ないけど、筆者がどんな顔、どのくらいのお年の方か、メモがてらのスケッチ。
ツイッターで検索をして見つけた画像。さらっと検索サイトとしてツイッターを
使っている自分にびっくりした。
制作の合間、昼ごはん。手抜きせずに揚げ物などする。
(1)ドライカレーの残りを→ (2)ポテトサラダに入れて食べ
→ (3)それを丸めて衣をつけてコロッケに、三段活用。
レタスと揚げた人参、ピーマン、ナスも添えて、パンで
はさんで。美味しいものは偉大だ。
美味しいものといえば、伊賀の伯父から、新米が届いていた。
毎年恒例だった、おじさんの新米ですが、彼の農業、さいごの
お米だそうだ。ありがたく「いただきます」。知り合いが、
田んぼを受け継いでくださるとのこと。ありがたい。
話をもどすと:絵を仕上げ、小包で出す用事も兼ねて外へ。
制作のあとのご褒美?一息いれるため、次の制作へ向かう
前の充電と気分転換は大切。筆でさーっと描いたような雲。
ほんとうは、先日いただいたニキ・ド・サン・ファール(右下のチラシ)の
入場券があるので、ニキで充電、そして次のオシゴトするぞ~、と思ってた
のですが、この日は定休日!だった(早く気づいてよかった)。行き先を
変えて、日本橋の三井記念美術館で「蔵王権現と修験の秘宝」展をみる。
実はこの美術館内に入ったのは初めて、来たのは2回目。なぜかというと、
免税店ができたせいか銀座はなんだかワサワサしているけれど日本橋は少し
落ち着いてて、いいな。個展が始まる前にお参りをした神社も近かったので
お礼参り。「おかげさまで盛況でした、ありがとうございました」。鰻屋の
看板に、ウナギを手づかみで捕る河童の図。(水中捕獲、しないの?という
のは野暮かしら)。東京オリンピックのロゴはいつ決まるんだろ、とか。
他愛もない事を見たり聞いたり考えたりするのは楽しいね。無駄、必要。
(ああ、でも、やっぱニキで「充電」してから作りたい・・と就寝)
*
まったく、「楽」じゃないよね。
諦めきれず?翌朝、朝イチで国立新美術館へ。
ニキ・ド・サン・ファル展!ピストルぶっ放すパフォーミング・アーツとか
も印象的だけれど、やはり、この方は立体作品がすばらしいな。いい意味で
狂ってる。楽しそう。邪気がない。インタビュー映像で「私は社会を変える
ことはできないけれど、ヴィジョンを提供することはできる」と。*概要。
直感で魔術的なのが女、というような言葉も、ついメモする。
増田静江さんという日本人と親交があり、
でもシヅエは言いづらいからってヨーコと
呼んでいたというエピソード、ふふふ、
となる。ケイコは割と言いやすいみたい、
よい名をありがとう。ツジは発音しづらい
国の人が多いようですが・・さておき。
↓
写真OKにしてみたのだけれど(前は案内状の作品だけ、にしていた)
外国の美術館のように、少しは撮影OKになってきたのだなあ、と
感慨深い。撮ろうとすると、この四角で区切った中からどうぞ、と
言われましたが、それでも。それから、ニキ・ド・サンファル展と
二紀展が同時開催だったのが、おもしろかったです。ああそうだ、
それから・・・と思い出してポスターの写真の真ん中に埋め込んで
しまいましたが、昨年の今頃、初めてフランスに行った時に、
泊めていただいた画廊主のお宅にニキ・ド・サンファルらしき
作品があってびっくり、「ねえ、あれって・・(ホンモノ?)」と
画廊主に尋ねると、ああ、あれは娘の作!と。面白かったなあ。
*
10/26追記:
昼食時、録画しておいた日曜美術館のニキ・ド・サンファルの回をみる。
美術展と予備知識のバランスってむずかしくて、作品を見る前に予備知識が
ないほうが「自分は」どう感じるかを、まっさらにしておける。けど、見た
後に番組を観ると再度展示みたくなる。その作品がどういう作者の状況で
作られたのか、とか。録画、消してしまったのでうろ覚えですが、フランス
人の学芸員の方が(番組サイトによると文化財保存監督官?)、昔、
かしこい・自分で判断できる女性は男性におそれられ、魔女として処刑
されたりしてた、と。ニキ本人のインタビュー映像で、男性と比較して
直感で動くというか魔術的なのが女、というような言葉が印象的だった
ので、魔女、という言葉、何だか腑に落ちた感じ。彼女の作品は、よく私が
その水面下でトグロを巻くような、マグマのような熱くて暗くて力強い物に
支えられ突き動かされている。ニキ・ド・サンファルの作品も、「明るい」
「元気な」(だけ)ではないんだな、その深層には…という部分を知ることが
出来たのはとてもよかった。ゲスト出演していたリリコさん(も明るい強い
キャラクターと思われがちだけれど)、差別など傷つくこともあったが、
傷ついた事でカサブタのようになって、何があっても動じない、になると。
それから、会場ではサラリと見てしまっていた、背中合わせのカップルが、
頭の上にお互いの映像が流れるテレビ画面のようなのを乗せている作品、
ああ、私がずうっと前に(もちろん模倣ではなくって)作った作品も、
背中合わせの男女だった、と思い出したり、もう一回、みにいくか?と
思い始めたり、しています。
*
家に帰り、新しい冷蔵庫を受け入れる。古い冷蔵庫は、中に牛乳を残したまま
運びだされていった。伯母が送ってくれたエンドウ豆が冷凍庫にあったのを、
整理がてら全部さやから出して、薄皮を剝いて、ポタージュスープにする。
慣れない動きをしたからか、次の日肩先が筋肉痛になるほどだったけれど、
スープがとても美味しかったから、よし。二日がかりの「充電」だった。
新しい、からっぽの状態は気持ちが良いな。明日からまた制作。