この日は、さいたまスーパーアリーナに、劇を観にゆきました。
演出を手掛けたのは、ノゾエ征爾さん。演劇に疎い私が、唯一
継続的に拝見している劇団の方。今年5月に他界した蜷川幸雄さんが
高齢者が演じる劇団を演出していたのは知っていたのだけれど、
彼が企画していた劇は元々、脚本をノゾエさんが担当してらした
そうですが、その演出も、ノゾエさんが手がけるらしい、と知って
これは観にゆかねば、となったわけ。シェイクスピアの有名な戯曲
「ロミオとジュリエット」がベースになっていたので、話の筋を
追うというようなことはなく、たくさんのロミオと、たくさんの
ジュリエットの群像劇を「体験しに行った」感じがしました。
今年5月に突如お亡くなりになった巨匠(蜷川さん)の遺志を
「ロミオとジュリエット」がベースになっていたので、話の筋を
追うというようなことはなく、たくさんのロミオと、たくさんの
ジュリエットの群像劇を「体験しに行った」感じがしました。
今年5月に突如お亡くなりになった巨匠(蜷川さん)の遺志を
継ぎ、何万人も入る会場で、たくさんの演者を動かす、たった一度
だけの公演。自分に置き換えると(朝ドラというのが一番、実体験
で、近しい話だが)きっと、身震いする。演出する側としては、
演じる人たちが、いわゆるプロの演者ではない、高齢者だという
演じる人たちが、いわゆるプロの演者ではない、高齢者だという
のも、きっと演出する時に、演劇人同士で「当然なこと」が通じ
ない苦難があったかもしれないけれど、「高齢者」として、ただ
家でじっとしてないで、外に出、声を出し、体を動かして作品を
構成する体験はきっと、演者ひとりひとりにとっても生き生きと
した体験だっただろうな、と思う。ずいぶん年上の皆さんたちに、
元気をもらって帰った気分。
構成する体験はきっと、演者ひとりひとりにとっても生き生きと
した体験だっただろうな、と思う。ずいぶん年上の皆さんたちに、
元気をもらって帰った気分。
0 件のコメント:
コメントを投稿