2021/06/28

ムック「偏差値だけに頼らない中高一貫校選び」挿絵を制作






2021/06/28発売のAERAムック「偏差値だけに頼らない中高一貫校選び2022」の挿絵を辻恵子が貼り絵で制作しています。※P89〜91と99に掲載。表紙は今日マチ子さん!(同じ本に絵が!うれしいな)。





制作風景など


左上のように、ざっくり色紙を重ねて構成してから制作したものも。積水ハウスのウェブコマーシャルのシリーズを思い出します。鉛筆は、こんなに小さい!






2021/06/22

北斎美術館「しりあがりサン 北斎サン」へ



2021/06/22:「しりあがりサン 北斎サン」をみるために、すみだ北斎美術館へ。コロナ禍、緊急事態宣言の影響もあり、閉館期間があったため会期が 延長されています。平日だったせいもあり来館者も混み合っておらず、ゆったり楽しめました。

撮影禁止のメインの展示室では、葛飾北斎の作品と並べられた、本物とみまごうような、でもちょっと違う可笑しみがある、しりあがり寿さんの作品があり、へえ、葛飾北斎、こんな「AKIRA」(by 大友克洋)みたいな絵を描いてたんだ!とびっくりするようなものもあり。



撮影可能なエリアでは、服飾の作品シリーズや、ゆるぅい(笑)ホログラムの作品、そして写真・下の映像作品もあり(静止画のみ撮影OK)。  



バレエのピルエット(回転)のようなのだとか、ヒップホップダンスのようなのを北斎が踊り、「絵が好き〜〜!!」な感じを体全体で表現する作品、4畳半の部屋から、あらゆるものを創り出す様を描いた作品の2点。しりあがり寿さんというと、私が多分、最初に印象に残ったのが下の動画(氷菓メーカーのアカギのTVコマーシャル)。声を出して笑ったTVコマーシャルなんて、これくらいじゃないかしらと思う。余白だったり、ゆるさだったり、抜け感というのか、たまらない。北斎のオマージュ作品の作り上げ方などみると、ものっすごいユルイのから、ものっすごく緻密な作品世界まで、しりあがりさんすごい、と感嘆します。オマージュ作品の中でも、北斎の江尻田子の浦の絵(→ 画像検索結果はこちら)を、ロボットの腕を回収する景色として描いたのが素敵でした。というか、こんな船が  あったんだ、クジラや何かのような尾ひれがついたような。 








北斎美術館は、建築物も素敵なので少しご紹介。


三角形


いっしゅん、「え、きょう閉館日だった??」と焦りましたが、このスペースは美術館(展示室)とは別の、何か・・イベントスペースか何かのようです。        


 

ちなみに、北斎美術館に来たのは2回目。前回のことは→ こちら




美術館がある場所に立っていた案内板。当時の80代など仙人レベルに長寿だと思うのだけど、死の間際に「あと10年、いや5年絵でいいから生きさせてくれ、そうすれば真の画工になれる」と言ったのだとか。すごいなあ。

今回は作品を見ながらスケッチはしなかったのですが、唯一メモしたのが、当時の錦絵の価格が16文、当時の蕎麦の値段くらいだったということ。昔から、絵描きはそういう…薄謝な世の中だったのかしらねえ、と絵描き仲間のような気持ちで(大先輩ですが)思ったりして。




帰り道に、美術館の近く(たい焼き屋浪花屋)に、渋い招き猫を見つけて、ああ、たい焼き…久しく食べてないかも!と買って帰りました。薄い皮、ほぼアンコで、 すごくおいしかった。もっと買ってきたらよかったな。創業明治42年、西暦で言うと1909年。創業・112年!


前回、たい焼きを口にしたのっていつだっけ…と、(まあ、全てをブログに記しているわけではないにしても)ブログをみたら、朝ドラ「とと姉ちゃん」の仕事でNHKに行った時でした。懐かしい。  



帰り道、ちょっと離れた場所ですが、上野公園の不忍池にも立ち寄る。ハスの蕾が、いくつか見られました。もうすぐ咲きそうです。






2021/06/17

ランプシェードのようなタチアオイ

 


2021/06/17:タチアオイの花が、夕日に照らされて、ランプシェードみたいになってました。

2021/06/16

映画「キャラクター」を観に行く


 



2021/06/16:映画「キャラクター」を観に行きました。"ムビチケ"って初めて見た!



原作は、浦沢直樹さんの漫画(「BILLY BAT」「MONSTER」「MASTERキートン」「20世紀少年」…など)の原作者でもある長崎尚志さん。今回は、映画とは結末の違う原作本も読んでから映画を観ました。猟奇的な殺人者が出てくる物語なので、原作を読んでいたことで、凄惨な犯行現場なども多少、ソフトランディングというか、ビク!とはならずに済んだ気が。ほ。


AKIRA(3) (KCデラックス)    AKIRA(4) (KCデラックス)
主人公の漫画家の仕事場(貧乏時代、成功した後)の
両方の、本棚の手の届きやすい場所に「AKIRA」が 
あって、お!いいね。と思ったり。←私も好き。  



キャラクター (小学館文庫 な 37-1)

ネタバレになるので詳しくは言いませんが、小説版で物語の流れを知っていた/そして映画版はまた違う内容、と知っていたため、「あ、え、ここは本当に〇〇(主要なキャラクター)しんじゃうんだ!」とか、同じところ、違いも楽しめました。 

そして物語の終わりに、ゾワっとしました。それと、今回が初めての俳優としての仕事だという、バンド・SEKAI NO OWARIのボーカル・Fukaseさんの演技がすごかった。なんとなく「爽やかな歌を歌ってる人」くらいの認識だったのですが、  演技とはいえダークサイドを知って興味津々になりました。(役と関係なく、こういう背景も知ることができたりして)。あと(私がOPの絵を手がけた)朝ドラ「とと姉ちゃん」主演だった高畑充希さんも、主人公の妻役でご出演です。


クロコーチ 23 クロコーチ Blu-ray BOX

余談ですが長崎さんといえば私の中では、長瀬智也さん主演のドラマ「クロコーチ」の原作者!(漫画は未読)


コロナ禍で映画を観たのはこれが初めてで、恐る恐る繁華街に行った感じもありますが、公開日(6/11)から少し経った平日の昼間なら、良いか!と、そして初めて、ソファ席のような、プレミアムボックスを予約してみました。こちらも1席空けて予約を受け付けていたため、ほとんど隣の人の気配を感じる事なく、映画に没入できた感じ。映画館の人たちも相当、心配りしてくださってるんだなあと感じたのは、上映が始まる直前。

二人連れで来たらしい人、別にいいでしょ、と席を詰めていたらしいのを見逃さず、離れてください、と注意。こうなるべきところを:

●○●○●○
○●○

こんなふうに:

●○●○●○
○●○


ずれられるとこまるよね、隣に知っている人がいたら喋りたくなるだろうし。会場側の方々が、ちゃんとしてくれてて頼もしかった。





はー、映画を観た後の外の景色。この映画館も初めて来ました。そして寄り道せずに帰宅。






2021/06/09

「人工」の美しいものを欲して銀座へ

 



2021/06/09:近頃、コロナ禍で美しいもの、ことに人工物に飢えているんだなあ、と、ファッション番組を観ながら気づいた。(ちなみに、美術という意味を持つ英語の「art」には「人工」の意味もあるんですよ)。 

人工というとなんとなく冷たいイメージ、ケミカルなものだったりをイメージするけれど、人との交流ができない今、人の顔もマスクの下にあるのが日常になっていて、「人の手」を感じたくなっているのかもしれません。  

銀座には久しく行っていなかったけど(ブログに全部を記録しているわけじゃないものの、おそらく前に銀座に行ったのは昨年の11月?→この時?)、SNSで見かけた宇多田ヒカルさんの新曲「PINK BLOOD」のミュージックビデオの衣装などの展覧会、えいや!と予約して、行ってみました。   

*ブログ更新、いつもながら遅いので、銀座の会期は終了しています。まだわからないけれど、巡回予定があるようなことを、どこかで目にしました。→ 最新情報








美しや〜。満たされ、充電された気分でした。




会場内に、宇多田さんの写真と似た構図で写真を撮って頂けるブースがありました。もっとポーズの研究?上を向けばよかったかな。



余談ですが、数年前の宇多田ヒカルさんのMV「花束を君に」の絵を制作しています(このブログだけ読む方もいるかもと)。 → 関連記事はこちら




なるべく人混みを避けるべく、歩けるところは歩く。日本橋の鳩が、「嘆きの壁」みたいに橋の出っ張りのキワにとまっているのを見つけたり、三越のライオン像の下に谷川俊太郎さんの詩があるのを見つけたり:


SNSで、ずいぶんスッキリとした写真を見かけていた将門(の首)塚をお参りしたりもしました:


コロナ禍で・ステイホームばかりの日々で、あちこち浦島太郎状態になっているんだろう&まだまだ知らないことばかり。



「栄養と料理」7月号・連載「思い出の味」の題字を制作

 




女子栄養大学出版部の月刊誌「栄養と料理」2021年7月号は6/9発売。連載「思い出の味」の題字を辻恵子が切り文字で制作しています。第91回はスポーツコメンテーターの杉山愛さんの記事です。


女子栄養大学出版部
発売日 : 2021-06-09

2021/06/08

傘立て近くに虫取り網

 



2021/06/08:散歩中に見かけた、傘立ての近くの微笑ましい景色。夏が近いですね。




2021/06/02

草木鳥鳥・西荻散歩(➖茶)の日


2021/06/02:本当に久しぶりに西荻窪へ。一欅庵(いっきょあん)で二日間だけ開催されていた、ユカワアツコさんの展覧会へ。木製の引き出しの中に描かれた鳥の絵。             


今年の3月に福音館書店から出た「草木鳥鳥文様」(雑誌「母の友」での連載の単行本化)に掲載された作品が展示されていたのですが、なんと、まさに「この場所」で撮られたものだとわかって、おお!嬉しいびっくり。本をお持ちの方は下の写真と、P94・P95を見比べてみてくださいね。    


展示室には、この会場の周辺の地図で、本に載っている絵の撮影場所がわかるようになっていて、おお、あれはそういえば、見覚えあると思ったらカレー食べたあの店ではないか!とか、興味深かった。あの地図欲しい。笑 *私の前の前の個展会場もありました!





一欅庵に来たのは二度目。前に来たのは、佐渡島に渡っていったピンク色の象についての展示の時(→ その時の日記のようなものは、こちら)。その主催者で、佐渡仲間?(ハロー!  
ブックスというイベントに一緒に参加した)の西荻案内所さんにも再会できて、嬉しい。           


ユカワさんの展覧会は、西荻散歩というイベントの一環でした。参加店が、お茶を提供して散歩を楽しむ・茶散歩 / チャサンポーというイベントだったのだけれども、コロナ禍で、昨年は時期をずらして「茶」抜きで開催されたみたい。今年もまた、「茶」抜き。来年こそは、という願いがチラシにかい見えました。私の西荻での個展も、昨年5月の予定だったのを延期したまま、まだ先が見えないけれども、駆け足で、この後に、みずのそら、そして個展ができると良いな、のSUTOA/HATOBAも覗いて、帰路につく。


 

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