東洋大学の公開講座を聴講してきました。
本好きの女性が主人公の「山梔」(くちなし)
などで知られる、野溝七生子についての授業。
武藤良子さんのポスターも素敵です。講演を
聞きつつ、ドローイングしたり、メモしたり。
朝ドラ(「あさが来た」「とと姉ちゃん」)で
気になった平塚らいてふの「青鞜」の一員の
お名前も出て来る。この人の元妻がこの人で、
元夫がこの人と恋仲になって、と、少し頭が
こんがらがる。晩年、新橋のホテル住まいの
謎の?知的な老女だった話を(向田邦子との
仕事で知られる)久世光彦が書いていたりして
不思議。私が10代の頃まで、彼女は生きてた。
同時代人と言っていいのかわからないけど、
重数年、少しだけ、生きた時期が重なってた。
今や、当たり前のように女性が大学に通ったり
働いたり小説を書いたりしているけれども、
彼女たちの時代は女性が大学に進学すること、
文芸作品を発表する場を作ること、全て自分達
で切り開いていったんだ、と大変そう、という
より、キラキラ、眩しい。たまたま、その夜に
NHKのBSで、日本におけるアニメーションの
創成期についての番組をやっていて、そこに
小田部羊一さん(→ 話が長いのでこちらを)が
出ていらして、当時、波の資料を集めようにも
写真も映像もないものだから(当たり前だけど
当時=今のようにインターネットで検索、って
いうのが無い時代)、夏に泳がずに海を眺めて
自分で観察をしていたんだ、という話も、少し
野溝七生子たちの話に重なって聞こえました。
それにしても東洋大学のここ(8号館?)、
面白い建物だなあ、と、会場を出て、
同じ階で写真を撮っていたら、先ほどまで
私がいた場所、下が宙に浮いているような
状態だったんだあ!(こわっ!)と、後で
「おおお」と、びっくりしました。笑。
ホールでは先ほどのポスターの原画も
見られて、満足、満足。
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