東京・上野の国立西洋美術館でのクラナッハ展へ。
ルーカス・クラナッハ(父)は凄く好きな画家の
ひとりで、今回は来ていない作品ですが、彼の
描いたヴィーナス像は私の部屋のピンナップ・
ガールです。この展覧会では何故か、耳慣れない
クラーナハ(「ッ」なし)という表記でした。
*
絵から少し離れたところに立って(至近距離で鑑賞したい方のお邪魔に
ならぬよう)作品のスケッチをしつつ、斜め後ろに視線を感じるなーと
思ったら、珍しいことに美術館で声をかけられる。アジア系の外国の方
で、「スケッチ見てもいいですか、僕も、ほら、描いてるんです、模写
してるの一人だけかと思った!」と。「美術館いくと描いてるんです」
と私のノートを見せ、「エンジョイ(お楽しみを:日本滞在を)」。
クラナッハ(父)以外の作品も、マルセル・デュシャンやピカソが
クラナッハ作品に触発されて制作したリトグラフなどあり、とくに
デュシャンの線は素敵だった。実物のクラナッハの油彩は、修復
されているのかもしれないけれど朱赤など凄く鮮やかで、かといって
嫌味なく、背景の黒が効いていて格好良かったです。
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