「ボン・マタン」(よき朝)という仏語の挨拶、
ないなあ。と気づいたの、という話を「そういえばそうねえ」と感心して聞いてくれた
Mさん、「ラテンなのよきっと、ほら、イタリア語だってそう、ボンジョールノ」と。 
あとでしらべてみたら、他のラテン系の人たちも朝昼の挨拶が一緒の国が多かった。 
一年越しで、なんか腑に落ちたこと。民族性と挨拶の話。             




夜、高橋ピエールさんのオープニングライブがありました。その写真・動画は
のちほど特設ページのほうに更新します、しばしお待ちくださいませ!   



明日も会場でお待ちしております!
(時間未定ですが、毎日在廊予定)


10/4(日) OPEN

【5(月)と6(火)は休み】←ご注意ください!


10/7(水)〜12(月祝) OPEN

*10~12は、あゆみ食堂(ごはん食べられます、数量限定)



辻恵子 第40回個展「A Heaven in A Wild Flower
10月3日(土)~10月12日(月・祝)*10/5(月)6(火)休み
会場/ギャラリーみずのそら(東京・西荻窪)


10/10(土)~12(日)の3日間は、あゆみ食堂・開催です。
大塩あゆ美さんのお料理をお楽しみ頂けます!








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