2020/12/27

餅のような白猫

 





2020/12/27:運動の途中、墓地の細道を通ったら大きな白猫がウトウトしていました。


後ろ姿は餅のようでした。




2020/12/19

堀内誠一展→ タバタフリーマーケットへ


 


2020/12/19:佐渡島に住む友人がSNSでシェアしてくれていた展覧会をみに行きました。会場内は撮影できないので、スケッチを少し。素朴さもあって暖かく、同時に洗練されている世界観。すごいなー。原画が見られて嬉しい。オリに入った象の絵の柵の部分、マスキングテープで作っていて現代的というか時代を超えた感覚だなあ、と感嘆したり。 


ふらいぱんじいさん (日本の創作幼年童話 5) ことばのえほん1 ぴよ ぴよ

絵本の原画などが展示された台の下の方、子供が手を伸ばせる位置に現物の絵本などが飾られているの、素敵でした。   



一階のホールには、私が学生時代に愛読していた雑誌「Olive」の第一号なども展示されていて、わー!すごい!絵本だけではなく、この雑誌、あの雑誌のロゴも手掛けてらっしゃるのか!と驚きました。堀内さんのこと、もっと知りたくなりました。


展覧会は入場無料で、1月24日まで開催されています。荒川区の、ゆいの森あらかわにて。


原画などが展示されている会場や一階のホールの展示物は撮影禁止ですが、一階の奥の方に撮影可能なエリアが一部設けられていますよ。



「視覚の記憶の強い人や王者である。世界を目で知る人は幸せである。」。この言葉は「ぼくの絵本美術館」から。

ぼくの絵本美術館 新装版



会場の図書館自体も素敵な場所でした。



背表紙でグッときたのはこれ。ミヒャエル・エンデの「モモ」のドイツ語版。黒い部分に穴が開いていて、カバーの下の黄色い地の色が見えているデザイン。


表紙を開いた時の見返しの部分、黄色地に白で「MOMO」と模様のように入っているのも洒落ている。ついこの間までTVでやっていた「35歳の少女」というドラマで、この本が題材に
なっていたので手に取ったのもあるけれど、デザインの力というか(それは堀内誠一展でも同じく感じたことだけれど)実物の本として手にした時の高揚感のようなものをしみじみ感じ取りました。裏表紙が亀のお腹の部分というのも◎。 



Momo: oder die seltsame Geschichte von den Zeit-Dieben und von dem Kind, das den Menschen die gestohlene Zeit zurueckgab : 7 CDs




図書館のすぐ近くに、家の近くにもあったような練り物屋さんがあって(丸石蒲鉾店:ここが詳しいです)、寒くなり、おでんが美味しい季節になったこともありワクワクして買い物を楽しむ。


次に行ったらアレを買ってみよう!とか。



図書館に向かう途中、猫が歩道でくつろいでいて可愛らしかったです。驚かさないよう、そーっと歩調を緩めて通り越しました。        



それから、同じ日にnemotoでのタバタフリーマーケットへ。置き物のように座るムーさん。


なでなでさせてもらいました。

2020/12/17

「アルプスの少女ハイジ」の世界展 & トークへ

 



2020/12/17:東京・丸の内の丸善での小田部羊一さんの展覧会の初日、運動がてら走って見にいく。特にグッときたのは、淡いセピア色で描かれたロッテンマイヤーさんの肖像画。目にするたびに、気が引き締まりそう。               


奥山玲子さんの作品も見られて嬉しかった。奥山さんの絵は年賀状で原画をいくつか持っているので、そうか、原画を、個人的に交流のある人たちに年賀状というかたちで送るという行為も彼女の優しさというか、持っていて欲しい人にあげる行為だったんだな、などと帰路に思う。      

ちなみに私の来年の年賀状(も…今年のはゴム版画)、木版画(原画)です。かなり素朴なやつだけど。     




2020/12/20:再び会場へ。小田部さんと、なみきたかしさん(小田部羊一さん、奥山玲子さん夫妻のそれぞれの画集を編集した方)のトークイベントへ。トークの後、サイン会の前にサッと小田部さんにご挨拶。「初日、きてたでしょう!(芳名帳に名前を発見したよ!)、なんで(待っていたら在廊していたのに)帰っちゃったのぉ」と言ってもらって、大先輩ながら(か、かわいい…)などと思う(笑)。朝ドラ「おちょやん」OPの犬ん子さんの話なども、する。



トークでのメモ:イタリア人は苦労話は好きではない。(ハイジは人気なのに、イタリアが舞台の「母をたずねて三千里」は、そこまでではない、という話の延長で)

絵の話もだけれども、食べることについての話:大病をして、食べることも大変な時期があったのだけど、よくなってから美味しいものを食べに行った話、鰻などは 一年に何度か食べたら充分だろうに(とは、なみきさんの言葉)、この味を忘れないうちに別のところでも食べようよ、みたいなエピソードがチャーミングというか、食をおろそかにしたらよろしくないよねーとは私も常々おもっているのことなで、うんうん、と聞く。    






飛沫を飛ばして討論などではない、静かにトークを聴く催しだからと信じてはいても、やはりコロナ禍で複数名が集まる催しで緊張感もあり、早めに帰路につく…前に、久しぶりに
一服、コーヒーと甘いもので休憩。向かい合って座ろうとした知らない人に、お店の人が「こちらへどうぞ」と案内し私の前の席に座らないで、のお知らせカードを置いてくれてありがたかった。久しぶりのカフェでの休憩時間でした。 











はっとする黄色(イチョウ + はとバス)

 



2020/12/17:はっとする黄色(イチョウ + はとバス)


2020/12/13

ステンドグラスのような虫・水面の銀杏並木

 



2020/12/13:ステンドグラスみたいに綺麗だな、と見とれた虫



虫がとまっていた花も綺麗でした





水面に映る銀杏並木も美しかった。






2020/12/07

「栄養と料理」1月号・連載「思い出の味」の題字を制作

 




女子栄養大学出版部の月刊誌「栄養と料理」2021年1月号は12/9発売。連載「思い出の味」の題字を辻恵子が切り文字で制作しています。第85回の今回は芸人のバービーさんの記事です。2014年から始まった連載、満・7年、これから8年目!



女子栄養大学出版部
発売日 : 2020-12-09

2020/12/06

婦人倶楽部の手ぬぐいで作ったマスクのことなど







辻恵子が絵や文字を制作した、佐渡島のグループ
婦人倶楽部」の手ぬぐいがマスクになりました!
時々 "売り切れ" になりますが、随時追加される
ようなのでチェックしてみてくださいね!   

*****************


2020年12月の時点で、 
On the 美一(以上、佐渡島内)★北書店(新潟市)で販売中です


*****************


表裏に絵柄がある仕様です。いろいろな絵柄が 
あり、基本的にはお任せですが、希望をお伝え 
して反映できることもある?ようです。詳細は 
下の引用文をご参照ください。        



★ こちらはMサイズの詳細ページです:



画像は許可をいただいた上で転載しています)



★こちらはLサイズの詳細ページです: 



(画像は許可をいただいた上で掲載しています、内容が近いインスタグラム投稿はこちら




**婦人倶楽部・婦人Aさんの言葉、引用**

婦人倶楽部オリジナル手ぬぐいをマスクに仕立てたわよ こちらは女性向きの大きさね。小顔の男性もオッケーよ。 どんな柄で届くかはお楽しみ! 裏表、手ぬぐい生地なのでリバーシブルで使えて2倍楽しめるわよ〜 *布の取り都合によって柄の出方が違から、裏表左右楽しい柄合わせ! *柄のセレクトは、婦人Aにお任せください。 *ご希望があれば多少聞いて選びますので備考に書いてみてちょうだいね。 (by-fujin A) 取扱い上の注意 ・衣料用洗剤で手洗いの後、型を整えて陰干ししてください。 ・色落ちする為塩素系漂白剤のご使用はお避けください ◯婦人マスクの売り上げの一部は豪雨災害の支援に寄付いたします



私の元にも、どんぶらこ〜と届きました!


じゃじゃん。朱鷺(とき)が飛ぶ空、
婦人倶楽部が乗る たらい舟、本州と
佐渡島をつなぐフェリー。空と海! 
(絵柄は、お任せです、写真のもの  
以外にもいろいろ、FUJIN CLUBの
文字のものも格好よく切り取って 
作ってくださっています)。   



実装!サイズはLとMがあり、小耳に挟んだところに
よると、子供用のサイズも製作中とのことでした。 


裏はこんな感じ。一番上の、右側のは
鬼太鼓という伝統芸能を切り絵にした
ものです。お気に入りの絵の一つ。 


こうやって、裏側もリバーシブルでお使いいただけ
るものも、あるようです。*そうでないのもあり?
お任せなので、そうでなかったらごめんなさい。 







2021年3月に刊行されたイラストレーション
ファイル(玄光社)にも掲載。


**婦人倶楽部のミュージックビデオ**



ちなみに、同じショップでは、Negicco(ネギッコ)の
Meguさんが登場する「いとしげな佐渡」の二巻目も
お求めいただけますよ:



私も購入。朱鷺の風景印。ツイッターで検索して 
みると、届いた人の投稿によって風景印が違って、
いろいろな佐渡の郵便局から出しているようで、 
「さすが〜!」でした。            



ちなみに、「いとしげな佐渡」第一号は2018年に
刊行されていて、佐渡関連のグッズの一つとして、
私が初めて佐渡島に行った時に制作した貼り絵作品
「たらい舟で読書する少女」の絵葉書とステッカーが
紹介されています。*第一号は多分、SOLD OUT、
通販では買えません、あしからず。       



第一号、第二号ともに「いとしげな佐渡」で
モデルをつとめたNegiccoのMeguさんのお店
LTMY(Life to meet you!)新潟市中央区
東堀通6番町1051-1 GEビル1F「EAST MOAT  
STREET BLUES」内→ Google Mapはこちら)での
佐渡フェアでも販売中です。(こちらのツイート
の二枚目の写真、棚の右上に、ちらりと写って
おります、この絵葉書とステッカー)。  
普段は、佐渡島の日和山などで販売中。  



マスク以外のお話も追記してしまいました、
話があちこち、すみません!


新潟のアイドルグループ・NegiccoのMeguさんも
使ってくださっているようです
🧡





2020/12/05

ちょっと早いけど「よいお年を!」/2020年のこと




2020/12/5:もう12月から2021年の手帳が使えるので、
2020年の手帳(ほとんど使っていない)を捨てようかなーと
開くと、会期と設営の日をメモした付箋を貼ってありました。

「ああ そうだ、これも見送ったんだ…」という合同展のもの。
今年はどんな年だったか、書いておくと、言わずもがなですが
新型コロナウイルスの感染拡大に影響を受け続けた年でした。

3月に予定していたワークショップ、4月に予定していた紙博
中止になったり、延期を決めたり参加を辞退したり。    

コロナ禍は、なんとなく東日本大震災(3.11)…の頃と重なる
ような状況のようにも思えました。外出を控えたり、音楽家や
絵の人も、生命維持に直接的には関係のない(けど大事な心の
栄養みたいなものだと思う)活動をしている人が無力感を感じ
がちなことなども共通しているような気がして。      

10年前の震災の当時は東京と金沢での個展直前で、「こんな
時こそ!制作を・作品発表を止めるわけにはいかないのだ!」
というよううな強い気持ちがあったのに、今回は、さらに規模
が大きな問題というか、世界的であり、自他の生死に直結する
問題・影響のある事柄であるということもあってか、そして
震災の時よりも長期間、いつ終わりがみえるとも分からない
(むしろ日々悪化しているように見える)状況に感じられる。

人と会えないのは寂しいし、絵の活動も最小限にしていると
「あれ、私って絵描きだっけ」みたいなアイデンティティの
揺らぎのようなものを感じなくもないけれども、ともあれ
「感染しない」も含め、健康あってこそだ!と日々の暮らし・
食べる、眠る、などを疎かにしないで、冬眠のように「春」が
来るのをじっと耐えているような感覚があります。   







そんなこんなで、お仕事のことでは今年は1月に絵や文字を
沢山(50点くらい!)手掛けたCD付きの書籍が出た他は、
絵本「かげはどこ」の中国語版(初めての中国本土版)が 
出たこと、それから、佐渡島関連のこと:例えば佐渡を拠点に
活動している「婦人倶楽部」手ぬぐいのマスクが発売開始
されたこと、「たらい舟で読書する少女」のトレーナーの 
発売、貼り絵キットの改訂版をデザイナーの渡邉朋子さんと
やりとりして作ったこと、が記憶に残っています。    






仕事ではなく個人的なところでは、コロナ禍の
はじめあたりに本当に家から一歩も出ないよう
な時期(今の方が感染者数など多いのにね)、
運動不足だったのだけど、少しは外に出られる
気分になってきた頃に、ジョギングのアプリを
入れて運動をするようになりました。    

それから、今年の年末は朝ドラ「おちょやん」
のオープニングの絵を佐渡島でのイベント・ 
さん、チャンキー松本さんたちが手掛けて  
嬉しかったこと(自分の朝ドラ仕事との共通点
もあって:出演者やスタッフなど)、なかなか
ない経験を「ねー」なんて共感を持って話せた
こと、陰ながら応援していた仕事をテレビで 
毎朝目にできる喜びなどもありました。   


来年はどんな年になるのでしょうねえ。オリン
ピックは開かれるのでしょうか。新型コロナ 
ウイルスはおさまってくれるのでしょうか。 

年賀状には今まで一度も書いたことがないような
文句を書いているところです。「あけまして  
おめでとうございます。今年(は)いい年に  
なりますように!」と書いています。     

何の仕事をしている方も、きっと皆さんそれぞれ
大変なことが多かった年だろうな、と思います。
直接会って話したかった人も多くいますが、今は
まだ我慢、ここで年末のご挨拶をしておきます。

良いお年を!


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