足りなかったキャプション類などを準備して外出→あっ!携帯わすれた→
家に戻る→電車に乗る→あっ!逆方向だ!→戻る→あっ!リスト忘れた!
(っていうか出力してない)→画廊主の機転で乗り越える。と、ドジな朝。
昨日は荷物が多くて、持って来られなかった「PAPIER - 紙」のポスター
を貼りました。先日スキャニングでお世話になったデザイン事務所の方より
お花がとどきました。机がぱあっと華やかになる。うれしいな。
大阪の朝日新聞社「スタイルアサヒ」の編集部からも、お花いただきました。
「A Heaven in A Wild FLOWER」(花、が入っている題名)の横に飾り…
その横に、今年度(3月号まで!)私が表紙を制作している「スタイルアサヒ」の
ファイルを置いて、御覧いただけるようにいたしました。*同誌は、朝日新聞の
購読者に配布される月刊の小冊子です。
「お花とどきましたよー」わー。3つ目!ありがとうございます!!
こちらは、ベネッセのおしごとでお世話になっている会社です。
…と、ベネッセしごと関連の方からのお花を飾ってから、間髪あけず、
本当に、仕組まれているのではないかしら、と思うほどのことが起こる。
画廊主の健太郎さんが、私の作品をみて感心してくださってる方と何やら
「すごいでしょう」「本当に〜」というような会話をしている感じだった。
ご紹介いただいて「はじめまして」したのは、何とベネッセのロゴマークを
作った(他にも、あっ!えっ?これも彼のデザイン?というのが沢山ある)
松永真さん、その人でした。とんでもなく緊張してもいいはずなんだけど、
すごい人というのは何か突き抜けていて、対等に話を出来る人なのだ。
誰とでも(?)。上下とか、関係なく。たぶん。そう思うのは、話が逸れ
ますが、母校の先々代?の校長先生が仰っていたと伝え聞く言葉「文化学院
の生徒たちは、王様とも乞食とも話が出来る人でなくてはいけない」という
ような言葉。(ごはんを食べられる、だったか?)。目上の人だからって、
へーこらせず、弱い立場の人だからって、えばらず。かっこいい大人って、
そういう人。と私は思うのです。で、そういう人は伝わる、いい仕事する。
何をしゃべったかって忘れちゃうんだろうな。でも、ここに書き留めると
嫌味に自慢めいて申し訳ないくらいに褒めていただいた。とだけ言って
おこうかな。握手をして、冊子をもらっていただいた。お会いできて私、
とても嬉しいのでもらってください、と。またお会いできたらいいな。
*
松永さんとバトンタッチするように、友人たち、到着。外国語を複数はなす人々と
あれこれ。私の写真がとてもすきだ、といってくれるMさん、日常的に見る景色の
切り取り方が素晴らしいのだ、と。それはねえ、と私、この個展のタイトルにも
あるんだけれど、とウィリアム・ブレイクの「Auguries of Innocence」引用である
「野の花に天国を見るには…」うんぬん、という一節で、ああ、仏の景色も、この
詩人には別のものに見えているんだ!とガツンと来たんだよ、という話をする。
「Ah〜!」とRさん。「作家本人と話すのって、本当、大事よね!作品がすべてを
語ってくれるから作家は話をしなくてもいいという人もいるけど、今の説明で、
腑に落ちた!」と(だいぶ端折っていてこのブログだけでは分かんないですね、
すみません、冊子後書きを読んでね:笑)。その言葉で、私も、「Ah!」と思い、
その後にいらしたゲストに、これはどういうコンセプト?というような質問をされ
(ちなみに、今回はじめて人前に出した、切り文字の切った後の紙での抽象画)、
なるべく(自分の感覚に)忠実な言葉で話をした。ああ!とその方も腑に落ちた
ような顔をなさって、なんと抽象画作品をお求めくださった。嬉しい日だった。
個展を始めたころ、辻恵子さんといえば切り絵の人、と言って頂けるようになったら
何をしてもいい、と、生意気にも何となく思っていた。パブロ・ピカソのように
青の時代、うんぬん、出来る人は少数だ。一つだけ、を見つけるだけでもスゴイ事
であるのに。横尾忠則(さん:お会いしたことがあるので敬称つけます)は、私は
正直いってグラフィック・デザイナー時代のほうがすきだ。(ごめんね、正直な話)
切り絵作家の辻さん、他のことやりはじめたよ〜というのに、縛られずにいたい。
描きたいなあ、作りたいなあ、というものに正直にいたい。貼り絵も、線画も、
あれこれ作りたい。「辻恵子さんらしい」は置いておいて。「らしさ」なんて、
放っといたってにじみ出るものなんだから。*クラシック音楽をごらんよ、
同じ譜面を弾いたって演奏者がちがえば全然ちがう。
…と、余談が長くなりましたが、そうそう、画廊内にはカフェスペースがございまして
なのですが、それ以外の日もコーヒーやジンジャーエールなど、お飲み物をご注文
いただけますので、どうぞご利用くださいね。一休み、おしゃべり、手紙かき(手紙
セット、用意してございます!)、あれこれ。…と、また余談、なのですけれど、今日
興味深いなァと思った話:私が昨年のいまごろ、初めてヨーロッパにいったときの話を
先述の多国語しゃべる友人たちに話している時のこと。ここにも書いたことなのですが
欧州滞在中、普段は主に英語でオランダ人の方々と話をしていたので(そして仏語は
私は初歩の初歩の初歩くらい)、「グッモーニン!」(よき朝=おはよ!)を言おうと
して「ボンジュール」と言ったとき、「ボン・マタン」(よき朝)という仏語の挨拶、
ないなあ。と気づいたの、という話を「そういえばそうねえ」と感心して聞いてくれた
Mさん、「ラテンなのよきっと、ほら、イタリア語だってそう、ボンジョールノ」と。
あとでしらべてみたら、他のラテン系の人たちも朝昼の挨拶が一緒の国が多かった。
一年越しで、なんか腑に落ちたこと。民族性と挨拶の話。
夜、高橋ピエールさんのオープニングライブがありました。その写真・動画は
のちほど特設ページのほうに更新します、しばしお待ちくださいませ!
*
明日も会場でお待ちしております!
(時間未定ですが、毎日在廊予定)
10/4(日) OPEN
【5(月)と6(火)は休み】←ご注意ください!
10/7(水)〜12(月祝) OPEN
*10~12は、あゆみ食堂(ごはん食べられます、数量限定)
↓
辻恵子 第40回個展「A Heaven in A Wild Flower」
10月3日(土)~10月12日(月・祝)*10/5(月)6(火)休み
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