2020/04/15

「不要不急」と藝術の話






2020/4/15:新型コロナウイルスの影響で自主的に家に篭る日々。マニキュアが剥がれかけてても、誰に見られるわけでもないのだけど、寂しくなるので塗り直しをする。それが乾くまでゴロリと寝転がると、目の前の宇多田ヒカルさん(復帰後のツアー:拝見できたライブツアー!のブルーレイBox)と、自分で描いたアクリル画(2008年の合同展のための作品)が同じ向きの横顔だと気付いて、嬉しい。
 

手前には小田部羊一さんと初めて言葉を交わした時に頂いたサインがあって。ハイジの幸せそうな顔が可愛くて。今は新型コロナウイルスで、いわゆる有事で、まさか人生の 中で「疫病にかからないように家にこもる」なんてことが起こるとは思わなくて戸惑う日々。絵や美しいもの、可愛らしいものは救いになるんだなあと実感できて安心する。



毎日毎日メディアから「不要不急の」外出を控えよというような言葉を聞いていると、少し凹む。実際に出かけられないっていうストレスはもちろんだけど、我々・表現する人の仕事は農家や料理人や医療従事者のように生命保持に直接の関わりのないものなので、不要不急ジャナイ美術の人(私)の存在意義とは?と揺らいでしまうような。  



宇多田さんや小田部さんに、藝術だって、たしかに生きるのに必要だわ、と引き戻してもらえた気持ちがしました。


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