2023/09/23

珠奈さんの展覧会 @ 東京都美術館へ

 



2023/08/01:また、かなり後になってから(2023/11/08に)このブログを書いていますが、上野公園の中の、東京都美術館で開催されていた荒木珠奈さんの展覧会…の関連イベントのトークを聴きに行きました。NY在住の珠奈さんと、久しぶりの再会。*美術館のスタッフの方が撮ってくださいました、感謝。



会期中、何度か開催されたトークイベント。この日は「メキシコの暮らしとアートというテーマで、メキシコ在住のライターの長屋美保さんと、ネット上での対談。

現在は在住の珠奈さんですが、メキシコで学んでいた経歴もあり、現地のアーティストとのプロジェクトの話や、メキシコも(日本と同じく)男性優位の風潮がある社会だけど、近年女性たちのデモなど主張の場も増えてきたとか。

メキシコは、ちゃんと暗さがあるという話。死者の日の祭りのような(死という、神妙になりがちなものを、わーっと明るい?お祭りにしちゃう)明るさと暗さの同居する世界観を作ってるのではという話も興味深かった。



2023/09/23:トークを聴いたのが8月はじめ。いつ行こうかなあと思っている間に、会期も終わりに近づいてきてしまった。トーク会場じゃなくて展覧会の会場に、やっと来られました。

そういえば、メールで案内をいただく前に上野駅構内を歩いているとき、視界の隅っこに「荒木珠奈」と、知った名前が入って気がして、見るとそこにこの展覧会のチラシがあったのでした。



MOTで見たことがある作品、とても綺c


この展覧会の話をするときに「インスタレーション作品」という言葉が、案外通じないのだな、という気づきがありました。

油絵とか、日本画とか、平面の作品でもなく、彫刻などのように立体作品(だけ)ではなく、空間を構成することでのアート?なのか、うまく説明できないけれども。



上の二枚は、両方とも会場での私。下の写真、ラスボス感がある。笑。



ちなみに、全作品撮影OK!ということでした。



すごいブレちゃってるけど、壁面にいくつもの箱があって、見る人が鍵を開けて鑑賞する作品は、過去の展示として写真で見たことがあるだけだったので実体験できて嬉しかった。



…芸員さんが鍵を選んでくれたのは、ちょっと残念だったけど。



珠奈さんの銅版画の赤も、好きなのだよなあ。静かさ、力強さ、大胆さと繊細さ、暗さの中の灯り。両極端なものが同居している感じが心地よい展覧会でした。



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