2022/05/07

数年ぶりの友人たちとの再会 / 展覧会をハシゴする日



2022/05/07:今日は数年ぶりにお会いする友人たちの展覧会ハシゴを。京橋・ギャラリー椿でコイズミアヤさん(←このリンクはブログでの関連記事・HPはこちら)の「うつしかえと結び目のはなし」。

初めて生で目にしたコイズミアヤさんの作品は木の箱のシリーズのもので、繊細ながらもガシッと強さ・強度を感じるものだったけど、今回の作品のひとつ(というか、木の作品と紙の作品があって、後者は)見つめるだけでも、わぁぁ、なんと繊細な!とおどろく。



その設計図を見ていて、宗教的に具象を禁じる(カミサマの姿を描いちゃダメ、メッカにあるあの象徴も、ヒトの形ではないように幾何学模様などが用いられることが多い)イスラム美術とかを連想する。



佐渡帰りに新潟案内してくださった時(ブログ記事はこちらこちら)以来かも、のコイズミアヤさんともお会いできました。※写真掲載許可いただいています、後ろ姿だけど。



コイズミアヤさんの作品、繊細なひものような作品は、なんと木彫です。
本来やわらかいもの(ひも)を、固い木で再現する。




個人的な話:汚いものとしてとらえられがちだからあまり発表というか、公表してないけど、髪を整えた後に洗面台にランダムに落ちた髪の毛の曲線とか重なりとか、結構ぐっときて、これを紙に再現するだけで作品になるんじゃないかとまで思うことがあるのですが、そんな感じ(?語彙不足)。

重ねて吊り下げたアヤトリのヒモとか、本物の、繊維質のものであれば見る側の受け止め方は「ああ、ひもか」くらいのものだろうけれども、木で、これでもかと手間をかけて再現することで、そうか、こんな美しい形だったのか!と気づかせてくれるような。
それ is アーティストの仕事・役割だったりもするんだよね、と改めて思うなど。

★5月21日まで、京橋のギャラリー椿で開催中です。(日月祝はお休み)。


電子版 天才バカボン(25) (少年サンデーコミックス)

コロナ禍・まだまだ人混みが怖い昨今なので、次の展覧会会場には徒歩で行ってみました。途中、国会議事堂のあたりにこんな木々を発見。バカボンとかみたいな、頭頂部の髪の毛がはねてるみたいで可愛い。



この日、もう一つの目的地はこちら。神宮前のSCOOTERS FOR PEACEで6月4日まで開催中の東野翠れんさんの写真展「STAR STAR」。(いつもブログ更新が遅く・会期後に更新することも多いんだけれど!開催中に更新できそうだぞ、よし、よし)。


壁面・真ん中の作品がすごく好き。被写体になっている方とも再会して、すごくいい!を繰り返してたような。


しゃがんで作業している翠れんさんの後ろ姿が絵画(この絵描きの作品とか、もっと古風な宗教画で祈る女性とか)のようだわ、と思わず撮影。翠れんさんのお母さんとの出会いについてケータリングの方に話していて、うわ、親交20年くらい?と驚くなど。
お母様と:最近、語学アプリで英仏独蘭中、勉強してるんだよ、みたいな話してて、なんでそんなにたくさん?と聞かれて、いや、まあオランダの友達おおいし、でもオランダ語むずいじゃん?ドイツ語に似てるじゃん?ドイツ語の方が簡単そうだからそこから、ね、こう…なんて話をしてて、イスラエルのヘブライ語は(語学アプリで学ぶのは読めなすぎて諦めたが)発音的に蘭語似てる部分がある、みたいな話などする。
そもそも仲良くなったきっかけは、私が「へー、ヘブライ語でありがとうってトダなんだー、戸田奈津子(有名な翻訳家)は、"ありがとう" なつこかー」と下らない感じで覚えてたヘブライ語を、彼女が私の絵葉書を買ってくれたときに言って感動されたからなんだよね。
下手の横好きじゃないけど、学んだところで何の役に立つのか分からなくても、知らないことを知る、言いにくい発音に挑戦する、言葉を覚えることは楽しいのだよねー、とか話す。
英語久しぶりに使ったから「あ、今文法へんだった」とかあったけれども、集まる人だいたい英語日本語ごた混ぜで大丈夫な人たちで、その辺の緩さも面白い、きもちよい。




今日だけ、翠れんさんの展覧会のレセプションみたいなかんじで画廊の向かいの場所にケータリングがでてて、コーヒーほんとにおいしかった。久しぶりに人に入れてもらった、そして美味しいのを頂いた。




素敵な展覧会、懐かしい顔、楽しい会話、美味しいコーヒーとお菓子。ぜんぶのせみたいな日でした。


後日、Fleurの展示会の案内状にも、会場で見た翠れんさんの写真が。(写真・右)。いちめんのひまわり。










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