2019/03/20

北斎美術館へ








2019/03/20:初めて、すみだ北斎美術館へ。こないだ再会したサンフランシスコ在住の夫妻も来たらしく、日本人の奥様が、日本語で→「北斎美術館に行ったよー」と話してくれたのを、私はヒアリングしきれずに「え?国際美術館?(そんなのあったっけ)」と聞き間違えて、あ、そうか、HOKUSAI(葛飾北斎)とKOKUSAI(international)は、宇多田ヒカル
さんの お母さまで歌手の藤圭子(Fuji Keiko)さんと私・辻恵子(Tsuji Keiko)級に、最初の子音しか違わないことに気づきました。そしてホクサイ、コクサイ…外国の人たちにも、絵の良さを認められている北斎の名前が「国際」と子音一文字違いというとこも、深い。   


写真撮影コーナーには、こんなのもありました。カッパ…。笑。絵のカッパ、口が見えてる状態で顔出しパネルになってる。一緒に出かけたユカワアツコさん撮影。*カッパじゃない方で、私が撮ったユカワさんの写真はこちら。      



ちょっと近未来的な印象の建物。


常設展も興味深く、何よりサイズが丁度いい美術館でした。あれっ?北斎先生!いらっしゃる!すごくリアルな蝋人形かと思いきや、(微妙に)動きます!すごい。挿絵画家としてのキャリアもあることを読んで、「先輩…」と思いました。

画家やアーティストとイラストレーターの線引きは凄く微妙なところがあって、例えば今や美術館で見られるような画家(ロートレックとか竹久夢二とか)だって、自発的に作る作品のみならず、「頼まれ仕事」や書籍やポスターなどの挿絵としての仕事が評価されてるところもある。

私も個展などの際に誰に依頼されたわけでもなく作った作品を、「イラスト」と言われると「ん?ちょっと違う、"作品"です」という気がするし、逆に言えば画家です!と自称している人だって印刷物の(書籍の表紙だとか)に使われた時点である意味、挿絵画家の領域に入ってくる。…あれ、話が逸れましたね。笑。

どっちでもいいから作品が良ければ残るんだろうな、って話。  





企画展は撮影禁止だったのでスケッチからご紹介すると、北斎のウサギはちょっと邪悪な感じが良かったです。ノートのスペース足りずに、ふふふ。広げたページの側面のとこにも描きました。




(確か)北斎による人魚の図。サンショウウオのような姿のものもありました。下は、北斎ではなくて魚屋北渓(ととやほっけい)の手による”兎の鹿島踊り"。魚屋と書いて「ととや」っていいね。ヒトのような手を持つウサギの図。



 

北斎の描く獅子をみて、東京會舘の、ホイップクリームで飾られたお菓子(ケーキ?)「マロンシャンテリー」を思い出す。って、食べたことない!ですけど。あのインパクトのある見た目は一度見たら忘れられない類。この、のっそりとした獅子像も。    







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