11/28:某お仕事の下調べのため銀座に行ったので、シャネルネクサスホールで
この日が初日だった「In Goude We Trust!」展へ。もう、なんか、すごかった。
女性が一人、時々二人いて、バレリーナのように白いドレスを
たくし上げて足元を見せつつ優雅に歩いたかと思うと、お化け
のような非・人間的な滑らかさでスーッと動き、舞う。椅子に
座り、歌い出すと目の前の黒い幕が開いて鏡が現れ、そこに
写る女性の頭の上と、手に乗せたアクセサリーのようなもの
からは、炎が上がっている…という、美しく、異様で、怖く、
じっと見続けてしまう。(はっ!仕事の書き物をしなくては!
と、切り上げるのが大変だった、うっとりしてしまって)。
大友克洋監督の「MEMORIES」という作品
(短編集の中で、オペラ歌手が出てくるもの)
を思い出したり、椅子に座っている時に
顔だけにボワッと照明が当たっている感じ
が、ラトゥールの油絵のようでもある。
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Vanessa Paradisの出ていたあのコマーシャルも、
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洋書の雑誌で見て覚えていたこの広告も、
Goudeさんのディレクションだったんだ!
私は絵描きなので広告業にどっぷり、と
いうこともないのだけど(広告に私の絵が
登場することはあれど)、父がTVコマー
シャルなどを手掛けた広告会社にいた人
なので、小さい頃から興味のある分野。
作り手がどういう風にその数十秒を作って
いるのか、ということも含めて。
楽しそうにディレクションしてるなあ〜。
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11/29:次の日、某・デザイン事務所に行くと、前々日の
レセプションで配布されたという、この展覧会の図録を
拝見できました。どんな作品が良かったか、なんて話を
している時に、「はっ!そういえばパフォーマンスに
うっとりしてしまって、映像作品全部見てないや!」と
気づいて、11/30:その次の日に再訪。入口近くの映像は
一巡ちゃんと見て、映画館のようなスペースでのドキュ
メンタリーを興味深く観ていると、残念ながら閉館時間
が来てしまって。これはまた行かねば!と思ってます。
ドキュメンタリーを途中まで見たところまでで言うと
幼少期を過ごした家の近くに民族博物館があって、
そのせいかエキゾチックなものが好きである事、母が
ダンサーで踊りに親しみがある事、イラストレーター
としての活動もしていた事を知る。アフリカ系モデル
を誌面に起用するのは当時なかなかない事だったり、
切ったり貼ったりした作品のことなども。すごい、
すごいなあ!と、気持ちよく打ちのめされるような
心地です。12/25まで開催中のようですよ: