佐竹 環さん(*)の「ながチョッキワンピース」展、最終日へ。彼女は、
引っ越して、パンを焼いたり、洋服を作ったりしています。
この日は在廊、久しぶりにお会い出来ました。
「ながチョッキワンピース」の「なが」は、彼女の服の代表ともいえる(?)
ズボンのことなので、親しい友達は皆、「なが」(ズボン)と「チョッキ」
と「ワンピース」の展示なのだろう、と思っていたら、「長いチョッキ」
あるいは「長いチョッキのワンピース」のことだったもよう。いつも
「なが」を愛用している芝生の遊佐さんもチョッキを試着&お買い上げ。
また、この画集(と展覧会)で私がハサミを入れた、ハルカゼ舎の日めくり
カレンダー(写真・下)も遊佐さんがデザインしています。
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一連の作品づくりのときに想像力(創造力?)をかきたててくれた
「◯◯の日」という短い言葉は、ハルカゼ舎店主の間瀬省子さんの
筆によるものです。また、手間のかかる裁断からバインディング、
パッケージングに到るまで、すべて手作業なので、店に伺うたびに
日めくりづくりをしている場面に出くわしていたのですが、今日、
初めて日めくりを作って<いない>間瀬さんを見ました(笑)。
>辻さんの手によって、日めくりカレンダーが素敵な物語として
>生まれ変わったようなすばらしい展示でした。(ちょっと泣いた)
展覧会の搬入が終わったあとに、間瀬さんがいらしてくださって、
感嘆の声をあげながら見てくれたのを覚えています。私はまだ少し
作業中だったもので、(反応が大きな声で)「うるさいよっ!」とか
冗談半分に笑いながらも嬉しい事だなあ、としみじみしていました。
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帰り道、忘年会的な席にて、環さんの長野での生活の話などを聞く。
ほろ酔いで「フカサワ」と言おうとして、「フカフカ」と言ってしまう。
フカフカ・ナオト…。 (※深澤直人= au の"インフォバー" などで知られる
プロダクトデザイナー)。食事した太田尻家も、個展の会期中に馴染みに
なった場所。箸置きのひょうたん(崎陽軒のシウマイの醤油入れ)、今日は
お隣さんはベロベロバ~、と舌を出してるので、私のはコマ回してました。
正月ぽいね。ひょうたんが、コマ。。ひょうたんから、コマ。。。
芝生やハルカゼ舎のある商店街には、一足お先に「賀正」のノボリが。個展の
会期中、毎日のように歩いた道。正直、駅から遠いけど(そんな場所に店を
「皆で喋りながら帰ると、あっと言う間だね!」と言われて気づく。そんなもん
なのかもしれないね。楽しい時間はあっという間。長野に帰る環さんとも、
「良いお年を〜」。道端で、電車の扉が閉まるたび、その言葉を聞きました。