2013/10/30

かがみも…(以下自粛)






ハロウィンは日本に根付くのだろうか?仮装の衣装だとか、トリック・オア・
トリートのお菓子だとか、商業と関係しているから根付かせようとしているの
かしら。個展会場への通勤電車でもラムちゃんのようにツノをつけ、黒っぽく
ドレスアップした30代女性やら、幼稚園児とおぼしきピーターパンが普通に 
乗ってたりしました。アーティスト写真を撮ってもらいにいく時、ちょこっと
おみやげを買いにケーキ屋さんに入ると、ショーケースにはハロウィン色の 
ケーキがあって、でも、白いクリームの上にオレンジ色のカボチャが乗った 
これは、がみも…(以下自粛)にしか見えなくて一人、ふふふ、となる。 
外資系ホテルのケーキ店にあると、ちょっといとおしい。ジャパニーズはね
このこの色合いと形でお正月のアレを連想するのだよ、などと文化交流的に 
おしえてあげたくなるような可愛らしさというか。クリームをつぶさず持って
いく自信がなかったので、代わりに、下からミルク・カフェオレ・コーヒーと
三層になったゼリーをかいました。                   




2013/10/29

辻恵子展「日めくりの日々」東京会場(@芝生)レポート







辻恵子展「日めくりの日々」東京会場・cafe+gallery芝生での会期が終了しました。
入り口の窓には、マスキングテープで題名と会期を貼りました。          






じゃーん。入り口から見える壁面はカラフルに。右下の絵本コーナーには「マークのなかにかくれたかたち
と「まるをつくる」が。右は第一画集「K for KIRIE」。残り少ない絵本「かくれたかたち 1 2 3」の芝生 
での在庫は会期中に売り切れ、感慨深かったです。*まだ、いくつかの取扱店にございます、そこにある  
ものが売り切れた時点で完売です。お早めにどうぞ。                         




じつは会場の芝生のギャラリースペースが、新しいレイアウト
なって初めての展覧会だったようです。ライトをつけて頂いて、
箱の中を覗きこむような構成にしてみました。        







芝生と同じ通りの文具店・ハルカゼ舎日めくりに  
ハサミをいれた切り絵作品を展示。◯◯の日、と一言が
入った日めくりだからこそ出来た作品。言葉に導かれ、
想像を掻き立てられ。365日全部をつくることができな
かったため、はじめての注文制作もお受けしました。 






搬入のときに、関係者(ギャラリーオーナーや、この日めくりの作者の間瀬さん)が、わー。とか言いつつ
見てくれました。これ、物干し竿のとこ、日めくりの外側を切ってつかってるんだよーと、オーナーの  
遊佐さんが穏やかに・でも驚いたようにいっていたりとか、「小さな息づかいが聞こえる日」というのを、
私は猫の息づかいとして作品をつくったけれど、じつはこの子のこと…と赤ちゃんを紹介してくれたり。 




初日の次の日から開催された・私がロゴを担当したBook! Book! AIZUの手ぬぐいも東京に初登場しました。
会津に行っているとき以外、ほぼ毎日在廊。ノートパソコンを持って行き、会津のレポートも更新しました。



大阪会場はもう少し広いし、と頑張って作り過ぎたかな?作品点数多い!と驚かれました。窓際はとくに。
受注製作では、同じ日付を3人もの人が注文してくださったり(なにごと?と思いました)、たまたま同席
していたので目の前で制作をしたり。トリツカレル日。かわいいお化けができました。         
↓   





搬出のとき、日めくりの日々の題字を窓から剥がすと、「くりの日々」に 
なっていました。なんか美味しそうだ。秋だし。ともあれ、お出かけ頂いた
ご協力くださった皆様、どうもありがとうございました。経堂駅からずっと
長〜く歩くのに、個人商店の多い商店街、いい!と言って下さる方も多数 
いらして、うれしかったです。                    





第二画集「日めくりの日々」も、個展初日に刊行。デザインは、芝生のオーナーでもある 
デザイナーの遊佐一弥さん(ユーリ&デザイン)にお願いしました。初版の部数はそれほど
多くはないのですが、それでも、予想を上回る好評に、東京での会期終了と同時に大阪展の
ために第二版を発注しました。                           





東京会場は世田谷区・経堂の cafe + gallery 芝生。合同展に参加
したことはあれど、同所が前オーナーの店だった頃から交流がある
にもかかわらず、個展をするのは初めてで、感慨深かったです。 

11月に大阪のiTohenに巡回することは最初から決まっていたの 
ですが、東京会場の会期中に、その「前オーナー」の店・   
山口県のロバの本屋にも巡回することが決定しました。    

初個展からちょうど15年目の秋、旅はまだまだ続きそうです。 






辻恵子展「日めくりの日々」(東京会場) <終了しました>
会期:2013年10月11日(金)〜10月29日(火) *水休   
時間:13:00-20:00(日祝・最終日は19時まで)      
会場:cafe + gallery 芝生                
住所:〒156-0052 東京都世田谷区経堂2-31-20      
電話:03-3428-5722                  
交通:小田急線 経堂駅北口より徒歩10分          
              *フェイスブックイベントページ

           → 会場のホームページでの紹介記事(ブログ)
         →  ハルカゼ舎のブログでご紹介頂きました(8/4)




2013/10/28

「植田正治の道楽カメラ」での山本純司さんトークへ





個展開催中ですが、クローズの時間(8時)まで在廊せずに抜けだして、トークイベントへ
いくことにする。これは見たいのだ。眠気を吹き飛ばすべく、濃いめのカフェオレを、植田
正治の可愛らしい奥様に見つめられつつ飲む。                   





経堂始発〜渋谷行のバスに乗って、途中ウトウトして。東京人でも
気合をいれないと歩けない街・渋谷。何年ぶりだろう、渋谷。  



文化村の近くのATSUKO BAROUHへ。かっこいい外観のビルだなあ。
(内装もナイス)



画廊は撮影できないけど:欲しかった、あの切手も手に入れられました。







話者は、Book! Book! AIZUでもトークをしてくださった編集者の山本純司さん。
分厚い資料、次のページがすけて、門の中に女の子がいるみたいになってた。  






トークイベントのドリンクチケットで「モスコミュール」なる物を飲む。
案外つよいお酒だったので、ほろよいでトークをきくことに。最初、  
バッグの中でボールペンがみつからず端末にメモしていたのだけれど、 
途中からペンでガリガリと走り書きする。画廊の写真もスケッチし放題 
ではないか。なんと贅沢な。思えば線画かいたの久しぶりかも。楽し。 






お話の内容も興味深かったです。あとで追記するかも?

そこに          
立っているだけで
君をみとめるよ
という
写真


走り書き、筆跡がひどくて、あとで
解読できなそうだけれど。


赤福の木のヘラ





ランチのあとの…赤福、至福。



赤福を木のヘラで食べるとき、いつも思い出すのは、 
これがプラスチックのヘラにだった時期があったこと。
そして木製に戻ったってこと。多分プラスチック製の 
ほうが安上がりなのだろうけど、思い直してくれて  
よかった。食べる道具も、味覚の一部。       




2013/10/27

Book! Book! AIZU 第三回









福島県・会津地方のブックイベント「Book! Book! AIZU」のロゴや

アートワークを初回から担当しています。第三回目の今年のテーマは


「扉をひらく、街をひらく」






10/12 〜 10/14に、メイン企画の一箱古本市や、トークイベントなどが開催されます。

上の写真とスクリーンショットは、前宣伝のチラシとホームページでの告知。切り文字を
辻恵子が担当しました。絵の入った案内状も制作されます。デザインは会津木綿の模様が
印象的だった初回の案内状や、私のK for KIRIE」と同じく、佐藤温志さんが担当。

当イベント発起人の oraho の山本晶子さんや、昨年の辻恵子展の会場でもある喜多方の

食堂つきとおひさま、その他地元の皆様もイベント開催に向けがんばっているようです。
私は会津出身でも何でもないのですが、縁あって初回から関わっています。      

初回の Book! Book! AIZU は、震災直後といってもいい2011年6月に開催されました。
東京在住の会津っ子であるoraho晶子さんが中心となってこのプロジェクトが動きだし
その後に震災があり、果たして続行できるのか、実現するのかと思ったほどでしたが、 
皆さんの働きで、とてもいいイベントになりました。本と向き合う「普通」のことが、 
特別なことに思える時期でした。                         



余談ですが、その時、駅に向かうタクシーの中で晶子さんに新島八重がいかに格好良いか
という話をしていて、帰った途端、大河ドラマに会津(の八重)が選ばれたと聞いて  
驚いたのでした。今年は、そのドラマの放映中の開催。八重関連で秋の会津へ観光に  
お出かけになる方も多いかもしれませんね。                    

昨年、第二回は発起人の晶子さんはお休みで、喜多方にUターンして震災後に店を開いた 
つきとおひさま五十嵐ご夫妻がイベント中心人物となり、会津若松と、喜多方会場での
同時開催といった形で、また違ったおもしろさが生まれました。今年、第三回は晶子さんも
復帰、どんなイベントになるのだろう、とわくわくしているところです。        

地元や、お近くにお住まいの方にイベントを楽しんで頂くだけではなく、まだ会津を訪れた

ことがない方々にも、Book! Book! AIZUをきっかけに「あ、行ってみようかな」とか  
「こんな場所があるんだ!」と知っていただける糸口になったらいいな、と思います。   
かくいう私も、初回に訪れた会津が初めての東北だったのですが。           







春に刊行した画集「K for KIRIE」と、10月11日に出たばかりの「日めくりの日々」も
会期中にBook! Book! AIZUギャラリー(会津若松市でのイベント)と、喜多方の食堂
つきとおひさまで販売。「K for KIRIE」のブックデザインは、Book! Book! AIZUの
案内状と同じく佐藤温志さんです。                       











 

2013/10/26

雨の横顔/個展「日めくりの日々」東京会場は残り3日






台風は、あまり東京には影響を与えずに去っていってくれました。のこりあと数回の
個展会場への"通勤"も、平和に。歩いていたら、雨がしみた地面に、横顔はっけん。
目まで入ってる。切り絵みたい。                       



個展会場での写真をまた撮り忘れましたが、今日会場につくと、久しぶりに会う友が
お子さんを連れて来てくれていました。小学生の娘さんは、すこし恥ずかしそうに、
小さな声で、でもちゃんとおしゃべりしてくれてた。初初しい。なるべく難しくない
単語を選んで話をしている自分に気づく。後は何故かデザイナー率の高い日だった。



日めくりの日々」東京会場での会期は、あと3日。次(大阪・iTohenへの巡回)の準備も
はじめなくては。喜多方の食堂つきとおひさまで開催中の(Book! Book! AIZUの共催
企画)「ブックカバー展」のことを、ふと思い出して、もしブックカバーが沢山余って
いたら、iTohenは本屋さんでカフェで画廊だから、喜多方の会期のあとに大阪に送って
もらおうかしら?と電話をいれてみると、おかげさまで残りわずかになっているそう。
そっかあ、よかったあ。仙台と喜多方で販売、もうすぐ完売、めでたしめでたし。  

*辻恵子展「日めくりの日々」・東京会場:cafe + gallery 芝生は10/29まで開催中*
ブックカバー展は10/31まで、喜多方の食堂つきとおひさまで開催中*
*「日めくりの日々」大阪会場:iTohen(いとへん)は11/6から*




2013/10/25

台風前夜?「日めくりの日々」経堂通勤も、残りあと数日





個展「日めくりの日々」東京会場・芝生のある街・経堂(きょうどう)への通勤
(心の中で「共同通信」みたいに「経堂通勤」と呼んでいる)も、残りあとわずか。
台風が近づく東京。日中は小雨が降っていました。下を向いて咲く花にも雨粒が
きらきら。ミズモシタタル・ミス・ケナゲ。うるわしい。          




経堂駅のカレンダー、「25」がダンスをしているよう。
「2」はのけぞって、「5」は前のめりのポーズで。   




小田急線・経堂駅改札を出て左・北口を出たら、右斜め前の信号を渡って、
カドに靴屋とクリーニング店のある「すずらん通り」を直進するのですが 
その、かどっちょの靴屋さんにも何だか不思議なオブジェがあります。  
このタヌキもかわいらしい。道中、昔ながらの和菓子店(串団子や、   
すあまや、おにぎりなんかをおいている個人商店)が二つもあります。  
伊勢屋と甘ぼう。おもちゃがうず高くつまれた店や、金物屋もあり、   
ちょっと昭和の香りのする懐かしい商店街です。            




個展会場につくまえに、ハルカゼ舎に立ち寄る日課になりつつある。レジ横には私の
小作品もあり、第二画集「日めくりの日々」もお取り扱いいただいています。今回の
展覧会で切っているのは、ハルカゼ舎の日めくりです。店主の間瀬さんが文を書き、
デザインは個展会場のオーナーの遊佐さんが担当しているプロダクトです。制作を 
初めてから、今回(2014年版)で4年目だそう。本日の日めくりは、       
「切って重ねて貼る日」か、なるほどー。と思ったら…              



すぐ隣で店主が「切って重ねて貼る」の第一段階の最中でした。←(日めくり製作中)
こんな風に、手づくりで制作されている日めくりなのです。手の込んだ、心の籠った。
書かれた言葉も、甘すぎず、すき。洒落た一文から、ふふふ、となるものまで様々。 
 



第二画集をつくるときに、日めくりで一冊作りたい、と思っていたのですが、そして 
当初はデザイナーに日めくりからデザインしてもらおうか、と構想していたけれど  
諸事情で頓挫。よくよく考えたら、灯台もと暗し。身近にユニークな日めくりを作る 
人たち(ハルカゼ舎+芝生)がいる!と気付き、使わせてください、とお願いをしたの
でした。月日の数字だけでなく、ちょこっと添えられた言葉があることで、普通なら 
作らないシチュエーションのものや、物語を想像しつつ作品を作ることができました。
たとえば、小さな息づかいが聞こえる日。というページは、私は「小さな息づかい」を
猫の息づかいと捉えて絵を作りましたが、実は言葉を選んだハルカゼ舎・間瀬さんの 
ご友人の赤ちゃんの誕生日だそう。なんと、その子にも会えました。        




初代のハルカゼ舎の日めくりは今のものより、やや大きくて、
その印象がつよかったのですが、作品への使用許可を申し出て
から見た実物の日めくりの小ささに、驚いたのも事実。笑。 
やるしかない!みたいな気分になったのも。        



ほとんどの出品作品が、こんな寸尺です。自分史上最小かもしれない。
作品の小ささも相まって、そんなに大きな画廊スペースではないのに 
じっくりと時間をかけて、ご覧になってくださる方も多いです。   
会場にない日付の作品は(初!)注文を受けて制作、も受けていて、 
お子さんの誕生祝いに、お母様に、など、逸話を聞いてから作るのも 
なんだか、自分のために作るよりも、うれしいことです。      
  



作品のほかに、レタリングを担当している福島県・会津のブックイベント
Book! Book! AIZUの手ぬぐいも仕入れております。秋田のTシャツ屋・
6jumbopinsがデザイン・制作してくれました。自由に飛び回るアルファ
ベット。楽しいです。会期がおわりましたら、つぎの・大阪会場に送って
しまいますので、この機会に是非。                 



会津で、お土産に買った起き上がり小法師と、元々、芝生にあった
子羊のおもちゃ(ハルカゼ舎からもらわれてきたそうです)を、 
カウンターに乗せてあそんでみたりしました。         



焼き菓子の型で、まったり。カフェオレなどのみつつ、昔話もする。芝生が前のオーナーの
お店「ロバロバカフェ」だった時の事とか。会場につくまでは駅からかなり長く歩きます。
こんな端っこ、駅から遠いところに、よくもまあ、よい店をつくったよね、いのまたさんは
すごいね、と、伝説の人の噂をしたり。いのまたさん(現・ロバの本屋)は、今ふつうに 
雑貨店にも並ぶマスキングテープに早くから注目した人でもあります。すごい、ほぼ伝説の
人なのに、本人は何でもないことのように、ひょうひょうとしているから、なお素敵なの。



何はともあれ、「日めくりの日々」東京会場の会期はあと4日!経堂駅から会場に向かう
道中におります、カメさんも、首を長〜くしてお待ちししております。台風がどうなるか
ハラハラしていたけれど結局今日は日中は、あまり荒れず。帰りの電車が混んでいたのと
深夜に少し強めの雨が降っているくらい、でよかった。雨、雨、フルナ、フルナ ♪  











 
東京展は29日まで、11月は大阪iTohenに巡回します。















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