2015/10/31

服さがし、ハロウィン、スナックちえ(in-kyo・8周年)







ここ数日、はやく買わねばと気になっていた、友人の結婚パーティー用の服探し。
(これは買わなかったものですが)、あれこれ、見たり着てみたり。似合って、気に
入って、しかもTPOに合うものを探すの、難しい。友人の結婚パーティで着ると
なると、花嫁の色・白はダメだし、黒はオソウシキみたいだし結局、紫色のに
しました。やっと、手に入れる。決まるときはコレかも!と分かるのが不思議。


*




帰り道に、アナと雪の女王のキャラクターに扮したコと遭遇しました。そう、
この日はハロウィーン当日。サンタ、トナカイ、ハリー・ポッター、ゴスロリ
三人娘(これは仮装か微妙)、ヒーロー物のお面とパーティー用三角帽を手に
して眠るサラリーマン、カオナシと魔女の宅急便のキキ(勤務中の店員)、 
ミニオンズ、アナ雪(このコ:弟はトイ・ストーリーのウェスタンキャラ)、
飛行機っぽい何かのかぶりもの。… 十数人のハロウィンな人々を見ました。 


キラキラ~。ドリーミーでありました。




買い物を終えてホッとして、いつも旅ベーグルが納品しているという
カフェ(ビー・ア・グッド・ネイバー)でコーヒーを買って、電車に
乗る。そういえば、ソラマチ(東京スカイツリーの下の商業施設)に
行くの初めてだったなあ。くるりの曲「赤い電車」にも入っている 
ドレミファインバータも、生で聞けました。           





浅草で下車、少し歩いてたどり着いたのは「スナックちえ」こと、in-kyo
同店の8周年を記念したイベントで、ご近所のカワウソのお二人もお手伝い
してらっしゃいました。真ん中の萬田さんもお料理上手。         



萬田シェフの:イワシの香草焼き、鶏のオーブン焼き、 
ラ・フランスと生ハム、おつまみプチシュー(チーズ入)


ちえママの大根のピリカラ豆鼓、さといものみそ和え、
ハクサイのとろっと煮、そして(私の中で)ちえさん 
「といえば」の、酢たまごを美味しく頂いて帰宅しました。











2015/10/30

焼きリンゴ @ 橙灯






移転前の橙灯)へ。サンドイッチ(2つの味、女友達と半分こ)、
焼き林檎、コーヒー、と、フルコース状態でたのしむ。       



約束していたわけではないのに会えた友人と、友人の子供にも再会。
前に会った時よりも単語数が増えている気がする。そして、人への 
気遣いというのか、距離感をはかるような知恵をつけている感じ。 



アダムとイブのイブはリンゴを食べたら恥じらいを覚えたんだっけ?
ナイフをいれると、サクッとした感じがある、紀子さん(橙灯店主)
の焼き林檎。だいだい色のブーケを上げたかったけど黄色のを送る。



またねー、と外へ。黒板にうっすら浮かぶ、「みかんしょうが」の文字。





2015/10/29

カモシカで丸いものと、四角いもの







この日は、オカズデザイン)のアトリエ「カモシカ」へ。




坂野友紀さんの展覧会「タルト」。真鍮の小皿と、ブローチを手に入れました。




それから、(私のなかで)「オカズデザインといえば」の真四角の
ショートブレッドと、コーヒーカジタの「かもしか」ブレンドも。
オカズデザインとコーヒーカジタ、といえばNHKのドラマ「紅雲町
珈琲屋こよみ」で(私は手ぬぐいなどの絵柄を制作、彼らはアート
ディレクション、コーヒーの事を担当なさって)ご一緒した方々。



丸いもの(小皿とブローチ)と、四角いもの(ショートブレッド)を手に入れ
帰宅途中、電車内で、うとうとしていたら携帯電話に着信。あわてて一言、 
「いま電話なので折り返します!」。(ん?「電車なので」だった)。電車を 
降りて、新宿駅で電話を折り返しかけると、小冊子を作るにあたって相談を
させていただいたAさんから、お礼の電話だった。嬉しいお言葉をいただく。
しかし、相づちをうちながら改札を出て、ピッ!と外にでた、はずがそこは
京王線〜JR線のりかえ改札であった。友人の結婚パーティーのための服を、
新宿で探そう、の予定は崩れ、まあいいや、とベルギーの旅番組を見てから
気になっていたワッフルを食べて帰りました。             





2015/10/28

ヘブン本、芝生で取り扱い開始/南国猫の写真






cafe+gallery芝生の実店舗と、通販で、先日開催した第40回個展の際に
刊行した小冊子「A Heaven in A Wild Flower」の取り扱いが始まり
ました。初版100部だったせいもあり、お世話になった方々にお礼を  
かねてお送りしたこともあり、残数わずか。もしかしたら後々、増刷 
するかもしれませんが、未定ですので、お早めにどうぞ。      
まだ個展のレポートできていません、のらり、くらり。       



以下、日記


棚上げしていた雑事を進める日。夕方、少し外出。アイスクリーム屋に
久しぶりに入る。十代の頃に入ったことがあったかな?くらいな感じ。
くじ引きで、ハロウィーンのシールをもらう。           




最近、夜にパソコンを開かない。夕食後、新聞の切り抜きの整理。
すごく前に、シンガポールの音楽ホールかどこかの前で遊んだ、 
うつくしいニャンコの写真が出てきた。遠くを見つめる目が綺麗。
二度と会えない、可能性が高い、可愛いニャンコ。       











東京の空・外国の地名の由来・ABCさんの話







東京の空は狭い、と実感することは余り無いのだけれど、
おおお、これは!(狭い!)と思った景色。郊外に行くと
空の広さに驚くこと、多々あり。ところで、ここ数日、 
会社員のように夕方まで家で仕事をして、夕方短時間外出
して、運動不足を解消、というリズムになっていたので、
今日は昼から出かけて外の用事をあれこれ済ます。昨年の
今頃、フランスでの合同展のときに画廊主が作ってくれた
ポスター(A4とかB4とかではない、変型サイズ)を、額に
入れたいな、と思っていたのを、やっと注文する。初個展
から、お世話になっている額やさんに頼みたかったのだ。


雑記その2



テレビの旅番組でベルギーのアントワープの語源が、手を投げる、だと言っていた。
アムステルダムは、アムステル川の、ダム(水を、せき止めるアレ)。この逸話は、
昨年、同所に滞在しているときに地図を見て気付いてハーティさんに(そう、そう 
いう意味なのよ、と)教えてもらった話。上の写真は、このブログの数日後に届いた
お手紙。冊子のお礼に、ヒッテさんから。エアメールのシールじゃなくて、切手の 
余白部分がプライオリティの印になってるの、賢い。・・・地名つながりの話をもう
ひとつ、ついでにメモをしておくと、手話番組で、東京というのは両手を「L」の 
字にして上に二回上げ、大阪は逆に下にする(西の意)らしい。面白いなあ。地名。



雑記その3

いつだったか、編集者Aさんとの茶飲み話で、とてもいい
仕事をなさる人・Bさんの話をしたら、会いたいなあ、と
無茶ぶりされて(笑)、お忙しいBさんを呼び出すのなら
あの人もご紹介しておこうか、と同じく出版関係のCさん
も、お誘いしてみた。BさんとCさんの仕事が、結実した
そうだ。人生っておもしろい。Aさんの無茶ぶり、GJ? 
私がキューピッドしたんだぜぇ、というような話にするの
も、いやなので実名出して宣伝はしませんが、おめでとう
BさんCさん。国際的な仕事なので、日本と某国の    
相互理解のためにも、"よかったよかった!"です。  




2015/10/26

ザクロと柿、料理は視覚藝術か化学か。




イタリア人の友人がチームの一員として出場した大会で、何やら(と、 
ボワっとしてますが)受賞したらしい。今日一番の嬉しいニュース。  
東京のイタリア料理店で、食事としての「作品」(?お料理)は    
頂いたことはあるけれど、作りこんだ、美術作品的なものは初めて   
見たので、新鮮なおどろきと、私の絵をすごく興味を持って見て    
くれていた理由が分かった。料理人も視覚藝術(の側面をもった)   
アーティストなのだ、と。ところで昼食に、野菜天ぷら蕎麦など作って 
みたのだけれど、衣の配合を検索してみると"酢を少し入れよ"とあり。 
とりあえず書いてある通りにし、食後その理由をみてみると、酢を入れる
→グルテンが出来づらくなる→サクサク、だそうだ。料理は視覚藝術だ!
なんて言ったあとになんだけど、料理は化学ぽくもあり。食欲の秋。  
今日も夕方短時間散歩。青果店にいって、柿とザクロを買う。「一つづつ
買えるのはコレ(ちょっと高級なかんじのもの)だけですか?」「いや、
これと、これもありますよ、こっちは種なし、こっちは種あり」なんて、
会話をして買うのが新鮮だった。スーパーマーケット慣れしすぎてて。 


 

2015/10/25

巻き戻せない日・思い出の味のレシピ






朝食、おそうじ、みじたく、済んで何(から)しようかなー、と考えつつ
一休みでウトウトしてたら、どーも君と、うさじいと誰かさんが来た。 
ピンポン球を打ち返すように、制作して、バトン(二周目)を次の走者に
送り出しました。別の分野の彼らに委ね、次の打ち合わせを待つのみ。 



エブリ・デー・イズ「巻き戻せない日」



今日も夕方の散歩。久しぶりにrollにいく。ラクーアの商業施設をみる。
孫悟空ふたり、猫耳ひとり(本日のハロウィーン観察)。先述の
rollは、開店4周年くらいだそう。5年前、同所が前のオーナー・
佐竹環さんの店CORBだったときに、個展をした思い出の場所。 
久しぶりに元・店主のブログにアクセスしてみると、レシピを 
書き記すことについての記事が興味深かった。学生時代に通った
スパゲティやさんや、近所の老紳士がやっていたパン屋のミート
パイ、テリヤキチキンのパン、ひなぎくのあれこれ、そしてCORBの
オートミールマフィンやリンゴタルトは、脳内で再生できる味。
そして、もう(なかなか)食べられない味。絵や映画は作者が 
いなくなっても当時のまま(状態がよければ)見られるけど、 
演劇や料理は、実際に味わった人だけのもの。レシピがあって、
似たものが出来るとしたら、それは嬉しいことだけれど。   

佐竹さんのレシピ、ここのことかな、ちょこっとメモ→   





2015/10/24

↓↑







個展のレポートもできていないのですが、個展直後のしごとアレコレで、
たまっていたブログを3つ(①10/16・17、②18、③19)更新。運動不足
解消のため、夕方短時間早足ウォーキング。頼まれていたお団子を買いに
ゆく。いこかもどろか、踊りの指示書のような(大きく踏み出して小さく
戻る)矢印を階段に発見。下に行けと言ってたけど上に行ってと小声で。









2015/10/23

二人展を控えた友人夫妻と観劇、の日(音鉄気味)





鉄道愛好家の気分で。「撮り鉄」「乗り鉄」とか色々あるけど、
全然くわしくないけど、どれにいちばんグッとくるかって
いわれたら多分「音鉄」かもしれないなあ。




昔、旧型車両だった頃に一度だけ(一往復だけ)乗ったことがあります。
世田谷ボロ市に行ったのでした。私が生まれるずっと前に、
はこの沿線に住んでいたことがあるそう。
(と、書いておかないと忘れる)。




世田谷線のような路面電車は英語で「トラム」といいますが、
今日の目的地はシアタートラムという劇場でした。
路面電車で有名なアムステルダムで会った
ことがある友人夫妻と一緒に。
(その話は後で)




トラムで見たのは、これ。演劇には疎いけれど、ノゾエ征爾さんの劇団
「はえぎわ」は、何故か(たまたま学生時代の友人の友人:つまり殆ど
他人、の方が旗揚げ公演を手伝ってて誘われて観に行って)初期から 
割と、継続的に観てる。毒気もあり飄々として、とてもすきな世界観。
本公演「ゴードンとドーソン」、初日たのしみました。涙。←笑いで。
ネタバレにならない程度にメモしておくと、終盤、有名な絵画の構図を
思い出し、あわてて人数を数えた。「主」は誰だろ、やはりあの人か。
ポスターのデザインは成田久さん、男性のモデルは田中馨さん()。


*



観劇後に、友人夫妻の案内でカフェで夕食。昭和感ただよう、
くねくねと細い露地、バーやスナックの看板にときめく。  
ようさん工房のウサギ型のかばんを久しぶりに持ってったの、
少しうれしかった。カフェでの話題は、もっぱら、友人夫妻の
二人展のこと。あと一週間とちょっとで始まるねぇ、とか。 




ねこぜとひるね」@tanabike(Tシャツ展参加したことある画廊です)。
お二人の結婚のお祝いがてら、「まとめ」を作ってみたりして。


*



彼ら二人は、実は昨年の今頃、オランダに滞在している
時期が重なっていて、アムステルダムで一緒に
夕ごはん食べたりしてた、面白い
ご縁の方々です。





ほら、これ、アムステルダムで会ったときに描いてもらった絵だよー、と
お見せして、死後くんに「描いて描いて」と頼む。ようさん(奥様)と、
私が並ぶ像。うれしいな。二人展も、楽しみであります。       









2015/10/22

バトンを、次の走者に/朝顔の種








二日がかりの「充電」後、無事に制作を終えて、バトンを次の走者に。


追記:このお仕事でした:        





次の・別の制作、「さあ、作るぞ−」と手を動かし始める前に、




「その時代」を下調べするのも楽しい作業で。1946年は、終戦の翌年。
「1946 style」で検索すると色とりどりのファッショナブルな画像が出て
きて、それに「japan」を加えると一気に白黒になるのが印象的だった。



またまた、この線描画を何に使うでもないんだけれど
検索画像をスケッチしてみたりする。手近にあった 
鉛筆がダッチ・ジョーク(EYEは、アムステルダム
映像・映画の博物館)。「アイル・ビー・バック」!



朝は、朝顔の種を集めました。蚊もいつのまにか居なくなり、
最近、植物いじりの楽しさを覚えつつあります。      











2015/10/21

二日がかりの「充電」:権現とニキ





先日うちあわせをした挿絵のおしごと、完成させる。似顔絵作りというわけでも
ないけど、筆者がどんな顔、どのくらいのお年の方か、メモがてらのスケッチ。
ツイッターで検索をして見つけた画像。さらっと検索サイトとしてツイッターを
使っている自分にびっくりした。                     




制作の合間、昼ごはん。手抜きせずに揚げ物などする。
(1)ドライカレーの残りを→ (2)ポテトサラダに入れて食べ
→ (3)それを丸めて衣をつけてコロッケに、三段活用。
レタスと揚げた人参、ピーマン、ナスも添えて、パンで
はさんで。美味しいものは偉大だ。         


美味しいものといえば、伊賀の伯父から、新米が届いていた。
毎年恒例だった、おじさんの新米ですが、彼の農業、さいごの
お米だそうだ。ありがたく「いただきます」。知り合いが、 
田んぼを受け継いでくださるとのこと。ありがたい。    



話をもどすと:絵を仕上げ、小包で出す用事も兼ねて外へ。
制作のあとのご褒美?一息いれるため、次の制作へ向かう 
前の充電と気分転換は大切。筆でさーっと描いたような雲。



ほんとうは、先日いただいたニキ・ド・サン・ファール(右下のチラシ)の
入場券があるので、ニキで充電、そして次のオシゴトするぞ~、と思ってた
のですが、この日は定休日!だった(早く気づいてよかった)。行き先を 
変えて、日本橋の三井記念美術館で「蔵王権現と修験の秘宝」展をみる。 
実はこの美術館内に入ったのは初めて、来たのは2回目。なぜかというと、 
先日の個展打ち合わせでカフェを使ったから、なんだけれど。     









免税店ができたせいか銀座はなんだかワサワサしているけれど日本橋は少し
落ち着いてて、いいな。個展が始まる前にお参りをした神社も近かったので
お礼参り。「おかげさまで盛況でした、ありがとうございました」。鰻屋の
看板に、ウナギを手づかみで捕る河童の図。(水中捕獲、しないの?という
のは野暮かしら)。東京オリンピックのロゴはいつ決まるんだろ、とか。  
他愛もない事を見たり聞いたり考えたりするのは楽しいね。無駄、必要。 





イノダでコーヒを飲んで、半月を見上げて、帰宅。
(ああ、でも、やっぱニキで「充電」してから作りたい・・と就寝)






まったく、「楽」じゃないよね。





諦めきれず?翌朝、朝イチで国立新美術館へ。






ニキ・ド・サン・ファル展!ピストルぶっ放すパフォーミング・アーツとか
も印象的だけれど、やはり、この方は立体作品がすばらしいな。いい意味で
狂ってる。楽しそう。邪気がない。インタビュー映像で「私は社会を変える
ことはできないけれど、ヴィジョンを提供することはできる」と。*概要。
直感で魔術的なのが女、というような言葉も、ついメモする。      



増田静江さんという日本人と親交があり、
もシヅエは言いづらいからってヨーコと
呼んでいたというエピソード、ふふふ、 
となる。ケイコは割と言いやすいみたい、
よい名をありがとう。ツジは発音しづらい
国の人が多いようですが・・さておき。 
          ↓


右上は、会場で撮ってもよい2点のひとつ。実は先日の私の個展でも
写真OKにしてみたのだけれど(前は案内状の作品だけ、にしていた)
外国の美術館のように、少しは撮影OKになってきたのだなあ、と 
感慨深い。撮ろうとすると、この四角で区切った中からどうぞ、と
言われましたが、それでも。それから、ニキ・ド・サンファル展と
二紀展が同時開催だったのが、おもしろかったです。ああそうだ、
それから・・・と思い出してポスターの写真の真ん中に埋め込んで
しまいましたが、昨年の今頃、初めてフランスに行った時に、  
泊めていただいた画廊主のお宅にニキ・ド・サンファルらしき  
作品があってびっくり、「ねえ、あれって・・(ホンモノ?)」
画廊主に尋ねると、ああ、あれは娘の作!と。面白かったなあ。 




10/26追記:

昼食時、録画しておいた日曜美術館のニキ・ド・サンファルの回をみる。 
美術展と予備知識のバランスってむずかしくて、作品を見る前に予備知識が
ないほうが「自分は」どう感じるかを、まっさらにしておける。けど、見た
後に番組を観ると再度展示みたくなる。その作品がどういう作者の状況で 
作られたのか、とか。録画、消してしまったのでうろ覚えですが、フランス
人の学芸員の方が(番組サイトによると文化財保存監督官?)、昔、   
かしこい・自分で判断できる女性は男性におそれられ、魔女として処刑  
されたりしてた、と。ニキ本人のインタビュー映像で、男性と比較して  
直感で動くというか魔術的なのが女、というような言葉が印象的だった  
ので、魔女、という言葉、何だか腑に落ちた感じ。彼女の作品は、よく私が
引用する、谷川俊太郎「まっすぐのうた」しかり、まっすぐに見えるものは
その水面下でトグロを巻くような、マグマのような熱くて暗くて力強い物に
支えられ突き動かされている。ニキ・ド・サンファルの作品も、「明るい」
「元気な」(だけ)ではないんだな、その深層には…という部分を知ることが
出来たのはとてもよかった。ゲスト出演していたリリコさん(も明るい強い
キャラクターと思われがちだけれど)、差別など傷つくこともあったが、 
傷ついた事でカサブタのようになって、何があっても動じない、になると。
それから、会場ではサラリと見てしまっていた、背中合わせのカップルが、
頭の上にお互いの映像が流れるテレビ画面のようなのを乗せている作品、
ああ、私がずうっと前に(もちろん模倣ではなくって)作った作品も、 
背中合わせの男女だった、と思い出したり、もう一回、みにいくか?と 
思い始めたり、しています。                    



家に帰り、新しい冷蔵庫を受け入れる。古い冷蔵庫は、中に牛乳を残したまま
運びだされていった。伯母が送ってくれたエンドウ豆が冷凍庫にあったのを、
整理がてら全部さやから出して、薄皮を剝いて、ポタージュスープにする。 
慣れない動きをしたからか、次の日肩先が筋肉痛になるほどだったけれど、 
スープがとても美味しかったから、よし。二日がかりの「充電」だった。  
新しい、からっぽの状態は気持ちが良いな。明日からまた制作。     







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