電車の車掌さんの制服に秋を感じる。半袖を着ている人もいたけれど。
キビキビとよく動く手だ。
アーティスト。ご本人にもお会いできました。写真とってもいいですよ、とだった
けれど公開してもいいかどうかわからないので案内状だけ。
*
何故みにいったかというと
フランスでの合同展に参加することになったのだ、と
いう話をしているときにフランスで活動している方が
いて、こんど展覧会があるみたい、と教えてもらった
のでした。その話を、山さんにもすると、わー、
フランスで(ボクに)つながりましたか!と。本当、
どこでどう話が、人がつながるというか、作品との
出会いがあるかっておもしろい。
*
実際作品を見たり、作者に会うことで、わーっと伝わる波長のようなものが
BGMで、かかっていました。ちょうど、山さんと絵の伝わり方;言葉が
通じない人にも絵は伝わる、音楽もそうだけれど歌詞や小説などは訳す
必要がある、という話をしていたところ、いや、音楽というか声もまた。
浸透力としてはすごいものがあるね。今日はまだ用事があるので折り返し
駅に向かう。表参道のおしゃれな駅の中の店店、ざっと見て、電車に乗る。
*
次の目的地の浅草で下車、使ったことのない改札を出ると、こんな光景だった。
さきほど見ていたキラキラ・ピカピカの真逆だな。面白い、東京。どちらかと
いうと私、こっちのほうがすきだけれど。それにしてもすごい風格というか。
DVD売り場のはじっこに矢印があり、ここからああいくと色っぽいのが
置いてあります ←(要約)というような貼り紙まであって何だかもう。
駅を抜けて、雷門。ずらりと人力車のお兄さんたち。アイ・アム・ジャパニーズ。
アイ・リブ・イン・トーキョー。アイ・ドント・ニード・ジンリキシャ。だけど
浅草は日本土産の宝庫、もしかしたら海外合同展で行くときに、あげたいもの、
見つかるかなあ、と仲見世通りをのぞいてみる。今日はいいや。先をいそぐ。
だって、お腹が空いたよ。ぽんぽんぺこぺこだよ。あの店開いてるかな、
この店のは重そうだものなあ、とかキョロキョロしていたら、
辻さん!と声をかけられる。カワウソ(M)だった。
*Mサイズのカワウソではなく、写真家二人の事務所・カワウソのMさん。
はらぺこを察して、いちじくを恵んで頂きました。恵まれっ子、恵子。
でも、くれるといったのは交差点。「かぶりつくの?ここで?」いやいや、
蔵前のマドンナがきれいに剥いてくれました。たまたま別の店主も来ていて
しばし立ち話。よく旅をするセンパイたち。海外合同展で旅する時には寄る
予定はない別の町の名物を聞いたり、行くことになるかも??しれない国の
の話をきいたり。誰がどこに行ったことあるって、案外知らなくて楽しい。
いちじくでリフレッシュして、浅草橋まで歩く。あ、電車が来てる!と慌てて
撮ったので斜めになってしまったけれど、この山形のポスターすきだった。
「キミと夏と山形」だから、夏が終わったら見られなくなるのかな。残念。
右上にあるコピーは、「知れば知るほど、知らないキミが居る」。
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