7月13日〜14日に開催された紙博 in 東京 Vol.3に参加しました。
第一回から、東京での開催の時には参加して、今回3度目です。
*過去の回を含む、関連記事はこちらをどうぞ:
*2019年の紙博 in 東京の準備の様子など、関連記事はこちら:
毎回、何かしら新しいものを一つご用意しようと思っていて、
のマスキングテープの図柄を作ったことはありますが、それは
貼り絵だったので、切り絵を配したものは初。切り文字(活字
ではなく、辻恵子自身が切って作った文字)のA B Cから、3つ
の違った人物像や猫などが切り抜かれた絵柄です。原案とADは
辻恵子が、デザインは渡邉朋子さんにお願いしました。
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また、もう一つ新しいものとして、出来たばかりの、ハルカゼ舎の
オリジナルグッズ(詳細こちら)、現在ハルカゼ舎の実店舗と
オンラインストアでしかお求めいただけない絵葉書も紙博で販売。
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印刷物などに元々ある色を活かして人物像を切り出す私の切り絵は、
初めて見る方にはパッと見てわからない事も多いので、ディスプレイ
撮影OKのコーナーを作りました。
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二日目に、紙博のチラシを切って、原画も展示し、左にちょこっと見えて
いますが、8月の作品展のチラシも「ご自由にお持ちください」と置いて。
紙袋に会期をスタンプで押しました。ぜひお越しくださいねー。
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日時:2019年8月2日(金) 〜 9月1日(日) 12:00 ~ 19:00 会期中の休み:水曜日と8月13日〜16日、29日(木)
会場:【 niente と tokyobike 】小田急線・豪徳寺駅、世田谷線・山下駅から徒歩5分
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ガヤガヤ人混みで、馴染みある音楽が鳴っているのだけでも、たとえば出張中の
宿の部屋を「自分の部屋」化させるような感じあるなと思って、何か音楽はかけ
ご一緒した、アメリカ・テキサスを拠点活動しているユニットで、切り絵っぽい
ジャケットの「The Language Of Flowers」は浮遊感が心地よいアルバムで、
日本に旅行に来ている最中だったので、この、紙博が終わってすぐ・翌日に
再会できたんですけれども。*その話は別のブログ記事にします。
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私設ポストを各ブースに設ける事になり、以前、佐渡島でのイベント
こんな似顔絵の「ラブレター」を頂きました!次の日に、
ポストの穴越しに自分(の似顔絵)と目が合って微笑む。
これを描いてくださったのは、二宮由希子さん。昨年から
私もメンバーになった、TIS(東京イラストレーターズ・
ソサエティ)の作家仲間でもある方です。
無駄のない線で、これだけ似てるってすごいなあ、と感嘆
します。彼女は色んな角度の写真をみたりだとか、頭の中で
「その人」が動くくらになってから描くことが多いのだとか。
近頃自分自身も考えている「どこを描かないか」ということ
についても考えてしまう。ちゃんと整理するというか、より
伝わりやすくするために無駄を省いたりする事というか。
「馬鹿丁寧」って言葉があるけど、丁寧にしすぎるのはよくない
こともある。はしょれるとこははしょる、頼れるところは頼る
とか、そういう方が、力が入りすぎない、心地よい絵になるの
かもしれないなあ、とか。
もちろん目の確かさや手の技術、バランス感覚や感性、センス
の良さなどは基礎ですけどね。画力も何もないのに「何を描か
ないか」なんて、ないもんなー。ある有名な(って名前を思い
出せないだけ)ジャス演奏者も、技術や基礎は人一倍練習した
あとは音楽以外から・専門分野以外から沢山のものを吸収し、
くずすとかラフにやるとか頑張ってる風に見えない(けど人に
絶対真似できない)ような独自のことをするんだ、みたいな事
を言ってたなーと思い出す。
二宮さん(左側の方)が、私(右側)を描いているところ。
お手伝いいただいていた仄仄の店主Aさんが撮ってくれて
いました。ありがとう!
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今回もお手伝いいただいた、駒込にある雑貨店・仄仄(ほの
ぼの)、今回はスタッフのNさんから机などをお借りして、
今までにない広い売り場になりました。最初の参加の時は、
単に机の上にベターっと平たく置いているだけだったのです
けれども、初回の紙博で「ハサミっ子」としてチームで出店
してた仲間(今回はお隣でした)・青空亭のお二人にも色々
教えていただいたりして、だいぶ成長した!とお褒めの言葉
を頂きました。まだまだ、ですけれども・・・。
ここに並べたら、さらに良いかな?など、工夫して
刻々とレイアウトが変わっていました。
作家活動を始めた初期に作っていた素描の絵葉書は
かなり枚数が少なくなっているものも出し惜しみを
しないで並べました。まだ少しだけ残っているので
多数です。ありがとうございました!
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お店も多くて・私は紙だけっ!ってしちゃったけど
次回もし参加することになったら、アレコレ…布も
並べようかしらー?とか思ってしまったり。
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目玉商品の新作マスキングテープは、そのままだと図柄が
よくわからないから、大きくしたディスプレイを作ると
いいよ!とNさんにアドバイスいただいて、
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どーん。こんなに大きくしてみたりとか。
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絵描きの私、普段は作品と向き合って主に作る作業ばかりしているもので、
こうやって面と向かって読者とか視聴者とか、私の絵のことは知らないけど
へー、って見てくださる方々に直に接するという経験は、例えばスタジオに
こもったテレビ俳優、映画俳優が演劇で生の反応を知るようなものなのでは、
などと思いました。手伝ってくださっいたNさん「辻さんの熱狂的なファンも
くるんじゃないのー?」などと。「いやー、いないでしょー」と笑っていたの
だけど、ご自分で作った切り絵を見せてくださった方や、辻恵子の切り絵の
どこが凄いのかを、こそこそっと、でも何やら情熱を込めて、お連れの方に
説明してくださってた方などもいて。ほわー、うれしいもんだなぁ、と。
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また、会期二日目はトークイベントにも出演というか登壇しました。
そうそう、チラシの写真を載せたのでご紹介しておくと、
今回の紙博のチラシのアートワークは、ますこえりさん。
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母校でレクチャーをしたことがあるけれど、
トークイベント、どうなるかなあ、と思って
いたら、案外しゃべれるんじゃないか私、と
思えるペラペラよう喋るわーという感じで。
写真を撮ってくれたお友達、どうもありがとう!!
聴いてくださった皆様にも感謝を。
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居山浩二さんもお話してらして、居山夫人と並んで
(時々解説してもらいながら、贅沢に)聴講しました。
グラフィックデザインだけじゃなくて、こう、総合的に
プロデュースする、クリエイティブディレクター(父も
そうでした、と思う?肩書き的きは)ってこういうこと
だよなあと目から鱗というか惚れ惚れするというか。
自分のためじゃなくて人のため、というような言葉も
印象に残りました。真摯にやってんです、というよう
なことも、真っ直ぐに仰っていて、分かる!となる。
彼の仕事ではカモイのマスキングテープの「mt
シリーズ」が有名ですが、その初期の展示会の写真
を見て、あれ?既視感・・絶対いったことある!と
思い出したり。そうか、あの展示会はこんなに手を
動かして作ったものだったのか、と感動ものだった
り。今はもう、一大産業というか、カモイ以外の
業者も人気雑貨としてマスキングテープを作る時代
になっているけれど、その根本は…と思うと凄い。
*ちなみに、その前に私も参加したマスキングテープ
展など、その流れを作った人がいて、きっといつか
朝ドラにでもなるんじゃないかと私は思っているん
ですけどね(笑)。配役どんなだろ〜、くらいには
妄想してしまっています。
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1万3千人近い方がお越しくださったようです。
たくさんのお出かけありがとうございました!
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紙博 in 東京 vol.3
2019年7月13日(土)10時〜17時
2019年7月14日(日)9時〜17時
会場:東京都立産業貿易センター台東館 4階、5階展示室(東京・浅草)
★辻恵子のブースは【5階・56番です】
★辻恵子のトークイベントは【7/14の11:45〜12:30】です
入場料 500円 *小学生以下は無料