久しぶりに東北へ・初めて冬の東北に行ってきました。
寒いとは聞いていたので、なるべく重ね着できるように
用意はしていたけど、まあそれほどでもなさそうかなー
と、新幹線の車窓から外を眺めていたら、盛岡に到着
する少し前(北上・きたかみの辺り)で、ブオー、と
大雪!急いで着られるだけ着こみました。盛岡は粉雪。
再会した友人と昼食をとっていたら、スノードームの
中にいるかのような豪雪。前にきた時にはまだ開店して
なので、着いていきなり西の言葉モードに。*同じく、
そのあと行った仙台でも、そうでしたが。昼食後に、
足元に気をつけながら散歩。わー、綺麗!と、コケない
ように気をつけないと!と、脳が忙しい感じ。
東京で降る雪よりも粒子が細かい気がする。
片栗粉の感じだ。音響効果で、雪を踏む音を
人工的に作る時に、片栗粉を使うの、納得。
「お天気雨」のように、晴れているのに
雪が降っているのも不思議な感じが
しましたが、晴れている方が寒い・
雪まみれの木、美しい。
👻
*
行く場所、行く場所で「こんなに寒いときに〜」
(いらしてくれてありがとう、いらっしゃい)と
決まり文句のように言ってもらってました。
の窓です。細かい雪がこんな風に雪だまりに
なるんだあ、片栗粉っぽい、と書きましたが、
砂糖菓子とか泡とかのようにも見えます。
そして、こんな風に"読めない"事もあるんだ(笑)とパチリ。
後日、建物の中にも入ってみました。
ん?どういう事?と感じたのは1階のカウンターの
木の部分と石の部分のつなぎ目の「I」(アイ)の字
のようにも見える模様。初めは、石と木を繋ぐため
の楔(くさび)の役割をしているのかな?と思った
のですが、よく見ると真ん中で違う素材に変わって
いて、つまり繋ぐ役割をしていない・単なる装飾?
岩手銀行の「I」(アイ)??お出かけになったら、
探してみてください。
展示されていた岩手銀行行歌のレコード
ジャケットも、ムード歌謡風で◎。
*
つららだー
東京の家の下駄箱に、着脱可能なスパイクのようなものが
買ってあったので、冗談半分で持ってきたのが案外役立ち
ました。大股で歩かない、かかとで蹴ったりしないで
平たく足をつく、というのをテレビか何かで見てたので、
私はペンギン、私はペンギン、と念じるように歩いてた
ような気がします。笑。夜中に、次の目的地でお会いする
方のためにお土産を買いに駅まで行って、ふー、寒かった
なあ!外気温、何度だったんだろう?と調べるとマイナス
6度!でした。最大限に着込んでいたせいもあり、実は
そこまで「寒う!」とはならなかったんだけど(案外、
大丈夫かも)、「顔が冷たい」というのは初めての感覚
でした。顔の寒さ対策と、コケないバランス感覚?だな。
*
写真の足跡は白鳥ではない(と思う)のですが、
雪に残る鳥の足跡も可愛かった。何の鳥だろう。
白鳥〜!東京でも、皇居のお堀などで、
数羽いるのは見たことがあるけど、
こんなに沢山は初めて。
数えたら28羽いました。
ヒナの時代はグレーっぽい羽根の色
だという白鳥、たぶん上の写真・右
の三羽は若いんだろうな。クチバシ
ってこんなに黄色いのかー!
などと、写真を撮っていると「なんだなんだ、
エサ、くれるのか」と寄ってきて、しばらく
すると「なーんだ」というかんじで離れて
行くのが面白かった。無言の会話のような。
*ちなみに、エサやりは禁止らしい、ですよ、
ご注意を!
*
雪が降っていたり、
雪が止んだり、いろんな天候を経験できました。
*写真は同所、雪が降っている日と晴れの日。
川の水の色が不思議。春っぽい色?
冷たいだろうにプカプカ浮かんでる
水鳥のたくましさよ。
*
なんか雪の写真ばっかりですが他にも色々出かけました。前に
盛岡に来たのは当時別の店名でお店をしていた方々の企画した
になってから初めて伺いました。すりガラスのような厚手の
ビニールのカーテンが光を拡散させて、すごく絵になる。
*
今回の旅は、グッと一気に北に:盛岡へ。
そこから仙台、福島県の三春へと徐々に
南下するコースにしてみました。
マイナス6度を経験した後の仙台の気温は、
ちょっと温く感じるほどでした。
とはいえ、薄く凍った水も目にしました。
遠くから見ても、凍っていると「あれっ」
と分かるものなのだな。石が乗っかって
いるし。ちなみにここは、写真がアップ
すぎて何だかわからないですが、五色沼と
いう場所で、日本におけるスケートの
発祥の地だそうです。
*
仙台は私にとっては何となく、リトル・東京な感じ。
都会すぎて(?)どこを見たらいいんだろう、と
ちんぷんかんぷんだったのですが、東京でも最近、
よく出かける博物館へ。(東京の博物館は、年間
土器、「解体新書」!などなど、興味深いものが
たくさんありました。
これから(仙台の後に)行く、三春のお人形も
あって、手帳に描いてみました。旅の間に、
いろんな人に手帳を見てもらう機会があった
のですが、良寛の臨書で面白い発見も。
ものが、実は漢字だった…という話。
*上の振袖のような衣装の方が三春のもの。
*
喫茶carta(カルタ)でも作品展をしてらして、2.22
(ニャー、ニャー、ニャー、で猫の日)に合わせて、
仙台でも雑貨店や喫茶店などでスタンプラリーを
開催中。樋口さんの手による、店主の愛猫のポート
レートがスタンプになっているせいか、押して
もらう時に、しっかり、綺麗におさねば!と、
ものっすごく真剣な様子が猫たちへの愛だな!と
思っていました。ちなみに右上のスタンプは盛岡の
*
仙台からさらに南下して福島県。郡山駅へ。
色合いの電車、かわいいなあーなんて思って
たら、あれ?もうすぐ来るはずの電車、
来なくない?え?あれ?次の電車は*分後?
…どうやら、何両編成、というのが東京の
感覚(山手線、11両もある)とズレてて、
短い電車に気づかなかったらしい。がーん。
営業時間に間に合わない!タクシーに乗る。
東京の蔵前にあって(その頃のことや、取り扱い状況など、関連
するブログ記事はこちら)、今もカレンダーなどをお取り扱い
頂いているのですが、この旅に出る前に「今年のカレンダー、
売り切れました?(在庫状況をHPに更新したいので確認)」
なんてやり取りをしていて、そういえば久しぶりに東北に行く
ことにしたのよ、なんてチャットしていて、「…はっ!!
三春に移転してからのin-kyo、行ってないじゃん!!」と、
遅ればせながら気づいて、旅程に入れたのでした。
元・美容院だったという建物が今はin-kyoになっていて、
元・in-kyoだった蔵前の物件が今は美容院になっているという
不思議に驚いたりも。in-kyoでお求めいただける辻恵子の
ものは、他にもあるかもしれませんが:写真・右下のブック
カバー(残数僅かでした、お早めに!)、それから、
お出かけの際は、是非是非。
*
三春ではin-kyoの店主・長谷川ちえさんの御宅で夕ご飯をご馳走になったのですが
(上の写真はちがいます)、乗り換え失敗の緊張感や、最後の目的地に無事に辿り
着けた安堵感からか、眠気に襲われ、ご夫妻が料理してくださってる間ずっと、
授業中に寝る学生のポーズでしばし休憩。その直後、今回初対面だった旦那様と
おしゃべり。「東北で美味しいもの、何か食べましたか」と聞かれ、半分眠って
いる頭で「…スープ」と。「それは美味しそうですね(笑)」なんて会話。一杯
美味しいもの食べたんですー、というのが上の写真でございます。
*
三春を離れる前に、ちえさんと記念写真。
SNSのせいか、久しぶりの感じがしないけど。
三春の名物、滝桜は「工事中」でした。これはこれで、なかなか
見られない景色だなあ。樹医さんがメンテナンスをして、春に
備えるそう。三春という地名の由来は、梅と桃と桜が一気に咲く
からだと聞いたことがあるのですが、盛岡では梅がちょっと
早くて、その次に桃と桜が咲くから、小学校の門のところには
梅がよく植わっているなんていう話しをお聞きしました。
東京では2月にもう梅が咲いているけど、4月にやっと梅なのか、
日本全国、時差はないけど気候の差はそんなにあるのか!と
体感できた旅でした。
*
ちえさんのインスタグラムより:
長谷川ちえさん(@inkyonoengawa)がシェアした投稿 -