9/3:豪徳寺ニエンテでの作品展(9/1まで…ご厚意で9/2まで作品は展示
されていました)が終わってすぐの9/3、ちょっと通い慣れてきていた、
同じ小田急線沿線の下北沢へ出かけました。岩手県盛岡市関連の催し@
B&B。本屋さんでのトークイベントです。私が初めて盛岡に行った時に
(靴屋さん)でライブを観たことがある「けもの」のミニライブがあるとの
読んで、反射的に応募したもので、詳しい内容は、知らなかったのですが
一度連れて行っていただいたことがあるインテリアのお店・ホルツの店主
の方がマラソンにハマっていて、今度初めて盛岡でマラソン大会が開催
されるのを機に、「てくり」編集部と一緒に「かけあし」という冊子を
作った話を中心に、話は進みました。熱意ってすごい!と感嘆する。
ちなみに、お誘いして隣に座っていらしたjokogumo(よこぐも)の店主
小池さんも、「かけあし」をサポートしてらして、この冊子の協賛ページ
にjokogumoのロゴマークが載っていました。
写真がピンボケですが右上のTシャツは私の布グッズでも
お世話になっている秋田の6jumbopins製らしい。胸に
どーん、と「MCMKOK」。どういう意味?と思ったら
MCY=盛岡シティーマラソンを〜KOK=勝手に応援する
会!だそうです。笑。「てくり」の持っていない号(東京
・鳥越にあったチョコレートのお店「蕪木」の方が、私が
初めて盛岡に行った時には「六分儀」だったところに
開いた「羅針盤」→ややこしいですね、詳細こちら…の
店主の方が表紙の号、そしてホルツの店主・監修の
「かけあし」を買って、それから、シンガーソング
ライター「けもの」のEP「美しい傷」は帰宅後にiTunes
で、ぽちっと購入しました。
大したこと書いてないけども:前に生で観たときのブログ記事はこちら。
そうそう、大社優子さんとの2人展「Cut!」のための大阪出張前日に
観たんでした。私が好きなアーティストの一人:大橋トリオしかり、
感情移入しすぎずに、ある意味シラっと歌うとこがすき。作品と作者の
の距離感がちょうどいいというか。 以前、谷川俊太郎さんの朗読は何故
よいのでしょーねと、編集者の山本純司さんに話してたことがあるのだ
けど、活字のように読むから、と答えてらして、妙に納得したことが
あります。活字はシラっとしてる。読者のこちらに感じ取る余白を与えて
くれるような中立。手書き文字のような個性もクセもない。言葉を、
装飾なしで伝えることができる存在。曲を、言葉を、妙に自己陶酔的
だったりドラマチックに演出するのが苦手なタイプでして、技巧的に
「ほらどうじゃ!うまいだろ!」みたいなのは、うへぇ!となる。絵も
そうかな。切り絵など、よく「どうだ!細かいだろ!」って見せつけが
多いような気がするのですが、ああいう感じ。音符の並びのよさを、
身の回りのものの美しさを、愚直に、素直に、素朴ながら正直に表し
良いものを作る人のほうが好き、ってことか。うまくいえないけど、
ひけらかさない、誇張しない。そういうところが好きなんだろう。
一言で言えば「飄々」(ひょうひょう)かもしれない。
*
マラソンの公式パンフレットやロゴマークの見比べ、興味深かった。
せっかく良いデザイナーがいるっぽい盛岡ですが(入場者に配られた
「盛岡という星で」のブックデザインを手がけたホームシックデザイン
しかり、資生堂にいらした中村誠さんしかり、ブックデザイナーで
活躍してらっしゃる名久井さんも盛岡だとか)、
↓
冊子「てくり」木村さんもデザイナーなのだけど、今は亡き、蕎麦屋の
店主が言っていたという話→(ほぼ左右対称の、美しい)岩手山を
毎日見てるから、それが盛岡っ子の美意識の根底にある、みたいなこと。
そうそう、毎日見るものは大事で、それに影響されてしまうから、たとえば
イマイチのデザインのものを毎日みつづけたら、そっち(低いほう)に
引っ張られてしまう、それ(イマイチ)が「普通」になっちゃ
いかねない→それは、いかんよね、という。すごくわかる。
・
余談ですが:私の住まいは、ぜんぜんミニマリストみたいな感じ
余談ですが:私の住まいは、ぜんぜんミニマリストみたいな感じ
じゃないけど、最近洗面所に派手派手しいパッケージの化粧品を
置きたくなくなって、色がうるさく感じて白いのを愛用したりするのも、
たとえば音楽家が街なかで、適当に流されてる音楽を苦痛に感じるのに
似てるんだろうと思う。美意識やセンスで勝負してる職業の
人はとくに、なにかしら「これはやめてー」があるんじゃないかな。
*
帰り道の下北沢駅で。工事が終わってから初めて来たかも!
レリーフすごいなあ。
レリーフすごいなあ。
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