9/29: 個展準備まっただなかながら、外出。
東野翠れんさんの展覧会会場(原宿にある、
VACANT)での湯川潮音さんのコンサートへ。
*写真は終演後に記憶を頼りに描いたものです。
終演間近に一枚だけ撮った写真。浄化されてきました。潮音さんの歌声は、軽さや
浮遊感のある感じと、強さというか清らかさや真っ直ぐさが両肩をつかんで頭が
ガクガクするくらい揺さぶられている気分にもなるような、不思議な声。
遅く行ったのに真ん中四列目に座れて、後ろの布の真ん中に潮音さんが立つ正面で
観られたので、なんか秋篠寺の技芸天(天女像、芸ごと、藝術のかみさま)を拝む
ときのような、音楽を奏でる天女ってこんな感じかなとか(それはモデルの高橋真理
さんが出演した「 こしょろがみた夢 」というショーでも、感じたけど)、菩薩の
ようでもありました。
お子さんを出産されて、子守をしていて、手が使えない(つまり、ギターも持て
ない)→という不自由からか、残されたクチをつかって音楽と歌詞が同時に出て
来る境地に達してるらしい。*近日、それらを音源化したものがリリースされる
そうですよ!
なにかを「やらないぞ」と決めたり、何かができなくなったなかで工夫すると
別の方法がみつかったり、新たな境地とか(私の切り絵だって、極力「そこに
ある色」をつかうぞ、塗らないぞ、で、道具はハサミだけだよ、っていう「制限」
みたいなものだ)。
大橋トリオのツアーメンバーにもなってたんじゃないったか、チェリストの徳澤
青弦さんの精神を研ぎ澄ました動きも素敵だった。そして、翠れんさんは朗読も
いいんだよね。(一昨年の佐渡・ハローブックス以来、潮音・翠れんコンビの
パフォーマンスを観ましたが→ その時の様子はこちら)。
個展「20」の案内状を手に、パチリ。
左から湯川潮音さん、東野翠れんさん、
そして私。
「ode」も購入
*
東野翠れんさんの展覧会も素敵だったな。
翠れんさんに知り合う前に、彼女のお母様と私が友達に
なっていたので、その母君の幼少期の写真(や、母君の
母、ご家族)の写真や映像も見られて、なんとも不思議
な感覚だった。それから、近年日本でも見られるように
なった、幼児がどこかに走って行ってしまって危ない目
に遭わないように、ハーネスのように紐をつけておく
あれ、が、1950年代のイスラエルではすでに使われて
いたのだ!(すごい!進んでる!)ってなりました。
翠れんさんは、文章もいいんだよねえ。。。
と、余韻に浸りながら、浄化された気分で
家に戻り、個展準備のラストスパートを
続けました。*後日更新しています、古典は
もう始まっております。
↓
初めて個展を開いてから20年、 長い道のりを歩いてこられたようにも、
絵描きとしてはハタチだと思えば、 まだまだ先が長いようにも思う秋。
紙で遊んでた初心に戻るような気持ちで、 小さな展覧会を開きます。
辻恵子 個展「20」
会期:2018年10月2日(火)〜8日(月祝)
会場:CONTEXT-S 阿佐ヶ谷
*JR阿佐ヶ谷駅南口から徒歩5分
企画:ing (駒ヶ嶺三彩さんキュレーション週)
住所:〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南1-47-4
電話:03-3317-6206
交通:JR阿佐ヶ谷駅から徒歩5分
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