2021/07/24

ドイツでの戦争教育について考える





2021/07/24:夜は満月でした。いつもながら後日ブログを書いているのですが、この写真の頃は東京オリンピックの開会式の演出を手がけることになった方の過去の作品で、ホロコーストについての言及があり、物議を醸し、開会式の直前に解任、という事がありました。         


この動画とは違うものですが、録画で海外のドキュメンタリー番組を視聴。K症候群という、
架空の病気(感染症)を作りあげることで、イタリアでユダヤ人を救った人たちの話。
とても興味深かった。


上の写真は頂きものの杉浦千畝(ユダヤ人にビザを配布した日本人)の展覧会のチケット。コロナ禍で繁華街に行くのも怖いので行けるか分かりませんが(後日追記:行けませんでした)、朝ドラ「とと姉ちゃん」の冒頭映像の絵を手がけた時に原画展でお世話になった会社の方が、送ってくださったばかり。

ホロコースト、虐げられたユダヤ人の歴史については凄く詳しいわけでもないけれど、体験として印象的だったことがあります。20代・学生時代に、講義か公演で数人の外国人の方々が講義に来てくれたことがありました。今でも交流のある先生によるとおそらくポーランド人だったと。*ポーランドでのナチス支配は酷いものだったようです→ こちらをどうぞ。       

その頃、生徒の中にミリタリーマニアみたいな人がいて、勝手にナチの卍マークを描いたのを貼ってあって(まあそれを注意しなかった学校もダメだけども)。それを見て、外国の方々激怒、抗議し→外されたと聞いたのがすごく印象に残っています。  

その後、日本在住のイスラエル人(ジューイッシュ、ユダヤ人)の方と友達になって、まあその方と迫害の話はしないものの、〇〇人、という概念としてじゃなくなって、〇〇さんの祖国や民族、という考え方になって。あの虐殺は茶化したり冗談にしちゃあ、絶対いけないことだと心から思うようになりました。

まあ歴史のことは難しくて、「イスラエルその後パレスチナでさー」みたいなこともある(建国のためにパレスチナの人は追い出していいの?というのはある)し、ラーメンズの作品が作られた「あの時代」(1990年代)はそういう風潮・"悪いこと"を自慢するのが格好良いとされていたんだよー、ということもあるかもしれないけれども、それは今や恥ずかしいことでした、と認識したり、変わっていかないといけない部分だろうな、と。           

例えば、例えば海外の何か世界的な大会の演出家が過去に、原爆、東京大空襲などを面白おかしくネタにしてた人だとしたら?もっと近い時代のサリン事件だとか、3.11、津波をジョークにしていたら、どう感じるだろうかと想像してみるとよい・わかりやすいのかも。何の罪もない人が大量に殺された・死んでしまった歴史的なことを、どう受け止めるべきか。     

戦争の歴史については、被害者意識だけでなく、自国・日本は各国においてどういうことをしてきたか、も学ぶべきではないかな、とドイツでの歴史教育について知る度に思います。

例えば、有名な話では、学校の授業で「はーい」と手を上げることも、ヒットラーを讃えるポーズを連想させるため、一本指を上げる、とか、「つまずきの石」のことだとか。    

例えば:ドイツ人は「過去」から何を学ぶのか?…とか:
www.newsdigest.de/newsde/features/10850-zweite-..

色々記事がありすぎて、どれを選んだらいいのか…という感じではありますが、これを機会に、色々知る機会になればいいなと思ったりもします。                   



この動画も、へえ〜と思うこと、多かった。政治の話、あまりしませんよね、日本人。


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