2020/08/29:たまに無性に文字を欲する・書きたく
なったりする事がある。夏休みの宿題のためか、コン
ビニエンスストアーに習字用の半紙が売っていたのを
珍しいな、と買ったままになっていたので、久しぶり
に筆で書いてみることに。暑いので、南伸坊さんの
装画(や、挿絵)も素敵な文庫本から、正岡子規の
「涼しさや人それぞれの不格好」を。出来合いの墨汁
じゃなくて、前に奈良で個展をした時に、家族が、
奈良といえば墨なんだよ、と(本当?そうなの?今も
詳細はわからないが)お土産を頼まれたやつ、全然
使ってないんじゃない?と探し出す。墨を見つけたは
いいけどスズリがないじゃんか、と思っていたら…、
なんと!こんな立派な書道のセットが出てきました。
↓
これは祖母…といっても、享年は私より年下なので
「おばあちゃん」と呼ぶのがはばかられるMさん)が
使っていたものらしい。何か(美術の賞とか?)の
時に頂いたものらしいこと、年賀状を書く時などに
おそらく、うやうやしく使っていたらものらしい。
塗りの箱に入っていて、使うの緊張しそうだなあ。
でもこれはきっと「使ってー!」ってことだなあ。
ちなみに、少なくとも70余年ものです。ひー。
*
2020/9/12:その後、しばらくして、ツイッターで
盛岡のミニコミ紙「てくり」の木村さんが、鉄瓶の
使い方はシンプルなのだというような投稿をして
いるのを見かけて:*、仕舞い込んでいた鉄瓶を
現役復帰させました。これは母の嫁入り道具で、
"40年数年もの"くらい。鉄瓶を使いたいのだ、と
母に話すと、えっ、と驚いたような顔。その朝に
珍しく彼女のお母さんとおばあちゃん(つまり
私の祖母と、ひいおばあちゃん)が仲良く夢に
出てきたとのこと。これまた、「わー、恵子が
私達が選んだものを使ってくれるんやって!」
と喜んでいるかのような出来事で嬉しかった。
そろそろ夏の猛暑も一段落して、暖かいお茶が
恋しくなる季節ですし!(器は李将勲さんの)