2019/08/29

20数年ものの赤いシャツの話




8/26:ひさしぶりに袖を通した、この赤いシャツは学生時代(つまり20年以上前)に、
駒場東大前の民芸館のミュージアムショップで、初めて自分で布に惚れ込んで、
初めて自分のお財布から布を買って、洋裁が得意な母に縫ってもらったもの。 
ロメオ・ジリ風にハイウェストで作って!って、お願いした、お気に入りの  
ワンピースもあるんだけど痩せねば不恰好。安い洋服も、つい買っちゃうけど、
良い品は20年も着られるんなだなー、色あせても素敵だもんなー(いや、私が 
気に入ってるから気にならないだけかもしれないけれども)。        

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後日、写真追加、こちらがワンピース。再び着こなせるといいのだけれど。






2019/08/28

積水ハウスのWeb CMの絵を制作「男の趣味」





2018年4月18日に初回が公開された、積水ハウスのFacebookページでの
Webコマーシャル「Slow Living Story」のアートワークを制作しました。
2019年8月28日の更新回は「男の趣味」です。            

シリーズを通して公開されるオープニング映像は「Slow Living Story」の
活字から人物像などを切り出す"切り絵"で、月ごとに変わる本編は髪の毛・
顔などパーツごとに切り、貼り合わせて作る"貼り絵"で制作しました。


*2020年9月まで公開されました。(現在閲覧不可です)

(次回最終回です!)

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★このブログでの関連記事:tsujikeiko.blogspot.jp/search/label/sekisuifb 

(1)2018年4月「幸せの最少単位」(2)2018年5月「365日の記念日」
 (3)2018年6月「父の日」(4)2018年7月「ひまわり」(5)2018年8月「帰省」
(6)2018年9月「いろんな秋」(7)2018年10月「秋の名画」
(8)2018年11月「パイを焼く」(9)2018年12月「クリスマスにもってこいの場所」
(10) 2019年1月「冬をさがしに」(11)  2019年2月「ネコの日」(12)2019年3月「弥生」
(13)2019年4月「カセットテープ」 (14)2019年5月「ヒミツキッチン」
(15)2019年6月「梅酒の季節」(16)2019年7月「夏の音」
(17)2019年8月「男の趣味」(18) 2019年9月「秋刀魚 焼く」




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製作中の写真


実在のビールの銘柄は書けないけど、ビールだとわかるようには
したくて、ムムム、と一瞬なやんで、以前、同じシリーズの、 
梅酒の回の時にウイスキーの銘柄にオランダの友の名前を使わせ
て頂いた時のように、【鳥】の画家・ユカワアツコさんの屋号?
【トリル】と、鳥の絵を入れてみました。 *ツイッターのIDにtrill



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最初に出てくる「父」は、


なんとなく私の父(辻賢二郎)に似ている気がします。笑。

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これは湯桶(ゆとう)っていうんですって。絵コンテにはなかったんだけど
自主的に登場させました。こんなの持ってたら「わー、本格的!」てなる
グッズですよね。*ウチにはないです。この絵を作った作品展会期中の 
夕ご飯(外食)の時の写真です。                  
















ニエンテでの作品展会期中〜後の展覧会めぐり






自分の作品展の会期中ながら、前後にいくつか展覧会に伺いました。
↓
8/23:1枚目の写真:MAYA MAXXさんたちの二人展。90年代に、学生
時代を過ごした頃に絵葉書を買ったり、「スゴイ人」感がある方の原画を
初めて見られた場所が、私もミニ個展をしたことがある湯島の雑貨店・ 
nicoで見られるとは!という感慨ぶかさもありました。       

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8/25は、自分の品展の在廊後に、馬喰町の組む東京での涙ガラス制作所の
作品展(こちらも二人点)へ。地下のインスタレーションも素敵でした。

暑い日々が続いていたのが少し秋の気配も感じるようになってきた頃で、
夏が、作品展が、もうすぐ終わるのはホッとする気もするけど少し寂しさ
もあり、この先のこと(いや、充分いそがしいけど)を考えたり、すこし
切ないというか心細くなったりしている時に、地下の展示室で、一人で 
綺麗なものを眺めるとは贅沢な時間。満たされる感じ。        

それから、前回、この会場に伺ったとき(4年前でした)にケータリングを
していたフルタヨウコさんは昨年、他界された。少し年上なくらいだった。
だからか、フルタさんちでもないのに、"フルタさん、来たよー?"みたいに
心の中で呼びかけている自分がいた。ちょっと遅いお盆みたいなかんじで。

*



8/28:かがくのとびら展を見た帰り道には、同じ馬喰町にある
Kiyoyuki Kuwabara AGでの南阿沙美さんの写真展へ。画廊主は
会計事務所もしているという。4年後の、インボイスが何とか
の話など(本当、あれはやめてほしい!)、帰りに涙ガラスの
会場の再訪できました。                 


*


ニエンテでの作品展の翌日は、死後くんの展覧会へ。
月光荘は私も作家活動初期に展覧会をしたことがある
場所で、画室1だったところは今はもうないけど、 
今回の死後くん展・2会場同時開催の一つで、"はなれ"
という、ビルの上階のバーのような場所(初めて上り
ました、階段で!)は、合同展をしたことがある場所
の上でした。写真のグラスを買ったり、先日(紙博と
同じ時期、海外の友人が行って、すんごい混んでた!
と話していた)アートブックフェアで発表されたと 
いう画集もゲット。最後のページに、私・所蔵の絵が
載ってて嬉しかったです。枕元に飾ってて、毎晩見て
いる絵の一つです。               




2019/08/27

ニエンテでの作品展の合間に、長期制作、一段落?


 \きゃー、固定されてしまう!/

8/22の制作風景。いつからだったか、約50の絵を
制作し続けている仕事のラストスパート、   
ニエンテでの作品展の会期中に進めていました。

↓

追記:これでした
↓


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ちょうどいい色合いの紙がなくてアクリル絵の具を手で
グワーッと伸ばして、ドライヤーぶわーっとかけて、 
色紙をつくる。つくづく、「ペインター」じゃない。 
切り絵なり、貼り絵なりハサミの人なのかな、と思う。




8/25、作品展会場のバックヤードでの制作風景:春夏秋冬、
の文字を作ったんですけど、「夏」の下の部分と「冬」の
上の部分同じパーツだな!と今さら気づいたりしてました。
おそらく日本語ちんぷんかんぷんな外国の人が、絵のように
漢字を見る感覚?新鮮な驚きみたいなものがあるのは楽しい
切り文字の制作時間。この前の日は、「歌」という字は「可」
「可」「欠」なんだな!(え、どうして??可なのか欠如
なのかドッチヤネン、と、語源を調べたくなりました。後日、
調べてみたら、欠の文字は人が口を開けている象形文字(あ、
だから欠伸:あくびって欠の字が入っているのかあ!)、
可の文字の口は、見たまま・口の象形文字、可の口以外の
部分は口の奥の象形文字だそうです。→ 出典     




あ、9月と書き間違えてますが8/27、最後の一枚(さらなる
直しがなければ、の話ですが)を完成させられて、ふー。 





2019/08/21

ニエンテでの作品展会期中の事:線画、読書の事など








8/2から始まっているニエンテでの辻恵子作品展の会期中のこと、もうずいぶん時間が経ってしまいましたが(書いているのは8/21です)、ざっくり書き留めておこうかと思います。      

会期の始め、数日は在廊中にチラシを送る作業(手紙書き)をしていたのですが、あとは会場で配るだけでいいかな、というくらいになってからは、さて、何しよう?となりました。  

会場の夏休みの最後の日に、某・紙の会社の女性の社長さんとお話をした時に頂いた自社製品の紙を試してみたいのもあり、以前から描いてみたいなあ!と思っていた、モデルの髙橋真理さんのインスタグラムを見ながら、素描を描いてみました。   

*展示はしておりません、会期中に描いてるだけです



その次の日は、マリさんと、ユカワさん(これは一緒に美術館に行った時撮った写真をモデルに)、:樋口佳絵さんのインスタ見つつ、描き描き。


先日いただいた、富国紙業のWRAPALLET・パレットペーパーという紙に。


*


そのほかの時間は、読書をすることにしました。


\わー、分厚いねえ!/

…と言っているように見えるバッグは、先述の樋口佳絵さんの絵のものです。*樋口さんは、仙台を拠点に活動しているアーティストです。

*


分厚い本は、今まだ途中なのだけど「自転車泥棒」という題名です。台湾の呉明益(ご・めいえき)さんの著書で、茶飲友達で中国語の翻訳家だった天野健太郎さんが最後に訳した本でもあります。11月に亡くなったあと、来日した呉明益さんがサインを入れた本を12月に買って(なんでもブログに書いておくもんですね、忘れっぽい私なので)、やっと読み始められた一冊。何より、これを読んでいる・作品展の会場が自転車屋っていうのが何だか面白い偶然。


こんな風にカゴに入れて写真を撮ってみたりして。


*


「自転車泥棒」を読み始める前には、同じ天野さん訳の「台湾少女、洋裁に出会う」を読みました。こちらは、1日で読めてしまったかな。前に書いた気もしますが(ここかな)、天野さんがまだ本格的に翻訳家として活動を始める前に、「台湾にはこんな面白い・訳すべき本が色々あります、興味があったらいかがでしょう」というような作品のリストを、当時たまたま文芸誌の挿絵を手がけていた私、編集者に送ってもいいかと 仲介役のようなことをしたのですが、その中に、この本の要約もあったのです。私自身、母が洋裁をする人なので、この本の内容は何となく覚えていた。亡くなってから、「あ!この本、出版されていたんだ!本になってたんだ!よかったね天野さん!」と、遅ればせながら思った一冊です。

*


本つながりでいうと、ニエンテ(会場名)がイタリア語なのでニエンテの店主に、マルティーナ・ディエゴさんの「元カノのキスの化け物」という本を貸しました。イタリア人の料理人の友人・パオロさんの友人で、パオロさんから頂いた本なの  ですが、谷川俊太郎さんの詩集をイタリア語訳したり、この、日本語の詩集を出版するほどの日本語の使い手。昨年の個展で初めてお会いすることができました。そしたら、本を店主に 渡した次の日に、いらしてくださって、残念ながらお会いできなかったのだけれど、芳名帳に「NIENTEからTUTTOを作るのはすごい!」と書き残して行ってくださいました。「無から全てを」の意味です。



無から、なんでもないと思われがちなことから何かを生み出す、という考え方は、実は私の 
切り絵作品(新聞紙など、特別な画材ではない紙から切り出す、自分で言うのもなんですが、独自のもの)を作るときに根底にある大事な、核のようなところがあって、わざわざ何か、絵を描くために画材を買ってきて作るより、 



そこにあるものを生かして、普通のハサミと、普通の新聞紙で、何か素敵なものができたら 
多分、フォアグラだの、キャビアを買ってきてそこそこ美味しいものが出来るよりも、残り物
なんかで、ちょっと工夫をすることで凄く美味しいものができた時の喜びのように、「もっと嬉しい」んだと思う、と言う考え方に通じて いて、それはウィリアムブレイクのAuguries of Innocenceの冒頭の有名な数行も同じく、(何度か書いているので上のリンクを参照)、以前、絵本の作者の言葉でこんな風に書いた事があるのですが、           
↓



嬉しいことに、会場のニエンテに掲げられているお店のコンセプトというか、大事にしている考え方が、まさにこれで、ちょっと感動ものでした。 ↓




*


言葉つながりと言えるかもしれない、会期中の嬉しい再会。映画評論家の松本侑壬子さん(写真・左)もいらして下さいました。お友達もオシャレ!松本さんは、私が作家活動初期
に、大きな企業(東京電力)の画廊で展覧会をした時に偶然みてくださって、背中を押してくださるような言葉をかけてくださった方。ここに詳しく書いてあるので、よかったら。
絵は言葉がない表現だけれども、会期中の写真をみていたら(作品の写真あまりないくせに)本だとか、励まされる  言葉だとかについて感じるものが多かったので、展覧会 
そのものとは余り関係ないけれど(あ、でも会場の理念と私の作品の響きあいについてとかはお伝えできたかな!)ちょっと書いてみました。会期、9/1まで開催中です。 暑い中ですが、よかったらお立ち寄り下さいね。
↓







辻 恵子 作品展
日時:2019年8月2日(金) 〜 9月1日(日) 12:00 ~ 19:00 
 会期中の休み:水曜日と8月13日〜16日、29日(木)
会場:【 niente と tokyobike 】小田急線・豪徳寺駅、世田谷線・山下駅から徒歩5分

2019/08/20

ニエンテでの辻恵子作品展:貼り絵ワークショップ




8/18:ニエンテでの辻恵子作品展で、貼り絵のワークショップを
開催しました。今回のために「描き下ろし」した新作の貼り絵
キットは、絵に描いた自転車に、貼り絵の人物像のもの。  



たらい舟で読書する少女の貼り絵キットを作ったのですが、 
期せずして:その女の子に似ています。ちょっと大人になって
自転車に乗れるようになったような感じ。ちなみに、作品展では
たらい舟で読書する少女の絵葉書やTシャツ、トートバッグに 
ステッカーも取り扱い中です。              



以前、貼り絵で自転車を作ったこともあるのですが、かなり
大変だったので、細かい作業が大好き!というわけでもない
方の参加もありえるので、今回は自転車はあらかじめ線画で
描いておきました。                  

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話を元に戻しまして・・・


12時からの営業時間の前、10時からワークショップはスタートしました



貼り絵キットの切り取り線に合わせて、色紙を
パーツをごとに切っていきます。髪の毛、顔、
腕、シャツ、シャツの袖、ズボン(前の脚の 
部分と、後ろの脚のと)、靴が2つ。     



揃いましたね。では貼っていきましょう。

 

髪と顔、脚と靴はあまり深く考えずに貼ればいい
感じだったのだけど、自転車に乗っている感じを
出すために、手がハンドルを握っていて、お尻が
サドルに乗っかっていて、足の裏ででペダルを 
漕いでいる!という雰囲気を出す角度の微調整に
苦戦する参加者・皆さまでした。       



私も自分で、試作で作ったのとは別の色(赤)で
作っていたのですけれども、早めに終わったので
切り抜いた後のパーツを別のポーズで貼り合わせ
て、遊んでみました。じゃーん。右端のは会場・
ニエンテの店主のダビデさんの作品。     
↓



右がダビデさん・作。「靴が脱げました〜」みたいなポーズが面白かった!




こうやって並べると、自転車に飛び乗るアニメーションのよう。





そんなこんな、しているうちに皆さまの作品も出来上がり。
目や口を入れるのは貼り絵キットで「こうしてください」
とは示さずに、ご自身で自由に描いていただいたのですが
やはり、個性が出ます。それから、背景に絵を入れたり、
地平線を描いたりしてもいいですよ、と提案して、私の絵
には赤い蝶々を飛ばしてみて、隣を見ると自転車のカゴに
花々、そして蜂が飛んでいる可愛らしい絵や…、    



電車好きのお子さんのために電車入りの絵も。



 

アクリルの額に入れて、出来上がり!



一枚の絵だったのが、貼り絵キットを作ることで
分身の術みたいに+4人増えた!感じです。

*

ワークショップの後、切り絵の公開制作をしました。



Nさん、動画を撮ってくださってありがとう!ございます。




自分の絵をさらに切り絵にするのも楽しい。




動画の切り絵作品と、辻恵子がワークショップで作った貼り絵は
作品展会期中、ニエンテに展示します。どうぞご覧くださいね。

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辻 恵子 作品展
日時:2019年8月2日(金) 〜 9月1日(日) 12:00 ~ 19:00
会期中の休み:水曜日と8月13日〜16日、29日(木)

新聞紙や切手などからハサミで切り出される人物像。
辻さんの作品は、日々の何気ないところに
思いも寄らないかたちが隠れていることに気づかせてくれます。
ものごとの見方を変えたら、日常がもっと楽しくなる。
今回の作品展が"視点"と"想像"を遊ぶ
きっかけになれば嬉しいです。


会場:【 niente と tokyobike 】
住所:〒156-0044 東京都世田谷区赤堤2-3-9-101
交通:小田急線・豪徳寺駅、世田谷線・山下駅から徒歩5分

電話:03 - 6379 - 1705
会場HP:https://www.niente.co.jp  作家HP:http://tsujikeiko.com
関連ブログ記事:https://tsujikeiko.blogspot.com/search/label/niente
ざっくり「まとめ」 https://togetter.com/li/1392632


 
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会場のFacebookページでのワークショップについての投稿はこちら: