包装紙とか、パッケージとか、残してくれていた人のことを思う。
今日のお買い物はこの着物ガールの葉書、二枚。
フクメン古道具市というだけあって店番しているネグコもフクメンです。フクメンの
ときはポーカー・フェイスなの。思い出されるのは画集「K for KIRIE」の後書きを
昼ごはんを食べ、2Fに上がるとちょうどフクメン古道具市をしていた事。雪舟さんの
事を知ったのは「うれいなくたのしく生きよ娘たち 熊銀行に鮭をあずけて」という
短歌で、初めましてをしたあとに鮭をくわえた木彫の熊やらを古道具市で見たのが
強く印象に残っています。(なんて話はネグコにはしていなかったけど)。
すずしいんだか、蒸し暑いんだか、わかんないねえ、と立ち話。窓が開け放たれた
この部屋は見たことがなかったのだけれど、その建物の引っ付きぐあいにビックリ。
このうちどれかが建て替えられたら、もう見られないであろう、下町の風景。古道具
市で見た古いパッケージ、それを残しておいた人と近い感覚で、写真に収める。
周りのビルも工事だらけ。「こんな近くに密集して建てられた時代があったんだよ」
「えーー!しんじられない!!」と言う会話をするような日は、きっとそう遠くない。
0 件のコメント:
コメントを投稿