やっと読み終える。こんな分厚い本を読了したのは初めてかも。歴史物のノン
フィクションに分類されるのだろうけれど、様々な人が描かれ、著者視点の
語りやインタビュー部分、小説的な描写があったり、不思議な読後感。うまく
言えないけれど、生き延びる生命力、色々な国籍や地域の人々の個々の命や
生命力が印象的でした。翻弄される不条理や別れ、死と隣り合わせだから
こその、たくましさ。終わりの方、ちょっと泣きそうになりました。
*
もし「台湾海峡〜」を早めに読み終わったら、とカフェに持って行っていた洋書には、
メモがはさまっていました。何を思って・どんな気持ちでこれを書きだしたのだろう?
I am the master of my fate:
I am the captain of my soul.
(征服されていない、不屈の)という意味だそう。「台湾海峡〜」で時代に翻弄され
たくましく生きる・または死んでいく登場人物たち(それも作り話でなく、本当に
いた・いる人たち)が思い出されました。何となく読書用に一緒に持ち出した本、
から書きだしたメモがこの詩だということがまた、鳥肌もので。
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